少しずつスラッガーとしての資質を発揮し始めた辻東倫の本塁打！

土曜日は元大阪爺さんとジョン君と並んでフューチャーズ戦を観戦してきました。フューチャーズにも巨人の選手が数多くいて、さながら紅白戦のような様相でした。試合の経過はジョン君が記録してくれているのでそちらを参照していただきたいのですが、私の方では試合の動画と写真を紹介しておきたいと思います。

注目すべきは辻の二塁打と本塁打です。二塁打は内角に厳しく差し込まれながらも上手く押っつけて左中間に運んだもので、技術的に高いものだったと思います。本塁打の方はど真ん中のストレートをジャストミートしたもので、打ってくれと言わんばかりの球だったものの、良くバットが振れていると印象付けられるものでした。辻は守る方はルーキー時から実に堅実で定評のある選手でした。打つ方も光るものがあるとずっと言われて来たのですが、どうもプロのスピードに慣れず、振り遅れた場面が目立っていた感じです。それが3年目の今年、ようやく打撃でもアピールできるようになってきたのです。この日の本塁打のように引っ張ってライト方向に本塁打なんて以前では考えられなかった。

辻は今年の7月に3年目にして初めて一軍に昇格しました。結果は2試合のみで、3打数ノーヒットに終わりました。しかし、守る方でアピールできる選手は、打つ方が良くなってくれば、いくらでもチャンスが巡ってくると思います。その点では和田恋や岡本といった打撃に特化した選手よりも生き残る可能性がある選手だと思います。

しかし、辻や和田たちについて懸念されていることがあるのですが、どうも彼らは何時まで経っても子ども扱いされている感があります。「いつか大きな花を咲かせればいいから」といった感じで、一軍での活躍を遠い将来のことのように思わせている。この理由を考えると、同じ高卒選手だった中井なり大田なり橋本といった世代の選手がなかなか一軍に定着できずにもたついているからではないかと思います。中井なり大田なり、この世代の選手たちをチームとしてどう考えて行くのかが、辻たちの世代にも大きな影響を与えると思うのです。将来の主軸としてあくまでも期待して行くのか、あるいはコマとして特化した選手にするのか、はたまたチームにはそぐわないと判断して他球団に放出するのか。中井や大田たちにはいずれかの判断を下し、次のステップを踏ませるべきだと思います。そうして、辻たちの世代にもっと自分たちの将来像を目前のものとして描かせないといけません。

さて、他の動画ですが、川相は状況にあった素晴らしい打撃を見せました。自分の生き残る道が分かっています。岡本はバテ気味ですが、粘ってヒット1本を放っていました。低めの変化球を拾ってレフト前に運んだものなのですが、あれだけ崩されてもバットはしっかりと付いて行っていることに対応力の高さを感じます。

大田や中井、坂口、それぞれが素晴らしいヒットを放ちました。しかし、こういった世代の選手たちの動画は作っていてもなんだかやるせなさが込み上げてきます。特に大田はいつまでなぜこんな扱いをさせておくつもりなのだろう。

動画の作業は始めれば集中できるものですが、最近のように茶柱さんと組んで行く時は任せきりだったので、正直上手くありません。それが、例の事件以降、再び１人で行くことが増えたので、仕方なくボチボチやっている感じなのですが、やはり左手にガラケーで実況の打ち込み、右手でムービーを回すというのは大変な作業です。今回はジョン君に実況をお願いできたので、私は撮影に専念することができました。いつもより少しはマシだったかな。でも、私だって何時までこんなことが出来るかどうか心配な限り💦

 ともあれ、残り少ないシーズン、やれることをやって、発信できることを発信して行きたいと思います。ではまた、次回観戦は8月28日頃です。

大田泰示 レフトオーバー二塁打！2015-08-15　←New

川相拓也 マルチヒット！2015-08-15　←New

辻東倫 本塁打を含むマルチヒット！2015-08-15　←New

河野元貴 センター前ヒット！2015-08-15　←New

岡本和真 レフト前ヒット！2015-08-15　←New

中井大介 マルチヒット！2015-08-15　←New

鬼屋敷正人 レフト前タイムリーヒット！2015-08-15　←New

坂口真規 センター前ヒット！2015-08-15　←New