
監督の種類
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taki
2008年04月09日 00:59 visibility48
今日は監督について簡単に書きたいと思います。自分には監督には2つのタイプがいると自分は考えています。
1.勝って輝く監督
2.勝たなければ輝けない監督
この2種類です。十人十色の世の中で簡単に分類するのはナンセンスかもしれませんし例外もあることは十分わかっていますがあえて分けてみました。
1.の勝って輝く監督というのは基本的に元名選手が多いです。現役時代素晴らしい選手として活躍し監督となっても素晴らしいサッカーを披露し、勝利を得て名声をあげる。しかし負けるリスクをおそれずに戦いすぎることにより一瞬の隙をつかれ敗れることもあるような人です。
代表的なのがヨハン・クライフ。彼は現役時代素晴らしいサッカーを披露し、監督としてもバルセロナの監督として素晴らしいサッカーを披露して頂点を極めました。
そして彼らは勝てば名声を得て、負けたとしても選手としての輝きがあるので監督として成績を上げることにあまり固執せず、敗れたとしても「われわれのやるサッカーこそが美しかった」と胸をはれる人間です。自分はストイコビッチもこういった分野の監督だと思っています。彼の今後はもちろん楽しみです。
そしてもう一方の2.の監督たち。
この人たちは主に選手時代はスターとして名をはせることができなかったもののかんとくとして結果をのこしてきた人が多いと思います。ファビオ・カペッロなんかはこういった類ではないでしょうか。彼の場合はイタリア代表にもなりましたがクライフらと比べたら地味な感じがしますし。あとはモウリーニョでしょうか。
彼らの特徴はサッカーの内容が悪いとけなされようとも勝利という結果にこだわる人々です。美しく負けるなんてロマンチックなこと言っていられない。監督として結果を残さなければ自分は飯を食べていけないんだ!という感じの哲学の持ち主です。
彼らは勝たないと名声を得られない傾向があります。どれくらいの人を感動させたかよりも何個勝ち点及び優勝トロフィーを取ったかが大事という人です。
こういうと結果重視の監督が悪いようにみえますが決してそうではありません。
ただ人それぞれの人生背景の違いといったことだけでしょう。
そして今の日本代表の岡田さんは後者のタイプだと思います。脱オシム宣言みたいなことを言っていますが「リスクを負った方が人生は楽しいと思いませんか?」という言葉は岡田さんからは出て来れないでしょう。それを非難する気はありません。
ふと思ったのは日本人はこの二つのどっちを好むのでしょうか?おそらく後者の方でしょう。岡田監督がもしも「オレのやりたい美しいサッカーをやって負けたのなら悔いがない」などといって負けたりしたら非難轟々のような気もします。そういった岡田監督をみてみるのもたのしそうですけどね。
- 事務局に通報しました。
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