立ち読み「検証甲子園2009」
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仲本
2009年12月02日 23:18 visibility100
ほかのスポーツに比べると、さすがに野球はたくさん見ているが、「観戦巧者」ではないと思っている。なにしろこの選手のどこがすごい、といった技術的な視点がからっきし無いからだ。
甲子園でベスト8あたりまで勝ち残る投手ならおおすげえ、くらいは思うが、野手となると全くわからない。肩がいいなとかよく打球に追いつくなとかどこ投げても打ち返すなというのがなんとなくわかるくらいで、お恥ずかしい限り。
しばらく前に「検証甲子園2009」(講談社・小関順二編著)という本の広告が出ていて、少々気になってはいたので、書店に行ってぱらぱらとめくってみた。発売は10月だったという。
あとがきをみるともともとリアルタイムでブログになっていたものを再構成&加筆したという。
なんだ、それを早く言ってよ。それならなおさら買うより先にそっちを見なければなるまい。
(本は意外に場所をとり、今でも狭い部屋にごちゃごちゃと積み上ってきたので(しかも3割ぐらいは手つかずのまま、)買わずにすむものならできれば買わずに済ませたいのです。端的にいえばせこいんですけど…、)
で、ブログを一から読んでみる。各地の地方大会から追っていて、今年はこんなゲームがあってこんな選手がいたのかと初めて知ることも多く、なかなか興味深い。が、そこはそれ、ストップウォッチ・スカウティング(適当に名付けてみた)で知られる氏が編著者であるだけあってとにかくこの選手はどうこう、という記述が目立つ。ドラマでべたべたしていないのはよいとして、普段そこまで選手発掘視点で見ていない私ごときには正直ついていけない感じも。。。大会の進行とリアルタイムで読んでいたらもっと面白かっただろう。
ブログの一気読みというのも結構疲れる…。
買うか買わないか?と聞かれれば、うーん、ブログ読めば十分エッセンスはつかめるような気がするし、一度読めば済むような気がするし、個人的には買って家に置いとくこともないかなあ、と思います(気が変わるかもしれないが)。当然本には収録されていないであろう批判的なブログ読者コメント(これは野球のどこをみるか?という好き嫌いの問題が多分にあると思う)とかも合わせて読んだほうが意外に面白かったり。今年の戦いの資料の一つとして残しておきたい、と思う方は、ぜひ買うべきだと思います(5年10年ぐらい経ってから読んでみると、その後いろいろあってまた味が出てくるんだな、これが)。でも先にブログをのぞいてから購入をご検討したほうがよろしいかと。
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