投手のところへ行く回数

  • MasterK
    2010年02月16日 15:00 visibility185

今回もルールの話を・・・


公認野球規則にはプロ野球についてのみ適用されるルールの記載があります。

そのひとつが、
8.06 プロフェッショナルリーグは、監督またはコーチが投手のもとへ行くことに関して、
 次の規則を適用しなければならない。
(b) 監督またはコーチが、一イニングに同一投手のもとへ二度目に行けば、その投手は
 自動的に試合から退かなければならない。
【注五】アマチュア野球では、本条については、各連盟の規定を適用する。


そのアマチュア野球(全日本軟式野球連盟)ではどうか?

連盟特別規則によると、
十三、監督またはコーチが、投手のところへ行く回数の制限
 1 監督またはコーチが同一イニングに同一投手のところへ二度目に行くか、行ったとみなされた
 場合(伝令を使うか、捕手または他の野手に指示を与えて直接投手のところへ行かせた場合)は、
 投手は自動的に交代しなければならない。
 "連盟"では、交代した投手が、他の守備位置につくことが許される。
 なお、他の守備についたときは、同一イニングに再び投手に戻れない。



以上となっており、「試合から退く」必要はなく、「他の守備につく」ことができるんですね。
ただし、あくまでも同一投手のところへ監督等が二度行った場合についての規定ですので、
ファウルラインを越えずに交代を告げれば許されます。(下部参照)

ちなみに軟式野球連盟では1試合(9イニング)では4回、監督が投手のもとへ行くことが
認められています。

また公認野球規則には「監督またはコーチが投手のもとへ行った後、投手板をかこんでいる
18ftの円い場所を離れたら、一度行ったことになる。」とありますが、
【注一】で「我が国では本条にある"投手板をかこんでいる18ftの円い場所"を"ファウルライン"と置きかえて適用する。」なんて書いてあります。

投手交代のルールって意外と難しいですよ。
同一打者のときは二度行けないとか、代打が出た場合とか、監督が野手だった場合とかね。
全ての場合に適用できるような記述が全て網羅されています。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。