
2015年9月5日(土) イースタンリーグ 西武対巨人(市営浦和球場) 噛み合ない巨人打線と西武打線の豪快な本塁打
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舎人
2015年09月06日 04:26 visibility640
今日は浦和市営球場の西武戦を見に来ています。ここは古くて狭い球場ながら、アクセスが良く、もっと試合が行われても良いと思うところです。球場の隣にサッカー場があるのですが、そこを今日は駐車場にしています。市街地の中だというのにさすがは西武球団!どこかの思慮不足の球団とは違います。
9月最初の観戦となる訳ですが、この時期は毎年見所が少なくダレてしまいます。選手たちの一軍昇格の目標がほとんど乏しい状態になることがその一番の理由なのです。まぁ、今年はそれでもイースタンの優勝争いをしていることが救いかもしれません。しかし、スタメンに金城とか寺内とかセペダとか、起用するなとは言いませんが、これは一軍に今いる選手たちの保険の保険に過ぎない戦力だと思います。未来につながるものでもなく、ファームの主目的である育成からは外れた選手たちです。それを全面に押し出してイースタンの優勝争いをするのは、いささか複雑な思いになってしまいます。そんな一軍に呼ばれるかどうか分からないベテランの調整の場所ではなく、来季ユニフォームを着られるかどうか心中穏やかでない若い選手たちのアピールの場でファームはあって欲しい。そう願わずにはいられません。
巨人
(9)金城(4)寺内(8)橋本(5)中井(D)セペダ(6)辻(3)坂口(2)鬼屋敷(7)大累(P)田原啓
日本ハム
(6)金子侑(3)セラテ(8)木村(5)山川(2)岡田(D)米野(7)森本(9)駒月(4)水口(P)佐藤
一回表
金城:空振り三球三振(S、F、低め変化球)
寺内:ストレートの四球(B、B、B、内角ストレート)
橋本:カウント1-1からショートゴロ併殺打(B、S、真ん中外よりストレート)
一回表終了
橋本が強めのゴロで併殺打。三遊間ヒットと紙一重でした。
一回裏
金子侑:カウント2-1からセカンドゴロ(S、B、B、外角ストレート)
セラテ:カウント1-2からセカンドゴロ(B、F、F、外角ストレート)
木村:カウント123-2から(F、B、S、外角チェンジアップ)
三者凡退、一回表終了
田原は変化球主体の投球です。ほとんど問題のない立ち上がりでした。
二回表
中井:フルカウントからショートライナー(S、S、F、B、B、F、B、外角変化球)
セペダ:カウント1-1からセンター前ヒット(B、F、外角ストレート)
辻:初球センター前ヒット(真ん中ストレート)
一死一二塁
坂口:カウント1-2から空振り三振(S、F、F、B、低め変化球)
鬼屋敷:フルカウントから四球(S、B、B、B、F、外角ストレート)
大累:カウント1-1から高いバウンドの投ゴロ(B、F、真ん中ストレート)
二者残塁、二回表終了
辻が元気に今日もヒット!真ん中外よりの甘いストレートを見逃しませんでした。
二回表
山川:カウント2-2から空振り三振(B、S、S、F、外角ストレート)
岡田:フルカウントからファーストゴロ(B、S、F、B、B、外角変化球)
米野:カウント3-1から四球(B、B、S、B、内角ストレート)
森本:フルカウントから空振り三振(F、B、B、S、B、真ん中内寄り変化球)
米野残塁、二回終了
田原四球1つを出しましたが、この回も落ち着いたピッチング。スライダーのキレが素晴らしい。クイックも巧い!
三回表
金城:初球セカンドフライ(外角ストレート)
寺内:初球センターフライ(真ん中ストレート)
橋本:カウント3-1からショートゴロ(B、B、B、Sw、内角ストレート)
三者凡退、三回表終了
西武先発の佐藤は初回に比べ徐々に球速が上がってきた感じです。田原と同じサウスポーですが、田原の方がまだまとまりを感じます。
三回裏
駒月:カウント3-1から四球(B、B、B、S、外角ストレート)
水口:カウント1-1から投犠打(S、B、真ん中ストレート)
一死二塁
金子侑:カウント0-1からライト前ヒット(F、高めストレート)
一死一三塁
セラテ:ストレートの四球(B、B、B、外角変化球)
一死満塁
木村:初球ショート先制タイムリー内野安打(真ん中ストレート)、0対1
投手交代田原啓→江柄子
一死満塁
山川:カウント1-2から浅いセンターフライ(S、B、F、内角ストレート)
岡田:初球左肩甲骨付近に押し出し死球(抜けた変化球)、0対2
米野:カウント1-からレフトフライ(B、真ん中低め)
三者残塁、三回終了
田原は突然制球に苦しみだし降板してしまいました。前の回までストライク判定されていたコースをボールとされたことで、やや動揺してしまった感があります。
四回表
中井:カウント2-1からライト前ヒット(S、B、B、高めストレート)
セペダ:カウント1-2から見逃し三振(S、S、B、外角ストレート)
辻:初球セカンドゴロ併殺打(内角ストレート)
四回表終了
中井が高めに浮いたストレートをきれいに弾き返しクリーンヒットです。辻も乗っていけそうでしたが、ややシュートがかった佐藤の内角球に詰まらされてしまいました。
四回裏
森本:初球ショートゴロ(真ん中ストレート、辻のファインプレー!)
駒月:カウント0-2からサードゴロ(S、S、外角ストレート)
水口:カウント1-2からレフトフライ(S、B、F、内角ストレート)
三者凡退、四回終了
この回は辻と中井にナイスプレーが飛び出しました。特に辻の守備は球際に強い辻の特長が良く現れたものだったと思います。
五回表
坂口:カウント2-2からライト前ヒット(S、B、B、F、外角やや高めストレート)
鬼屋敷:初球センターフライ(アウトローストレート)
大累:初球セカンドゴロ(低めストレート)
五回表終了
なんだかデジャヴを見ているように巨人の拙攻が繰り返されます。
坂口のヒットはコースに逆らわないクリーンヒットでした。坂口がこういった高めの球を逆方向にヒットのはあまり見たことがありません。
五回裏
金子侑:初球ライトフライ(外角ストレート)
セラテ:カウント1-2から空振り三振(S、B、F、低め変化球)
木村:カウント2-1からレフトフライ(B、S、B、外角ストレート)
三者凡退、五回終了
田原の後を受けて登板した江柄子は押し出しの死球以外はほぼ問題のない投球を続けています。困った時のピッチャー江柄子はかつてのピッチャー鹿取を思い出させます。
六回表
金城:フルカウントからライト前ヒット(S、B、B、B、S、高めストレート)→代走松本哲
寺内:カウント2-2からセカンドゴロ(S、S、F、B、F、F、B、外角ストレート)→ランナー入れ替わる
橋本:カウント1-1からセンター前ヒット(B、S、真ん中ストレート)
→寺内好走塁でサードへ送球の間にに橋本はセカンドへ
一死二三塁
中井:カウント3-1から四球(B、F、B、B、外角ストレート)
一死満塁
井端:カウント2-1から押し出し死球(S、B、B、左太もも裏、井端背負われて退場)、1対2
辻:カウント0-2から空振り三振(S、S、F、インロー変化球)
坂口:フルカウントからフェンス手前の大きなライトフライ(F、S、B、B、F、B、F、F、F、F、F、F、外角ストレート)
三者残塁、六回表終了
もう少しで逆転の可能性のあった惜しい攻撃でした。佐藤と坂口の対戦は結果抜きにして手に汗握を握る白熱した楽しいものでした。
井端が死球で交代しましたが、うずくまったまま立ち上がることが出来ず、背負われたまベンチに引き揚げました。心配ですが痛がりの井端なので大したことではないと思います。
六回裏、投手矢貫
山川:カウント1-0からフェンス手前の大きなレフトフライ(B、真ん中内より)
岡田:カウント1-0からショートフライ(B、外角ストレート)
米野:カウント2-2から投ゴロ(B、B、F、S、真ん中)
三者凡退、六回終了
矢貫が三者凡退、米野の打球は矢貫の腹部を直撃しましたが、矢貫は痛がる素振りを少しも見せず打球を処理していました。見上げた根性です。
七回表、投手岩尾
代打河野:初球サードゴロ(外角ストレート)
大累:ストレートの四球(B、B、B、内角ストレート)
松本哲:カウント1-1からランエンドヒットのショートゴロ併殺打(S、B、外角ストレート)
七回表終了
松本はここしか併殺にならないという所に転がしてしまい併殺打です。
七回裏、投手久保
森本:フルカウントから空振り三振(B、S、B、S、B、内角変化球)
駒月:フルカウントから四球(S、Sw、B、B、B、内角ストレート)→代走石川
水口:カウント2-1からレフトフライ(S、B、B、外角変化球)
金子の打席で石川が二盗死(河野ナイススローイング!)
金子侑:カウント2-0から途中終了(B、B)
七回終了
河野が強肩で久保を助けました。久保の投げた球は少し逸れましたが、河野はストライク送球をして石川を刺したのでした。
八回表
寺内:カウント2-1から左中間二塁打(S、B、B、外角ストレート)
橋本:カウント1-2から空振り三振(S、B、Sw、内角ストレート)
中井:カウント1-0からセカンドファールフライ(B、外角ストレート)
投手交代岩尾→宮田
北の3球目宮田の球がすっぽ抜ける
二死三塁
北:ストレートの四球(B、B、B、高めストレート)
二死一三塁
辻:カウント1-2からセカンドゴロ(B、S、S、内角ストレート)
二者残塁、八回表終了
なかなか点が取れません。先週の平塚では11安打で2点でしたが、今日も7安打で1点です。
八回表、投手土田
金子侑:カウント1-1からライトフライ(B、S、内角ストレート)
セラテリ:フルカウントから見逃し三振(B、S、B、S、、B、内角ストレート)
木村:初球レフトオーバー本塁打(真ん中ストレート)、1対3
山川:カウント1-0から左中間本塁打(B、真ん中ストレート)、1対4
岡田:カウント2-2からショートゴロ(S、B、F、B、F、高めストレート)
八回終了
木村と山川に連続本塁打が出て点差を広げられました。木村の本塁打はミサイルのような弾丸ライナーの本塁打。どうやら場外!山川の本塁打は放物線を描く本塁打らしい本塁打でした。
九回表、投手ミゲル、セラテリ→捕手星、山川→サード山田、ライト石川
横川:カウント0-1からショートエラー出塁(S、外角ストレート、金子の送球が逸れる)
河野:初球ショートフライ(真ん中ストレート)
和田恋:カウント2-2から見逃し三振(S、S、B、F、B、F、内角変化球)
松本哲の打席で横川がセカンド進塁
二死二塁
松本哲:カウント1-2からセカンドゴロ(S、F、B、F、F、外角ストレート)
横川残塁、試合終了、1対4で西武の勝利
勝ち投手佐藤、セーブミゲル、負け投手田原啓
最後は先頭バッターの代打横川が出塁しましたが、ミゲルの力のある球に押されて試合終了です。巨人完敗でした。
試合の総括ですが、先週の平塚に続いて、巨人は実に点の取り方が上手くありません。相手の4安打5四球をはるかに上回る7安打6四死球だというのに、スコアは西武の4に対して巨人は1。これは長打が寺内の二塁打だけでシングルヒットばかりだったというのもありますが、併殺4というのが問題です。足が速くつなぎタイプだと自覚しているであろう大累や松本哲といったあたりが併殺をしているのです。こういったつなぎタイプのバッターがつなぎの役割を果たせないようでは来季の契約が危ういと思います。しっかりして欲しい。
そんな感じかな。この試合は取り立ててそれ以上の補足はありません。何をタイトルにするか困るほど、見所に乏しい試合でした。西武の木村と山川の本塁打が凄くて、全てが吹き飛んでしまいました。フルスイングは大事です。バッターのスケールを大きくします。巨人のバッターにも求めたいところです。とは言っても巨人は、首脳陣の考えがコンパクト教である限り厳しいかもしれませんねぇ。
次は12日のヤクルト戦に行こうと思っています。今年も行けて残り3試合です。しっかりと彼らの姿を目に焼き付けておこう。次回も乞うご期待!
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