
チームの代表が目指すべき方向
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ジャコ
2014年02月27日 09:18 visibility138
尊敬する人の話
皆さんは尊敬する人いますか?尊敬というより崇拝に近い感じの人。
宗教でもいいです。
私はいます。名前は挙げませんが、この人みたいになりたいというのある。一人だけではないし、一般人ですけど。
偉人と言われている人には、いわゆる師という存在がいます。サッカーで言えばチェルシーの監督ジョゼ・モウリーニョにはボビー・ロブソンとかね。言い換えれば師の存在なくして、偉人にはなれないということですね。
海外だと宗教に入っている人が多いので、師というもの(教祖)が初めから存在しているわけです。
日本人がシャイなのは無宗教だからとも言われています。すがるものがないので、自信がないと。
確かに海外から日本に来る人って、平気で母国語喋りませんか? 日本人だと海外行って日本語でモノを聞かないですよね。郷に入れば郷に従え、の精神がありますから。
外国人からすると、日本で日本語を喋らないことに対する「畏怖」がね、ないんですよ。もちろん全員ではないし、例外はあります。
話を戻します。
私は、会社でも部活でもそうですが、あの人みたいになりたいという目標をあまり聞いたことがないんです。つまり自分しか信じられない。
大抵愚痴になりがちじゃないですか。あの人のやり方好きじゃないとか。
私はね、それが不思議なんです。今の会社にしても前の会社にしても、目標とする対象はいますよ。それらの結晶が私を形作ったのでね。反面教師も含め。
ただ見てきて思うのは、愚痴を言う人で尊敬される人は皆無ですね。私自身、尊敬している人達の共通点は、愚痴を言わない(人のせいにしない)ことですね。
あの林修先生がイイコト言ってましたよ。「優秀な人間は、環境のせいにしない」
例えば、自分の部署に新入社員が入ってきました。自分がその上司になります。選んだのは人事担当者ですから、直属の上司であるあなたが選んだわけではありません。
でもその新人が仕事できないとします。そのとき、「アイツはあかんわ〜」「なんであんな奴採ったんや〜」とか他の社員なんかに言ってませんか?
私はそれは違うんじゃないかと思います。上司の仕事は部下の力を引き上げる事ですから、つまり自分が仕事できていないと言ってるのと同じ。そもそも、その仕事を自分が直接したいなら、上司になるべきではないですよね。
「あ〜アイツのポテンシャル引き上げてやれんかった〜」とならないとおかしいんじゃないかと。
もちろん難しいですよね。私も愚痴言っちゃってるかもしれません(笑)。
人間、間違うんでね。毎回思い込みと自己嫌悪の間を行ったり来たり。その新人だって当然間違う。
プロ野球の話で言えば、昔ピッチャーの工藤公康(当時ダイエー)が、新人として入ったキャッチャー城島健司とバッテリーを組んだんです。
城島は新人ですから配球がまだわかっていない。すでにベテランだった工藤はね、普通なら自分がリードするんですが、敢えて城島にリードさせてしかもサインに首を横に振らなかったんです。すべてその通りに投げた。
案の定上手くいかなかったんですが、そのとき工藤は、彼を凄いキャッチャーにさせるため、自分を犠牲にして経験を積ませたんです。
その後の城島を見れば…もう引退しましたけど、メジャーにも行きましたからね。
この度量って尊敬できないですか。まあこの話は若干オーバーな部分もあるかもしれませんが。
うちのフットサルチーム(MOMON)なんかもそうでね(私は代表です)、新人が一回来てそのままもう来ないということはありますよ。でも私は、来る人みんな城島健司だと思って接してます。今は来なくとも、半年後にまた来るんじゃないかなと密かに期待して。
そして来なくなりゃ毎回反省です。代表として「あ〜すりゃ良かったかな〜」みたいな。やはり次来てくれるのが、一番の喜びですから。
とはいえその新人からしたら、来なくなったのは、私が尊敬されるに値する人ではなかったわけですし、またその新人のポテンシャルを引き上げてやれんかった、ダメ上司なわけです。
単なるミスマッチもありますけど、私としてはやはりイイ上司を常に目指さないと。下は上の振る舞いを注視してます。口ではなく、その背中で引っ張るのが大事。
いいチームを作るには、代表が全責任を負って行動しなければいけない。「優秀な人間は、環境のせいにしない」わけですからね。
その前に、自分が優秀であるという前提は無視してますが(笑)
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- 事務局に通報しました。
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