新春・蹴鞠初め

  • 仲本
    2015年01月04日 21:05 visibility164


新春スポーツスペシャルです(断言)

さすがにこの時期野球ネタはきびしいので、お正月らしいのを一つ。

京都・下鴨神社で恒例の「蹴鞠初め」が行われました。

装束からして平安貴族の遊びと思われるかもしれませんが、江戸時代には「武士階級から一般庶民にまで広まった(宮内庁談)」そうですよ。

明治維新以降は存亡の危機にあったんですが、明治天皇が「俺が金出すから、知ってるやつが生きてるうちに若いやつに技教えとけや」的なことを言ったおかげで、現在の保存会ができたそうです。


境内で行われるのは昼の2時からと遠来の方にも優しい時間設定でしたが、1時すぎにはもう何重にも人垣ができていました。混雑っぷりは正月の初詣状態(いやだいたい初詣だから)。

最初は何か儀式的なことをやっていましたが、そのうち鞠の蹴る音がしてきました。
人垣の上に手を伸ばし、ノールックでシャッターを切りまくる。


ぐぬぬ…。

まあ、こんな感じでした。

京都市内は昨日何十年ぶりに20センチの積雪があったとかで、屋根には雪が残っていました。

一段落ついたようなので、終わりかなあと思って移動。

…と、2回目の実演が始まりました。1回で終わりだと思っていたので、これはうれしい誤算です。結局メンバーを一部変えながら30分ぐらいやっていたので、最初に間に合わなくても運が良ければ見られます。

おお、しかもこっちのほうがよく見えるぞ。


撮れた(*´∀`)。

保存会の方の解説によると、基本的に蹴るのは右足で。親指の付け根あたりに当てるのがコツなのだそうです。これはサッカーボールでも同じかな?

見た目の美しさも重要なので、
・上半身は動かさない
・膝は曲げない
・足裏が見えるほど脚を高く上げない
のがよいとされています。

また、すぐに蹴り返すのではなく、自分のところにきた鞠は三回目で返すのが基本です。トラップしてコントロールしてパスですね。鞠を地面に落とさないように遊びます。特に勝ち負けはありません。

保存会のみなさんは月2ペースで練習していて、年に何度かこうした奉納行事があるのだそうです。










































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