或る野球オタクの一考察(5)

今回は、
「スターターのリリーフ降格」
について文句を言ってやろうと思います。

というか、もう、考察でもなんでもないですね、こんなんなったらw

さて、セットアッパーやストッパー、或いは敗戦処理投手という存在を考えて欲しいのです。

そもそもスターターとリリーフでは一番の違いは何でしょうか。

一番の違いは、登板間隔でしょうね。
昨今では、リリーフの重要性が高まってきた為に、
連投連投連投連投連投連投連投連投連投連投.........
というまさに「お前は菊地原かっ!」とツッコミたくなります。

しかし、これは私の経験上ですが、
1イニング全力投球しただけでも、肩が張って、翌日は痛みが出ます。
その為に、クールダウンやアイシングをしなければならないわけです。

ただ、私は最近、「全力投球をせずとも重力による位置エネルギーから運動エネルギーに変化するだけの球速で投げ、心拍数を一定に保つ」ことをイメージして投げると、全力投球の時以上に球がきていますし、一番は、翌日、肩が痛くありません。もちろん、クールダウンもアイシングもしていません。

私は、現在週1回のペースで東大名誉教授の小林寛道(こばやし・かんどう)先生の「十坪ジム経堂」というインナーマッスルのジムに通っておりますが、そのジムのトレーニングが「翌日に筋肉痛を起こさない」というトレーニングになっているのです。
その筋肉痛にならない理由が、運動中でも心拍数が一定になっている、ということだったのです。
実際、トレーニング中にカシオ製のハートレートモニターの時計をしていましたが、確かに心拍数は一定になっておりました。
筋肉痛を起こさない=翌日以降も同じ強度で練習ができる

こうすることで、練習も継続できますし、
連投もきくようになる、と思うんですよね。

しかし、全力投球をしないと手を抜いていると思われるのが怖いですね。
球速が出ていなくても、球速差で打ち取ればいいと思うのです。

160km/hが常時出るけれど、コントロールがメタクソでストライク投げればホームラン。しかも160km/hを投げる為に腕をガン振りして肩を壊してばかりのピッチャーと、
130km/h出るかどうかは確かではないが、80km/h台のスローカーブを使いながら50km/hの球速差で打ち取り、肩を壊さないピッチャーだったら、迷わず後者ですよね。

リリーフピッチャーは、
「如何に疲労を残さないか」
「如何に身体にダメージを受けさせないか」
「如何に状況判断を加味して効率良く打ち取って行くか」
が求められます。
その要求する要素を教えないままでは、配置転換は全く無意味なものだと思うのです。

ピッチャーの心理を考えると、全力投球でバッターをねじ伏せたいという闘争本能から来る欲求が強いと思うのです。
その欲求を如何に抑えるかが真のリリーフピッチャーなのかな、と思うのです。

ちなみに私は、闘争本能による欲求は絶対的には強くありますが、「心拍数一定にして、どうすればいい球が放れて、如何に翌日以降に筋肉痛を残さないか」の実験を自らモルモットになって研究したいという欲求が上回っている為、全力投球は捨てました。

なんだろう。
「あ、全力投球せんでも打ち取れるのか」
と気付いちゃったら、肩壊すリスクを背負ってまで全力投球はしたくないですね。。。

身体に負荷のかからないフォームや使い方を身につける為にも、連投できる状態っていうのは必要だと思うのです。

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