巨人の2015年ドラフトを振り返って(中の2) 選手各論その2 戦力としての期待か三軍創設のための員数合わせか

  • 舎人
    2015年12月26日 03:43 visibility1261
前回の続きで各指名選手のことを調べてまとめて行きたいと思います。しかし、またも30,000字の字数制限に引っかかってしまいました。今回は本指名7位の中川から育成7位の矢島までです。残りは次回、中途半端で悔しい!

ドラフト7位 中川の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:△
驚くような球速はないが、インステップから繰り出す独特の球筋に特徴がある。対左打者に期待
アマチュア野球(ドラフト2015)評価なし
コメントなし
週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
コメントなし
野球人 評価:6位相当
・4年間の歩み/長い下積みを経て、昨秋の〈3勝〉からローテーション入り。今春は快速球右腕・丸山泰資(3年)と共に投手陣を背負って6勝4完封と大車輪の奮闘でリーグ優勝に貢献。抜群の安定感を発揮した。大学選手権は背筋痛でパスしたが、今秋は再び〈土曜日〉の先発で奮闘中だ。スライダーと落差の大きなカーブを見せながら、ベストボールは速球だ。130キロ後半でもベース上で加速する体感の球質は空振りの三振を奪える。今秋は1安打11奪三振完封もあり、今が伸び盛りの勢いが伝わる左腕だ。
・おせっかい進路指導/ただでさえ少ない左腕の中で制球力に特徴を持つ左腕は〈絶滅危惧種〉だろう。いつでもストライクがとれる変化球が2つあれば、プロ成功率80%以上。私の〈黄金則〉にピタリハマる左腕だ。そうはいっても基本の球速をあと5キロ。
日刊スポーツ 評価:B
マウンドでは常に冷静沈着で、ピンチにも動じない強心臓を持つ。今春は6勝4完封でリーグ最優秀投手に輝いた
スポニチ 評価:B
直球は140キロを超え、ツーシームとのコンビネーションで勝負する
報知 評価:なし
145キロ直球と大きく曲がるカーブを操る左腕。今春は6勝4完封で最優秀投手。安定感◎
サンスポ 評価:C
切れ味鋭い変化球を武器に先発の座を狙う
デイリー 評価:なし
左腕から角度のある最速145キロ直球を投じる。切れ味鋭いスライダー、シュートも武器。4年春にはリーグ戦で6勝を挙げて、最優秀投手賞に輝いた。
トーチュウ 評価:なし
内角をえぐる140キロ台中盤のクロスファイアーが最大の武器。スライダー、シュートも切れ味が鋭く、ローテーションの一角を狙える素材
週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
下位指名ながら即戦力期待の先発型左腕。特有のクロスファイヤーとスライダーが武器。
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
高バランスの先発タイプ
・どんな選手?/ゲームメイクできる、先発タイプのサウスポー。驚くような球威や球速はないものの、カーブ・スライダー・カットボール・ツーシームを駆使し、相手に的を絞らせない投球が持ち味。この秋はMVPに輝いたリーグ優勝の立役者。
・未来予想図/課題は右打者に対する投球。もう少し内角を厳しく突き、外角の踏み込みを封じたい。それができようようになれば、海田智行(オリックス)の投球スタイルながらも先発で成功できるはず。

中川の出身校は広島の山陽高校です。甲子園の出場はなかったものの、高校時にすでに野球小僧には寸評が載っていて、「スピードは135キロ前後だがリリース感覚が良く球に角度があり。ブレーキ鋭いカーブも魅力」、評価は△でした。ちなみにこの年の高校生左腕のトップ2は共に巨人から1位、2位指名を受けた英明の松本と太成学大高の今村でした。

今回のドラフトのことを調べていて、桜井や重信のこと以上に、最も評価に疑問を持ったのは中川についてでした。各誌の寸評を見るとコントロール重視で各種の変化球を操る技巧派左腕といった印象です。これだけ見るとまるで退団した深田か岸のような投手を想像してしまいます。こういった軟投派の左腕はドラフト上位で指名されることは少なく、得てして毎回ドラフト下位まで残っている感じです。私はこの指名もそういった残った軟投派左腕のおまけ指名だろうと思っていました。しかし、ドラフト後の11月17日に神宮大会で投げる中川を見ると、どうも思っていた印象と違います。寸評を見る限り140キロを越える直球は数球程度で、130キロ中盤ばかりだろうと思っていた球速は、140キロ以上がほとんどです。この数日前に見た桜井よりも球が速い!高めの球の伸びが特に素晴らしく見栄えのする投手だと思いました。逆に桜井を見た後だからかもしれませんが、制球や変化球が凡庸に思えた感じです。しかし、こういった力押しのできるサウスポーはこの7位という順位の投手ではないと思いました。しかも4年春のリーグ戦では6勝0敗・防御率0.70でMVPと最優秀投手賞、4年秋も5勝1敗・防御率0.85でまたも最優秀投手賞です。本来なら3位~4位のドラフト中位、あるいはそれ以上の順位で指名されるであろう投手だと思ったのです。




































































































































































































































































逆になぜこの順位まで残っていたのかを考えて行きたいのですが、やはり3年次までは同僚の吉田(日ハム7位指名)の陰に隠れ、目立たない存在だったことと、全国規模の大きな舞台での実勢が乏しかったこと。球速が上がって来たのはここに来ての話で、それまでは凡庸だったこと。さらには投球フォームがアーム式っぽくケガの再発が心配だった。などが考えられます。しかし、この順位で取った選手ならば数年コマになっただけでも儲けもの。ナイスな指名ではなかったか。プロ入り後の活躍予想は中継ぎとして2年以内の一軍昇格と5年以内のプロ初勝利です。

ドラフト8位 松崎の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
コメントなし
アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:なし
打球を芯で捉える能力が高く初球から積極的に振りにいく。パンチ力は申し分なく、引っぱり中心のプルヒッター
スポニチ 評価:C
どっしりとした体格から長打を量産する大砲。飛距離はプロレベル
報知 評価:なし
恵まれた体格から飛び出す長打が持ち味。一塁守備も経験
サンスポ 評価:なし
思い力のいいフルスイングが持ち味
デイリー 評価:なし
身体能力が高く球種、コースに関係無くフルスイングできる打撃が魅力。高校時代通算20発。強打の捕手で注目されたことも。
トーチュウ 評価:なし
コースに関係無くフルスイングできるのが特長の長距離ヒッター。4番捕手で攻守の要だが、一塁もできる。肩も強い
週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
社会人でも捕手登録も。一塁手で打撃面に期待。どんな球にもフルスイングができる能力あり。
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
振れる力で一点突破だ!
・どんな選手?/とにかくバットが振れる。オーバースイングと紙一重だが、思い切り振り回す姿に可能性が感じられる。作新学院大時代にはプロ指名届けを出すも指名漏れ。社会人1年目まで捕手だったが、伊東亮太(楽天)がプロ入りしたこともあり、今年から4番・一塁手で出番を掴んだ。
・未来予想図/フルスイングを生かすには内野手がベストだろうが、本人は捕手にも意欲を見せている。攻守にまだ課題は多いものの、右の代打兼第三捕手は狙い目かも。

松崎の名前がドラフトに上がったのは2009年のドラフトが最初のことでした。この年のドラフトは巨人から指名された鬼屋敷・河野、楽天から指名された小関、阪神から指名された原口、広島から指名を受けた中村など高校生捕手に好素材が多く集まった年だったのですが、その一人として作新学院高の松崎の名前が挙がっているのです。

野球小僧2009年10月球界最強ドラフト特集号 評価△
・高校生ばなれした強肩は魅力。高校生でこれだけ下半身を使って送球できる捕手は少ない。
・どんな選手?/1年秋からマスクをかぶり続け打線の中軸もつとめた大黒柱。左肩が入り過ぎる構えを直せば、さらに強打に。
・注目ポイント!/キャッチングがすばらしい。捕球点でミットがブレず、しっかり止めて投手と主審に球筋を見せられる。この間合いが作れる捕手はなかなかいない。右足でポンと弾みを作れるようにしてフットワークで投げられる身のこなしも出色。
アマチュア野球 ドラフト2009 評価C
安倍さんのレポート/(前略)そして精度を兼備した実戦系なら松崎啄也(作新学院高)だ。捕球→送球の身のこなしはすでに商売人だ。捕って、立って、投げる捕手が多い中で、この捕手は腰を割ったままフットワークで投げられる。肩・ヒジを痛めることなく、1シーズン職務を全うできるタイプだ。加えて、捕球点でミットをピタッと止め、投げた投手とジャッジする審判に球筋をしっかりと見せられるキャッチングの素晴らしさもお伝えしておきたい。

このニ誌のコメントはいずれも安倍さんのものだと思われますが、数々の捕手たちを見て来た「流しのブルペンキャッチャー」氏が語ったことです。松崎は高校時代から守備において高い評価を受けて来たことが分かります。

このように高い評価を受け松崎はプロからも注目されていましたが、プロ指名届けは出さずに作新学院大に進学します。こういった地方リーグからプロ指名されるためには神宮などの全国大会に出場することが不可欠ですが、松崎のいた頃の作新学院大は神宮大会はおろか、関甲新学生野球リーグの1部と2部を行ったり来たりするようなチームだったのです。そんな注目度の低い環境にいたことが原因なのか、松崎が4年次の2013年のドラフトでは、どの紙面にも松崎の名前は挙がっていません。

そんな感じでドラフト候補としてはすっかり忘れ去られた感じになっていた松崎でしたが、大学卒業後、社会人入りします。しかし、捕手としてはチームの中で3番手といった感じで、なかなか出番に恵まれません。しかし、一塁にいた伊東亮太という選手が昨年楽天からドラフト指名されたことにより、一塁手としてレギュラーを獲得したのでした。そこで4番バッターを任され都市対抗野球の予選で4割を超える活躍をし、チームを2年ぶりに本戦に導いたのでした。

もっとも、本戦では2打数2三振だったようで、各誌の寸評にも書かれているように、フルスイングが持ち味なものの、荒っぽい打撃が大きな課題のようです。打撃だけを評価したならば松崎よりも上のバッターは数多くいたと思います。おそらくこれは松崎の捕手としての能力に期待しての指名以外考えられません。その通り山下スカウト部長も「捕手1本で育てたい。一塁手より、1軍への近道になる」と話しています。覚悟を決めてプロの高いレベルで揉まれたならば、高校時代から評価されていた捕手としての資質が蘇るかもしれません。

松崎は社会人出身だったので本指名での入団になりましたが、社会人でなかったら育成契約だったと思います。したがって最悪1年で戦力外になる可能性もあると思います。私の活躍予想は3年以内に一軍初出場の可能性ありといったところにしておきたいと思います。

育成ドラフト1位 増田の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:◯
・どんな選手?/攻守において「場の流れを変える力」を持っている選手だ。柔らかいハンドリングと球際に強い二塁守備でピンチを何度も救って来た。攻撃面では55試合で34得点(1位)という高い本塁生還率を誇り、先頭打者として流れを呼び込む。高いレベルの走塁技術、機動力を生かしたプレーも売り。
・プロでの成功イメージ/安定感のある守備力で守備固めから入り、「職人」的な立ち位置に。
・プレーヤータイプ/藤田一也(楽天 )
アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:なし
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スポニチ 評価:C
コメントなし
報知 評価:なし
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サンスポ 評価:なし
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デイリー 評価:なし
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トーチュウ 評価:C
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
野球がうまい実戦型二塁手
・どんな選手?/一言でその実力を数字で表すことがやや難しい。あえて言うならリーグトップの41得点が示す“出塁すれば還ってくる”ことが彼の能力を最も的確に表している。「場の空気を変えられる」魅力は希有なものがある。バント、右打ちなど、地味ながらも大きな存在感を発揮する。
・未来予想図/本人が目立つところも井端弘和(巨人コーチ)のようなタイプであり、玄人好みする選手になれる素地は十分ある。仕事のできる二塁手を目指せ!

増田が注目されたのは今年の7月の末に行われたフューチャーズと四国アイランドリーグ選抜の試合ではなかったかと思います。この三連戦で増田はトップバッターを務め10打数4安打3四球という活躍をします。特に7月28日の初戦では3打数3安打1四球という大活躍!ここでNPBのスカウトに大きく存在をアピールしたのではないかと思います。しかし、2年在籍したアイランドリーグでの打撃成績は通算で2割3分9厘、本塁打2本という凡庸なもの。しかし、盗塁は昨年が11、今年が18と目立っています。










































































































































































もっとも、増田が指名されたのは、野球太郎が高い評価をしているように、巨人のウィークポイントでもあるセカンドの守備力が認められたが一番の理由ではないかと思います。おそらく巨人のスカウトは、守備走塁はプロとしてやって行けるレベル、打撃もフューチャーズ戦で見せた爆発力と粘りがある面白い存在ということで指名に踏み切ったのだと思います。活躍予想は打撃に覚醒があれば3年以内の支配下及び一軍初出場もあり得るといったところだと思います。

育成ドラフト2位 小林の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
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アマチュア野球(ドラフト2015)評価:C
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:なし
コメントなし
スポニチ 評価:なし
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:なし
コメントなし
デイリー 評価:なし
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
恵まれた体でホームを守る
・どんな選手?/二塁送球タイムが常に2秒を切る強肩捕手。BC富山から移籍し、新天地で正捕手となって自信を深めた。意外性がある打撃で、チャンスにも強く打点を稼ぎ、二塁打を量産するなど長打率が高かった。体躯にも恵まれており、鍛えがいは十分。守備、打撃ともに課題は多いが、伸びしろを感じさせる選手だ。
・未来予想図/打撃の確実性に欠けるが、たとえ打率は低くても何かやってくれそうな打者に。元巨人の山倉和博がそんな捕手だった。守備面でも近づきたい。

守備型の捕手ということで指名された選手ではないかと思います。この選手のプレーを私は6月7日に鴻巣で行われたBCリーグの試合で、茶柱さんと一緒に目撃しているはずなのですが、全く記憶にありません。それでも指名されたからにはリーグでも傑出した成績を残しているかと思えば、これがどうしたものかヒドいもの。










































































































































































こんな極端な一芸選手は過去にあったかと思うのですが、それでもスカウトの目には何か魅力的に映るものがあり、指名に至ったのではないかと思います。ただ、捕手は試合に出場できる選手は限られているものの、投手の球を受ける大事な役割があるので、ある程度の人数を確保しておかなくてはいけません。先日も巨人はILの捕手をブルペン捕手として契約したなんて報道がありました。切ないことを言ってしまいますが、小林の指名された主な理由は“壁”としてではないか。いくらディフェンスが優れていてもある程度の総合力に達しなければ支配下登録は無理でしょう。活躍予想は3年以内に支配下登録の確率20%といった感じだと思います。

育成ドラフト3位 松澤の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:◯
・どんな選手?/大学卒業後、四国リーグのトライアウトに特別合格。香川に入団するとすぐに中堅手のポジションを獲得した。前期から打率3割をキープし続け、北米遠征ではチームトップとなる打率.322を残した。後期に入って長打力に磨きがかかり、7本塁打。本塁打王を狙える位置にいる。モットーは「フルスイング」
・プロでの成功イメージ/ファンの期待に応える豪快な打撃で人気が出そう。
・プレーヤータイプ/角中勝也 (ロッテ)
アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:なし
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スポニチ 評価:C
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報知 評価:なし
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サンスポ 評価:なし
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デイリー 評価:なし
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トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
北米で掴んだフルスイング
・どんな選手?/四国ILが6月に行った北米遠征がターニングポイントとなった。「フルスイングしても打率は残せる」。それを実感して帰国した後期リーグ戦では、初球から強くスイングするスタイルで8月に月間6本塁打。最終的に10本塁打を放った。
・未来予想図/自分の打撃の方向性を見つけた1年だった。プロでも臆することなく、自分にしかできない力強いスイングを貫いてほしい。雄平(ヤクルト)のような豪快さでファンを魅了する選手に。

松澤も増田と同じ四国アイランドリーグからの指名。しかし、増田が守備走塁を評価されて指名されたのに対し、松澤は打撃に注目されての指名だったようです。朝日大(岐阜県)から香川入りして1年目ながら打点王とリーグ2位の10本塁打を放ちました。高校時代も大学時代も注目されておらず、独立リーグ入りしてから活躍が始まった遅咲きのスラッガーという感じです。




















































































































































































































「左手手指関節じん帯損傷」によってプロ入りしてもしばらくはプレーできないという懸念があり入団辞退となりました。打撃型の選手はチームに欠けている部分でもあるので、ぜひとも入団して欲しかっただけに残念です。

育成ドラフト4位 田島の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
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アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:なし
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スポニチ 評価:なし
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報知 評価:なし
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サンスポ 評価:なし
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デイリー 評価:なし
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トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
元気ハツラツ全力疾走
・どんな選手?/帝京高時代は2年で遊撃のレギュラーを掴むも、ケガで戦線離脱。BCリーグに転戦し、武蔵で才能が開花した。ひたむきな取り組みが評価されて高卒ルーキーながら遊撃の定位置を確保。グラウンドでは、いつでも、どこでも誰よりも「全力疾走」を貫いた。
・未来予想図/打率.188、失策22は不満だが、それはまだスピードに慣れていないため。走好守のセンス、バランスが素晴らしく、体力と筋力が付いてくれば、一気に飛躍が見込めそうだ。

この選手も小林同様、BCリーグの試合を観戦に行った時にプレーを見ているはずですが、私の記憶に全く何も残っていません。その時の記録を見ると、4打数ノーヒット3三振だったようです。

今シーズンの打率が2割に届かず、失策もリーグワースト2(リーグワーストは元ロッテ角・武蔵)という成績です。育成とはいえなぜ指名されたのか不思議になってくるのですが、まだ高卒ルーキーで、高校時代は主にサードを守っていたため、本格的にショートに転向したのはBCリーグ入団後とのこと。これは一芸指名ではなく素材買いの指名だったようです。








































































































































































































大学に進学した選手たちも1年次はなかなか試合に出してもらえなかったり、すぐには結果が出せないもの。田島も高校生を育てるのと同じ感覚で育成して行って欲しいと思います。昨年のドラフトは高校生の指名が岡本1人だったので、同い年の岡本の良き話し相手としても期待したいと思います。活躍予想は5年以内に支配下登録の確立20%といった感じだと思います。

育成ドラフト5位 大竹の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
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アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:なし
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スポニチ 評価:なし
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報知 評価:なし
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サンスポ 評価:なし
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デイリー 評価:なし
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トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
扉を開けたオールドルーキー
・どんな選手?/3度の手術を乗り越え、BCリーグを3球団渡り歩き、渡米もした不屈の苦労人。最速151キロのストレートと空振りが奪えるスライダー、大家友和(現福島)直伝のカットボールを武器にクローザーとして活躍。9月の入団テストで晴れて合格を勝ち取った。プロに必要な「心技体」はもう備わっている。
・未来予想図/右ヒジの故障で一時は任意引退。それでも諦めず、27歳にして夢の扉をこじ開けた。野球への情熱と精神的な強さで、これからも困難に立ち向かう。

大竹は巨人の入団テストを合格した2人の投手のうちの1人のようです。球の力を評価されたなんて話が出ていました。おん歳27歳、なんと坂本や田中マー君たちと同じハンカチ世代のようです。したがって最初のドラフトは2006年ということになります。春日部共栄高2年時に甲子園でも登板したそうです。私の持っている当時のドラフト誌に大竹の名前はどこを探してもありませんが、一部球団は将来性を買って候補として考えていたようです。しかし、プロ志望届けは提出せずに、国学院大に進学します。ところが大学では登板がないまま、2年時の冬にBCリーグ入りをします。そこでリリーバーとしての資質を認められることとなるのですが、度重なるケガで満足にシーズンを過ごせるようになったのはBCリーグ4年目の2014年のシーズンから。すでに大竹は24歳になっていました。その後、リーグを代表するリリーバーに成長した大竹は2013年にキャリアハイの17セーブを上げ再びドラフト候補として名前が挙がります。










































































































































































野球太郎(2013ドラフト直前大特集号)
・どんな選手?/信濃時代からリーグを代表するクローザー。富山に転じた今季は、最速151キロの剛球、スライダーに加え、大家友和直伝のカットボールを習得して打者を打ち取るバリエーションが増えた。一時は右ヒジ故障で任意引退したが、不屈の右腕にNPB入りの機が熟した。
・ここを買いたい/メンタル面の成長。マウンドで熱くなり過ぎなくなり、プロに必要な「心技体」が整った。

しかし、NPBのどこからも大竹の指名はありません。すると大竹はアメリカのマイナーリーグのキャンプに招待されて米球界に挑戦します。しかし、残念ながら戦力外となった大竹は帰国してBCリーグに復帰します。そこで再びリリーバーを務めた大竹でしたが、昨年限りで任意引退ということで退団をしたのでした。ところが、夢を捨て切れなかったらしく、大竹は今年アメリカの独立リーグで投げていたのだそうです。その後、9月になり再度BCリーグに戻り武蔵入り。これはNPBの各球団の入団テストを受けるためではなかったかと思います。そして9月22日、巨人の入団テストを受け見事合格して、晴れてこの度の指名となったようです。

この年齢まで野球への情熱を捨てずに夢を叶えたことに驚きと敬服を感じます。入団テストで認められたように球威も投球術もそれなりのものを持ち合わせているのでしょう。しかし、年齢や過去のケガの多さを考えると、よく指名したなという思いになるのも事実。どうも3軍創設に合わせた、ただの員数合わせの感が拭えません。しかし、そういった「運」に巡り合ったのも大竹が今まで頑張って来たからでしょう。その姿勢は本人に取って成功するかけがいの財産でしょうし、他の選手にも学ぶべきことが多いと思います。

実はこの超高齢指名選手のことを調べるために、今回2006年前後の資料を漁っていたのですが、2005年ドラフト1位指名の辻内のことがそこかしこで大きく記事になっていました。大竹は辻内と1つしか違わないのです。当時の辻内に大竹のような情熱が備わっていたらなぁ・・私はそんなことを考えました。そうそう、例の問題でNPBから閉め出しを喰らった松本竜、心から反省し5年間マジメにしていれば処分が解除されるかもしれませんが、その時、松本は今の大竹と同じ27歳。笠原はここままでは終われないと思ったのか、早速草野球で登板したりしていますが、これは選手としてという前に人としての信頼回復のためでもあると思います。松本も頑張って欲しい。5年後の自分の年齢の選手がドラフト指名されるのだ。

大竹のような苦労人のことに触れると様々な思いが生まれます。誰よりもエールを送りたいと思いますが、活躍予想は2年以内に支配下入りの可能性が30%としたいと思います。

育成ドラフト6位 山下(橋本)の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:△
昨春センバツ出場もインフルエンザで未登板。歯を食いしばった。夏前に覚醒し、社会人級の投手に
アマチュア野球(ドラフト2015)評価:なし
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:C
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スポニチ 評価:C
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報知 評価:なし
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サンスポ 評価:なし
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デイリー 評価:C
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トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
地元民も驚く急成長左腕
・どんな選手?/昨春のセンバツでは主戦として期待されるもインフルエンザの影響でベンチ外へ。今春の球速も120キロ後半だった。しかし、ここから劇的な成長を遂げる。コツをつかんだ今夏には140キロ前後の快速球がビュンビュン走って県ベスト4。地元の観客でさえ驚くほどの投げっぷりだった。
・未来予想図/杉内俊哉(巨人)を彷彿させる投球スタイル。ファームで場数を踏んでいくうちに、支配下登録どころか、気がつけば意外に早い1軍マウンドも。

山下は春先までは直球が130キロに届くか届かないかの平凡なサウスポーだったものの、夏の地方大会においていきなり140キロ前後のストレートをバンバン記録する本格派にモデルチェンジした投手なのだとか。最速は144キロまで達しているそうです。体が出来上がってくればどの投手にも球速が上がる可能生がありますが、そのためには投球フォームがしっかりしていないといけません。山下の動画を見ましたが、やや上体に頼った感じを受けるものの無理のないフォームでした。もっと下半身を鍛え、上体を深く沈めて投げられるようになれれば、球速はさらに増すことと思います。

育成左腕は先輩の田原が頑張っています。田原はもう少しで支配下に手が届くところまで来ました。山下には同じような成長曲線を期待したいと思います。巽同様、山下も0か100かの指名でしょう。上手くプロの水が合えば5年以内に支配下登録の可能性があると思います。タイプは先発タイプになると予想します。

育成ドラフト7位 矢島の寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
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アマチュア野球(ドラフト2015)評価:B
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週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)
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週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)
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野球人 評価:なし
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日刊スポーツ 評価:なし
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トーチュウ 評価:なし
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野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)
プロ交流戦の実績で評価↑
・どんな選手?/最速147キロのストレートとキュッと曲がるカットボールを武器に、おもにリリーバーとして活躍。BC福井から移籍した今季は53試合に登板し、防御率1.16と抜群の安定感で結成1年目のチームを優勝争いへと導いた。絶好の腕試しとなるプロ二軍との交流戦でも好投して猛アピールに成功。
・未来予想図/巨人は中継ぎ陣の整備が急務なだけにチャンスは十分。全盛期の久保裕也のように、リードした中盤から出ていき、勝ちパターンの継投を担いたい。

武蔵から4人目の指名です。この投手のことは小林や田島と違って覚えていました。非常に馬力を感じる投手で球威で打者を圧倒していました。私たちが見に行ったBCリーグの試合の数日後の6月11日、武蔵は巨人と交流戦行ったそうですが、矢島はそこで1イニングを投げ、松本哲にヒットを打たれたものの無失点で投げ終えたようです。むぎゅうさんの記録によるとストレートのほとんどが143キロ以上、MAX146キロだったとか。これはなかなかの球威だと思います。この試合での投球を見た巨人関係者が指名候補としてピックアップしたのではないかと思います。










































































































































































大卒3年目ながら今シーズンに入り非常に安定した力を発揮しました。これからますます力を付けてくる可能性を感じます。投球フォームもきれいですし、さらに球威も上がる気がします。活躍予想は2年以内に支配下登録50%と予想します。

(さらに続く・・)

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