春季大会放浪記〜古豪・明石高校
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仲本
2012年05月07日 22:02 visibility935
明石球場に行ったついでに、明石高校に足を運んでみた。つーか、結局こういう展開になるのね(-.-;)。
歩いてみると結構広い明石公園を東方向に抜け、バス路線に沿って市街地を歩くこと約30分。「明高下」交差点から坂道を少し上ると明石高校の正門がある。ちなみにもう少し坂を上ると運転免許試験場があるとかで、兵庫の人ならおなじみの場所かもしれない。
旧制・明石中学時代に春7回夏2回全国大会に出場。剛腕楠本投手を擁して1932・33年の春には二年連続で準優勝しているが、なんといってもこの学校が球史に名を残すのは1933年夏の甲子園、伝説の彼方にあるこの試合のおかげだ。
明石中000 000 000 000 000 000
中京商000 000 000 000 000 000
___000 000 0_/0
___000 000 1x/1(延長25回)
急場しのぎにスコアボードを継ぎ足した資料映像を目にしたことのある方もいるだろう。おそらく破られることのない大会記録だ。
大延長戦は無死満塁から内野ゴロ本塁返球が逸れて決着したという。このプレーで明石にはこの試合7つ目のエラーがついた。対する中京商は無失策で乗り切った。激闘を越えた中京商は翌日の決勝にも勝って夏の大会三連覇の偉業を達成している。
さすがに校内にノコノコ入るわけにはいかないので見ていないが、グラウンドの一角にこの時の熱戦を讃えた「善闘記念碑」が立っているという。
戦後、明石高校になってからも春1回夏4回甲子園に出場。今のところ最も近い出場は1987年の春と夏。春の大会では1つ勝って勝利の校歌を響かせた。
伝統のユニフォームはラインのない白地に濃紺で「AKASHI」の胸マーク(書体は早稲田型)。三試合連続の延長戦の末に春季兵庫大会3位を勝ち取った。兵庫高校大会の主戦場のお膝元に、長く熱い夏がやってくるだろうか?
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