読んでみた〜都市対抗野球に明日はあるか
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仲本
2009年12月13日 00:29 visibility162
懸案事項となっていた本、ようやく読了。なんとか延滞にならずに済みそうです。
社会人野球の最も権威ある大会である都市対抗野球大会、今年で第80回の歴史を持ちますが、そもそもなぜ「都市対抗」であり、「補強」選手がいるのか、といったレベルからざっと説き起こす冒頭の歴史編からして参考になりました。私事になりますが、「たまたま購読紙が毎日で」「たまたま都市対抗に出場するようなチームを持っている会社に勤めていて」「たまたま野球好き」なので社会人野球についても気にはなっていましたが、この本で知ることもたくさんあってなかなか興味深い内容でした。
タイトルこそやや煽りが感じられますが、過度に問題点を糾弾するというものではなく、取材者としてかかわっている立場からみて、「こうすれば社会人野球(都市対抗一大会に限らず)はもっと魅力あるものになるのではないか?もったいないじゃないか」といった雰囲気が感じられます。さきごろ正式に発表のあった「日本選手権分散開催(案)」もちゃんと取り上げられていました。
これが何年か経ってから読むとまた状況変わって古くなっちゃうんだろうな、という点からしても、興味のある方は早目に一読されることをお勧めします。
それにしてもこのご時世、一企業が野球チームを持つことにどれほどの意義があるのか?と正面切って問われれば確かにうーん、と考え込んでしまいますね。
気が向いたら追記書くかも…。
参考:「都市対抗野球に明日はあるか」(ダイヤモンド社/横尾弘一 2009年)
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