秋季大会放浪記~松山東おまけ

  • 仲本
    2014年10月26日 22:35 visibility429













(四国大会組み合わせ)

四国大会は各県3位までの12校で行われる。まず各県の2位・3位校が他県の学校と1回戦を戦う。勝者は翌日、シードされた他県の1位校と戦う。つまり2位・3位校は連戦になるため、連投か投手のやりくりを考えなければならない。一方で、四国の選抜出場枠は2または3。2位・3位校は最低でも2つ勝って4強以上、3つ勝って決勝にいけばようやく「選抜ほぼ確定」となる。要は県大会を2位以下で通過した場合、選抜されるのはかなり大変だということだ。今日26日の結果を見ても、3試合で1位校が勝ち上がっている。ある意味四国大会の初日は「あと少しで甲子園に届かないチーム」をまとめて見られる貴重な(?)機会といえようか。














(松山東のユニフォーム。白地に胸マークは黒で「MATSUYAMA」、書体は松商学園のような、といえばわかるだろうか。帽子・アンダーシャツは白、ストッキングに黒の2本線。)


四国大会初戦敗退となれば一般枠の検討のテーブルにすら上がってこないところだが、幸い、ほかの地区にめぼしい候補もなさそうで、松山東は「21世紀枠候補の1番手」というもっぱらの噂だ。しかし、昨日の試合を見た限りでは攻守にもう少し粘り強さがないと甲子園で戦うのは厳しそう、というのが正直なところ。鳴門・河野投手のストレートを最後までとらえきれなかったし、期待していた亀岡投手も決め球に苦しんだ。しっかり守って接戦に持ち込むのは強豪相手に戦う場合の常道だが、手痛いところでエラーが出た。まあ、過去の21世紀枠の学校も似たり寄ったりだと思うし、そもそもまだ何も決まっていないのだが…、マークが厳しくなる中で夏の1枚の切符を取りに行くためにも、冬場の鍛錬に期待したい(←誰だあんた)。

 














「がんばっていきましょい」。小説のタイトルとなり、映画・ドラマ化もされて有名になった。一応、正調では「っ」が入らないことになっている。この日のスタンドでは試合前と9回の攻撃前に応援リーダーの音頭で行われた。戦後始まった新しい伝統だが、今では学校に石碑まで立っているそうな。応援団にも女子の進出が見られる昨今だが、ここはまだ男子生徒ががんばっている。

 


















 

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