☆秋季大会放浪記~常総野の早慶戦~
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鶴丸 深志’
2015年09月21日 07:47 visibility2315
(明野高校甲子園出場記念碑)
茨城県の高校野球秋季大会は、県北地区、水戸地区、県南地区、県西地区の4地区から勝ち上がった各7チームと今夏の茨城大会で優勝した霞ヶ浦の計29チームが県大会に出場する。
大雨による被害が大きかった県西地区は開幕が19日に延期され、試合日時や球場も変更された。20日、明野高校グランドで県西地区一回戦、下妻一高と水海道一高の試合が行われた。おそらく、地区予選が高校のグランドで行われるのは初めてではないでしょうか?
この両校は県内有数の伝統校かつ進学校である。両校の間では戦後間もない1947年(昭和22年)からスポーツによる教育の復興を目的として野球など運動部の定期戦が始まり、その伝統が現在も続いている。定期戦の日には、関東鉄道常総線の臨時列車を利用して、全校生徒が選手あるいは応援要員として1年おきに交互に相手校に乗り込み決戦を挑みます。1,700名以上の生徒が参加するという全国でも珍しい大規模な学校間交流行事である。両校の対戦は「常総野の早慶戦」と称されている。
下妻一高は1897年(明治30年)に茨城県尋常中学校(現水戸一高)下妻分校として創立、野球部は1902年(明治35年)に創部された。春夏通じて甲子園出場はありません。
一方の水海道一高は1900年(明治33年)茨城県下妻中学校(現下妻一高)水海道分校として創立、野球部も同年に創部された。こちらも春夏通じて甲子園出場はありません。
上記のように両校は歴史的には兄弟校であります。
両校ともユニフォームのマークはシンプルで、下妻一高は「S」の花文字、水海道一高は「M」の花文字である。
この夢のカードが今秋の県西地区予選一回戦で実現となれば行かないわけにはいかない。
水海道一高 101 041 002 =9
下妻一高_ 003 020 020 =7
【水海道一】古矢健、小林和、吉江、岡島、古矢健-小林史
【下妻一】清水、上野-三谷
▽本塁打 海老原(水)
▽三塁打 塚越(下)
▽二塁打 渡辺(水)
代表決定戦に駒を進めた水海道一高の野球部員の何人かは自宅が水害にあったようです。次の対戦相手は強豪・守谷高校のようですが、何とか次も勝って県大会に進出して貰いたいです。水海道一高の活躍は被災された方々への励みになることでしょう。そして、県大会で上位に食い込めば、21世紀枠でのセンバツ出場も夢ではありません。
以上です。
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