日記は足で書け!〜桜塚放浪記おまけ

  • 仲本
    2010年04月24日 08:20 visibility140



前回の放浪記でさらっと触れた江夏投手、現役時代の記憶といえばわたしには広島時代がぎりぎりのところで、正直言うと書くのは荷が重い感じでした。

桜塚高校からの帰り道、たしか最近こんな本が書店に並んでいたはずだと思い出しました。

梅田に移動して紀伊國屋書店、Book1st、旭屋書店と巡り歩いてようやく見つけました。ついこないだまで目立つところに置いていたような気がしましたが…。三月の新刊だというのに、書棚の入れ替えは早い。

もう一冊似たような本が中之島図書館にありそうだと見当がついたので、翌日仕事が引けてから直行。書庫から出してもらって閉館間際まで読めるところまで読み、これでそれなりに材料(高校時代の)が集まったので後編にまとめました。

ネットで検索すればいいようなものですが、少し時代を遡ることなので書いてあることが同じものばかり。奥田投手も大阪大会で6連続完封とはありましたがスコアがわからない。人のことを言えた義理ではありませんが、きっとどこかに元ネタがあってみんなそれを切りはりしたのでしょう。

『左腕の誇り』の江夏氏の回想によればそれまで桜塚は4試合戦っていますが、準決勝含めて6試合完封なら一試合足りません。

幸い、中之島図書館に大阪府高野連の編年史があったのでついでにあたってみました。

初戦の箕面自由学園にスミ1の1−0で辛勝。
二回戦は淀商業に10−0で5回コールド、三回戦泉尾工業戦は初回2点を先制し、結局4−0。このあたりはすんなり勝ち上がっています。
四回戦の北野戦も守りあいになり、これも1−0でものにすると、準々決勝は都島工業に3−0。スコアを見れば快勝のようですが、実はこの試合、桜塚が3点をとったのは延長15回の表でした。
そして迎えた準決勝大阪学院戦も1−0、これで6試合目ということでした。

ところで、活字を追いかけるだけでは知ることのできるエピソードにも限界があります。実際にプレーを見た人の蓄積にはかなわない。逆にいえば、今活躍中の選手たちのプレーをしっかりと見ておくことでしょうね。20年もすれば若い衆にイチローってそんなにすごかったんすか、とか聞かれるでしょうし…





















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