リモート観戦~古豪・久商

  • 仲本
    2022年07月18日 21:13 visibility277

三連休最終日は休養にあてようと思い、家でリモート観戦となった。

注目したのは福岡大会。

 

久留米商は第1回の夏の大会出場10校の一つ。全国大会では準優勝1回、ベスト4が2回の成績を記録している。胸のマークは「KYUSHO」、昭和末期~平成初期の高校野球を知る者にとっても懐かしいユニフォームだ。

 

この日は福岡大会の4回戦、対戦相手の東海大福岡はシード校だった(久留米商はノーシード)。

試合はロースコアの展開となり、2-2の同点で終盤へ。先攻の久留米商は8回、1死1,2塁からライト線への二塁打で勝ち越しの1点を挙げると、二死2,3塁からさらにレフト前へ2点タイムリー。この一打が大きかった。こうなると追う東海大福岡は打ってつないでいくしかない。8回、9回と走者を出し、最後は1,3塁と粘りを見せるが、最後の打者が内野フライに打ち取られて万事休す。

 

久留米商は現在でも県内でしばしば上位に進出する実力校だが、直近の甲子園出場は昭和60年となっている。シード校を1校倒したとはいえ、ここからあと4つ勝たなければ夏の甲子園には届かない。まだまだ遠く険しい復活への道のりだ。

 

(校旗が風で裏返っているが、久留米商の校章は「桜に錨」、桜の中央に商業の「C」があしらわれている。創立当時は例のやつだったそうだが)

 

同じ九州・大分では春の選抜出場の大分舞鶴が最大5点差を取り返し、乱戦の末に9-8でサヨナラ勝ち、鹿児島でも選抜出場校・大島が9回2点差からの逆転サヨナラ。それでも春夏連続の甲子園までは、まだ勝たなければいけないゲームがある。こういうゲームが毎日のようにどこかであるものだから、地方大会バカは気が抜けない。

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