
高卒ルーキーサウスポー田原啓吾のプロ初登板!全投球アップ
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舎人
2013年05月21日 03:02 visibility1436
土曜日は当初、夕方のイースタン公式戦しかないと思っていたのですが、いつの間にか11時開始のプロアマ交流戦が行われることになっていたので、せっかくだからと行ってきました。またいつものように、プロだというのにアマのチームの胸を借りるような試合展開になると思い、大して期待をせずに臨んだ試合でしたが、何と先発は高卒ルーキー田原の初登板だったのです。これは予期せぬ幸運!昨年入団の選手でまだ確認していなかった最後の1人を目撃できるのです。ファームウォッチャーとして胸躍るものがありました。
これで高卒新人投手のプロ初登板を3年連続して立ち会うことができたのですが、宮國・田中・成瀬の三人は6月5日、松本竜・今村。森の三人は5月25日、そして今年の田原は5月18日でした。巨人は高卒投手を入団させてから、いきなり登板させず、しばらくは体力づくりを専念させ、頃合いを見計らってデビューさせる方針を続けていますが、その時期は年々早くなってきているようです。本人たちの仕上がりの早さもあるのかもしれませんが、GOサインの条件が緩和されてきているのかもしれません。
さて、初めて見た田原ですがまだ体も細く、体幹が弱そうに感じたものの、柔軟性を感じ、非常に伸び代があると感じました。この日のMAXは136キロで、驚くべきものはありません。しかし、球持ちが良く、球速以上に打者は球が速く感じているのではないかと思います。この球持ちの良いストレートに加え、キレコントロール共に抜群のカーブが武器のようです。非常に落差の大きいもので今村のそれと同等ではないかと思います。試合では2イニングを投げて2安打1四球1失点というものでした。この1失点は簡単にツーアウトを取ってからのもので、ややもったいなかった感じのものでした。しかし、初登板にしては実に堂々としていて、何の破たんもない素晴らしい投球だったと思います。
このような柔軟な身体的特長があり、肘が上手く使え、投球フォームがしっかりしている投手は、体力が付いて来れば、球威もどんどん増してくる可能性があります。ちょうど笠原に通じるものを感じます。テストで合格し育成選手として入団とのことですが、普通にドラフトで入団した選手と遜色ないと思いましたし、少なくとも左腕という特徴を加味したら、同じ育成で入団した成瀬や森よりも支配下入りに有利だと思います。コロンの香りを振りまきながら球場に現れるどこかの左投手もうかうかしていたら抜かれてしまうかもしれません。
動画は登板した2イニングの全投球に球速を付けて仕上げました。球持ちの良いしなやかな投球と懸河のごときカーブが注目です。ケガに気を付けて徐々に体力をつけ、いつか目標の山口のような頼れる投手になって欲しいと思います。
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