平成28年9月7日(水) イースタンリーグ 日本ハム対巨人(鎌ヶ谷球場) 支配下復帰に大きなアピールとなった坂口の弾丸ライナー本塁打!
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舎人
2016年09月24日 05:34 visibility437
今日は鎌ヶ谷からです。最近は三軍ばかりだったのでイースタン観戦はずいぶん久しぶりに感じます。私が見ていない間、チームがどんな感じになったのか今日はじっくり拝見させていただきたいと思います。
台風が心配で小雨まじりながら、日差しもかなり強いという波乱の予兆のような天候です。
巨人
(8)立岡(7)吉川(9)大田(3)坂口(D)アンダーソン(5)岡本(4)中井(2)宇佐見(6)山本(P)長谷川
日本ハム
(9)浅間(4)渡邊(5)横尾(D)岡(2)大嶋(3)高濱(7)岸里(8)宇佐美(6)平沼(P)瀬川
一回表
立岡:初球セカンドゴロ(低め136キロ)
吉川:カウント2-2から空振り三振(111キロS、141キロB、136キロS、133キロB、低め136キロ)
大田:カウント1-2から空振り三振(140キロB、140キロSw、135キロF、インロー115キロ)
三者凡退、一回表終了
大田は本塁打性の大飛球があり、レフトのポールを巻いた感じでしたが、惜しくもファール判定でした。
一回裏
浅間:カウント2-2からセカンドゴロ(133キロS、135キロB、133キロB、123キロS、低め123キロ)
渡邊:初球セカンドゴロ(外角136キロ、中井ファインプレー!)
横尾:カウント1-2からレフトフライ(109キロS、133キロS、125キロB、123キロF、外角123キロ)
三者凡退、一回終了
渡邊のセンターに抜けそうな打球を中井が横っ飛びで好捕してアウトにしました。気合いが入ったプレーでした。
二回表
坂口:カウント1-1から投ゴロ(140キロSw、111キロB、外角140キロ)
アンダーソン:カウント1-0からレフトオーバー二塁打(141キロB、外角138キロ)
岡本:カウント1-2から空振り三振(140キロB、143キロF、143キロF、外角125キロ)
中井:カウント1-1からセカンドゴロ(141キロS、141キロB、外角141キロ)
アンダーソン残塁、二回表終了
アンダーソンの打球はただのレフトフライかと思いましたが、意外にも伸びて本塁打性の大飛球になりました。
地震で球場が一時騒然としました。
二回裏
岡:カウント1-0からレフトオーバー先制本塁打(107キロB、高め123キロ)、0対1
大嶋:カウント1-2からセカンドゴロ(133キロS、106キロS、130キロB、低め131キロ)
高濱:フルカウントからセンター前ヒット(135キロS、133キロF、104キロB、135キロB、123キロB、外角136キロ)
岸里:フルカウントからセンターフライ(104キロB、120キロB、131キロF、104キロB、131キロS、低め119キロ)
宇佐美:カウント1-2からショートゴロ(104キロS、106キロSw、106キロB、外角120キロ)
高濱残塁、二回終了
岡の本塁打は実に低い弾道でそのままライナーでレフトスタンドに突き刺さったものです。
三回表
宇佐見:カウント1-1からショートゴロ(138キロF、119キロB、真ん中133キロ)
山本:カウント2-1からサードエラー出塁(140キロB、140キロB、140キロF、低め128キロ、横尾が弾く)
立岡の打席で山本が二盗
立岡:フルカウントから空振り三振(141キロB、123キロB、127キロSw、125キロS、119キロB、低め127キロ)
吉川:カウント0-2からサードゴロ(143キロF、143キロS、低め125キロ)
山本残塁、三回表終了
立岡はこんなに脆いバッターだっただろうか??前見た時から一向に調子が上がっていない(>_<)
三回裏
平沼:カウント1-1からライトフライ(120キロS、123キロB、外角128キロ)
浅間:カウント2-2からセンターフライ(130キロB、106キロS、106キロSw、135キロB、131キロF、内角123キロ)
渡邊:空振り三球三振(120キロS、120キロF、低め104キロ)
三者凡退、三回終了
長谷川は1点を失いましたが、球にキレがあり無難な投球をしている感じです。特に100キロ台のスローカーブが素晴らしいと思います。
四回表、投手新垣
大田:カウント1-2からライト前ヒット(140キロB、144キロF、125キロF、外角135キロ)
坂口:カウント1-2からレフトオーバー逆転本塁打!!(128キロS、141キロB、127キロS、真ん中127キロ)、2対1
アンダーソン:カウント1-2からレフトフライ(141キロS、143キロB、141キロF、133キロF、138キロF、低め145キロ)
岡本:カウント3-1から四球(114キロB、144キロB、144キロB、144キロF、内角127キロ)
中井:カウント1-2からセカンドフライ(133キロF、133キロB、130キロS、135キロF、内角143キロ)
宇佐見:カウント2-2から空振り三振(131キロF、143キロB、133キロF、144キロB、低め130キロ)
岡本残塁、四回表終了
坂口に逆転本塁打が出ました。岡の本塁打ほどではないにせよ、低い弾道でライナーでスタンドに飛び込むものでした。
四回裏
横尾:カウント2-2からライトフライ(117キロB、106キロB、107キロSw、131キロS、低め131キロ)
岡:フルカウントからファーストフライ(130キロB、133キロB、112キロS、109キロB、135キロF、アウトロー123キロ)
大嶋:フルカウントからセンター前ヒット(128キロB、120キロB、133キロF、122キロB、133キロF、真ん中111キロ)
高濱:カウント0-1からレフト線二塁打(115キロS、外角130キロ)
二死二三塁
岸里:カウント1-1からライト前同点タイムリーヒット(135キロS、123キロB、真ん中133キロ)、2対2
二死一三塁
宇佐美:ストレートの四球(131キロB、107キロB、120キロB、外角107キロ)
二死満塁
平沼:カウント0-1からライトフライ(109キロS、高め135キロ)
三者残塁、四回終了
二死から繋げられて同点に追いつかれました。やや相手を舐めていた感じで、不用意にストライクを取りに行った甘い球を狙われました。
五回表、投手上沢
山本:カウント1-0からファーストフライ(135キロB、外角135キロ)
立岡:ストレートの四球(106キロB、126キロB、135キロB、インハイ135キロ)
吉川の初球立岡が二盗
吉川:カウント1-1からサードフライ(135キロB、136キロF、内角125キロ)
大田:フルカウントからフェンス手前の大きなレフトフライ(127キロB、125キロF、133キロB、127キロSw、133キロB、真ん中133キロ)
立岡残塁、五回表終了
大田がまたも惜しい当たり。調子は良さそうなので次の打席こそ本物の本塁打を期待!
五回裏
浅間:カウント1-2から空振り三振(127キロF、128キロS、120キロB、外角122キロ)
渡邊:カウント1-0からサードゴロ(102キロB、低め131キロ)
横尾:カウント1-2からレフト前ヒット(117キロS、119キロS、135キロB、低め122キロ)
岡:フルカウントから四球(109キロSw、107キロB、130キロB、135キロB、107キロSw、低め107キロ)→代走森本
大嶋:カウント2-1からファーストゴロ(133キロB、120キロB、109キロS、外角131キロ)
二者残塁、五回終了
長谷川はどうも二死からピンチを迎えますね。
六回表、浅間→ライト石川慎
坂口:カウント1-2からセカンドゴロ(106キロS、135キロB、122キロS、真ん中135キロ)
アンダーソン:フルカウントからセンターオーバー二塁打(133キロB、105キロB、135キロB、136キロS、125キロSw、低め125キロ)→代走藤村
岡本:カウント2-2からセンター前勝ち越しタイムリーヒット!(138キロF、135キロB、123キロF、133キロF、136キロB、低め125キロ)、3対2
中井:カウント0-1からライトゴロ(132キロS、外角136キロ、)→ランナー入れ替わり代走松本哲
宇佐見の打席で松本が二盗
宇佐見:フルカウントからセカンドゴロ(136キロB、133キロB、135キロF、135キロS、136キロB、外角135キロ)
松本残塁、六回表終了
中井のライトゴロはライトの石川慎が落球したのを見てからスタートした岡本がセカンドで封殺されたからです。
岡本のタイムリーは体勢を崩されながらもしっかりとバットだけ付いていってセンター返しをした粘りのヒットでした。
六回裏、レフト松本哲
高濱:カウント1-2から空振り三振(127キロS、127キロB、115キロS、低め120キロ)
岸里:カウント0-1からセーフティバント失敗の投ゴロ(98キロS、外角128キロ)
宇佐美:カウント1-2からスイングを取られ空振り三振(128キロF、127キロS、133キロB、128キロF、外角107キロ)
三者凡退、六回終了
この回の長谷川はテンポ良く三者凡退
七回表、投手上原
山本:カウント1-2からセカンドゴロ(144キロS、107キロB、143キロF、外角140キロ)
立岡:カウント2-2から空振り三振(141キロB、140キロF、123キロS、143キロB、低め125キロ)
吉川:カウント0-1からサードゴロ(141キロF、外角146キロ)
三者凡退、七回表終了
上原はアバウトな投手の印象ですが、球に力はありますね。
七回裏
平沼:カウント2-2からサードフライ(123キロB、128キロB、109キロS、119キロSw、外角109キロ)
石川慎:カウント1-1からレフト前ヒット(119キロS、102キロB、真ん中低め127キロ)
渡邊:カウント2-2からライトフライ(128キロF、130キロB、128キロB、125キロSw、外角130キロ)
投手交代長谷川→香月
横尾:空振り三球三振(135キロS、133キロSw、外角133キロ)
石川慎残塁、七回終了
香月へのスイッチはあまり意味のない交代に思えますが、香月の相手を見切ったようなさすがの投球でした。
八回表
大田:フルカウントからサード内野安打(144キロB、141キロB、143キロF、111キロB、143キロF、外角144キロ)
坂口:カウント0-1からライト前ヒット(120キロS、外角143キロ)
無死一二塁
藤村:初球サード犠打(外角135キロ)
一死二三塁
岡本:空振り三球三振(128キロS、127キロSw、インロー128キロ)
松本哲:カウント2-2からセカンドゴロ(143キロB、143キロB、140キロF、122キロF、低め127キロ)
二者残塁、八回表終了
大田のヒットはただの当たり損ないながら、坂口のヒットはクリーンヒットでした。体を開き気味に往年の落合さんのような打撃でした。
八回裏、投手宮國
森本:カウント1-2から空振り三振(128キロB、127キロF、135キロF、低め135キロ)
大嶋:カウント1-1からファーストゴロ(144キロS、143キロB、外角136キロ)
高濱:カウント0-1から詰まったライト前ヒット(128キロS、外角143キロ)
岸里:カウント1-1からショートゴロ(136キロB、127キロSw、高め144キロ)
高濱残塁、八回終了
宮國はかなり球がキレていました。テンポも良く全く問題のない投球です。
本日の入場者数417名
九回表、石川直
加藤:カウント1-2から投ゴロ(146キロF、148キロF、131キロB、低め146キロ)
山本:カウント2-2から見逃し三振(111キロB、146キロSw、144キロB、146キロF、133キロF、外角146キロ)
立岡:カウント2-2からショートゴロ(112キロF、143キロSw、144キロF、146キロB、133キロB、141キロF、インロー112キロ)
三者凡退、九回表終了
石川直は球威も変化球のキレも共に優れた素晴らしいですね。
九回裏、投手小山
宇佐美:フルカウントからショートゴロ(133キロS、135キロSw、133キロB、136キロB、144キロB、真ん中外より148キロ)
平沼:カウント1-2から空振り三振(149キロB、135キロS、143キロF、低め135キロ)
石川慎:カウント1-1からセンター前ヒット(148キロS、144キロB、外角136キロ)→代走大累
渡邊:カウント2-1からセカンドフライ(136キロSw、146キロB、133キロB、外角146キロ)
石川慎残塁、試合終了、3対2で巨人の勝利!
勝ち投手長谷川、セーブ小山、負け投手上沢
最後は小山がしっかりと締めました。球威キレ共に良かったものの、ランナーにややナーバスになりすぎなのが気になりました。
今日は雨が降ったり止んだり、かんかん照りになったり、地震があったり野球以外で落ち着かない試合だった。最後まで観戦できて良かった。
さて、試合の補足ですが、坂口について。四回に見事な逆転本塁打を放ちました。今シーズンから育成選手としてのスタート。普通、このコースを辿ると支配下に戻るのはかなり厳しいと思うのですが、坂口に関しては確実性が増し、実践的な選手に成長した感じです。入団したての頃の坂口はローボールヒッターでツボは持っていたものの、脆い部分が混在しているような感じでした。大田のように外角のスライダーにクルクルすることは少なかったものの、穴の大きさは大田よりも大きかった気がしました。しかし、そういった欠点を補って余ある魅力的な長打力も持っていたと思います。しかし、どうも気迫が全面に出てこない大人しさや、好調が長続きしないなどで評価を落としてしまったような気がします。さらに、同タイプの岡本の入団もあった。こういったことから支配下としては見切りを付けられてしまったのではないかと思います。それが今シーズンはコンスタントに成績を残すようになり、三軍では4割を超える打率を記録したと思えば、二軍に昇格しても3割を超える打撃を続けている。これが昨年までの荒い打撃で、集中力が持続しない坂口だろうかと目を疑うようになったのです。ただ広角に打ち分けるアベレージヒッターのような打撃は本来の坂口のスタイルとは思えず、もう少し大きいのを狙って欲しいというやや物足りなさも感じていました。なんだか特長のない平凡な選手になってしまったような気がしたのです。それがシーズン後半になってから急に本塁打を打ち始め、八月以降だけで6本塁打です。確実性と共に持ち前の長打力も復活したのでした。私も長いことファームウォッチャーをしてきましたが、こういった坂口のような成長曲線を辿った選手は記憶にありません。これが大いなる覚醒なのか、今年限りの確変なのか分かりませんが、この打撃スタイルを維持できるとしたら、来シーズン以降に大きな可能性が広がると思います。この成長には結婚したということでプロとしての自覚が生まれたという内面の理由もあると思いますが、おそらく技術的なしっかりとした裏付けもあるのだと思います。以前の動画と見比べてみると、体を開き気味に、ややバットが遅れて出てくる感じ。以前よりポイントを近くして引き付けてから打つイメージに変えているのかもしれません。ともあれ、今後の坂口の動向に注目したいと思います。
動画は2本作りました。坂口の打撃は見事なのですが、岡本のヒットは崩されながら粘って打ったもので、決してクリーンヒットではありません。しかし、タイムリーということは自分の役割を良く分かっている褒められるべき打撃だったと思います。
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- 事務局に通報しました。
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