
ピクシーとオシム
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taki
2008年04月12日 01:47 visibility354
明日の名古屋グランパスは清水エスパルスと対戦します。
明日も勝って連勝といきたいところですね!
今週のとある日にピクシーはオシムと電話ではなしたそうです。彼らは元ユーゴスラビア代表と選手の関係だったのですがまさか二人とも日本に住むなんて当時は夢にも思っていなかったのではないでしょうか。二人は不思議な縁で結ばれていたのかもしれません。
その会話の内容ですがピクシー曰く名古屋グランパスの試合の話だったそうです。オシムが一つ一つのプレーに細かく意見を言ってくるのだとか。互いに美しい攻撃的なサッカーが好きだし、サッカーへの情熱が強いものどうしなのできっと楽しい会話だったんだろうと思います。彼らの会話に一度でもいいから加わって戦術の話をきいてみたいものです。
師弟関係であるオシムとピクシーですが、二人のサッカー感は大体共通するものがあるのでしょう。しかしピクシーのやっているサッカーがオシムのやっていたサッカーと同じかといえばやはり違うだろうと思います。
名古屋グランパスに関してまた数試合しか戦っていないのに彼らの形を決定付けるのはあまり賢くない気もしますが今わかる限りで言えば、オシムのサッカーの方がより走っていたと思うし、逆にピクシーのサッカーの方がより多くクロスを放っています。
オシムのほうはオーバーラップによって攻撃時に数的優位を多く持つことによってチャンスを作るというコンセプトで、逆にピクシーはより多くゴール前にボールを運ぶことによってチャンスを作るというコンセプトであり二人とも違いは出てきます。
二人とも違いがありますが良いサッカーをしています。そして二人に共通するのは二人とも自分の目指すサッカーがはっきりしており、それを一貫できているということでしょう。彼らの心のなかに太い芯ができているという感じです。ぶれない軸があるこそ良いサッカーができるのかもしれません。
逆にそういったものがないでその場その場でコロコロとプレーのコンセプトを変えるような監督では選手はついてこないのかもしれませんし、そんなチームはうまくいかないのかなと思います。
自分の芯を持つ。最近それを決意した監督がいました。日本代表の岡田監督です。彼は前回のバーレーン戦で敗れて以来、脱オシム宣言をしていました。今思えば最初からそうすべきだったのかもしれません。実を言うと自分も岡田さんにはオシムのサッカーを続けて欲しいと思ってました。しかしそれは無理な注文だったのだろうと今は思います。
だとしたら岡田さんには思い切って自分のサッカーをやってもらいたいと思います。彼は優秀な監督です。オシムのときのようなトータルサッカーに近づいていくようなサッカーはできないかもしれませんが、彼のやりたい形ができたらきっといいサッカーができるでしょう。
オレはオレのやり方でやる!世間では周りを見ずに自分の道を行く人をKYと突き放すのかもしれませんが、自分の芯を持つことは大切だと思います。オシムやピクシーをみてなおさらそう思います。
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