
脂肪燃焼のメカニズム
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もこふく
2015年09月18日 14:07 visibility1069
前回の投稿からかなりたってしまいましたが、やっと脂肪燃焼のメカニズムについてご紹介できますよ。。
人間の体には60兆個の細胞があり、そののうち脂肪細胞が250億個~300億個あります。脂肪の合成、分解、蓄積はこの脂肪細胞の中で行われています。脂肪細胞には「白色脂肪細胞」(WAT)と「褐色脂肪細胞」(BAT)の二種類があり、それぞれ次のような役割があります。
・白色脂肪細胞
一般に体脂肪と呼ばれるのがこの白色脂肪細胞で、体内に入った余分なカロリーを中性脂肪の形で蓄積します。身体表面にあるのは「皮下脂肪」、内臓周辺に存在するのは「内臓脂肪」と呼ばれます。
胎児期・ミルクで育つ乳児期・思春期に集中して増殖する細胞で、一度作られると数は減少しません。そして白色脂肪細胞は15倍まで膨らみ、脂肪太りの原因となります。
・褐色脂肪細胞
褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞とは逆に、体内に蓄積された余分なカロリーを熱に替え、放出させる働きがある「脂肪を燃焼させる脂肪」です。
褐色脂肪細胞は生まれたばかりの時には約100gあったものが、成人になると40g程度に減ってしまい、一度減少した褐色脂肪細胞自体を増やすことはできませんが、活性化することができます。
褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費し、太りにくく、活発でない人はエネルギーの消費が少なく、太りやすくなります。
脂肪燃焼のメカニズム
たまった脂肪を分解・燃焼し、エネルギーとして体外に放出することが、肥満の解消につながります。白色脂肪細胞に蓄積した中性脂肪は、褐色脂肪細胞によって放出されます。具体的には、次のような経過で脂肪は燃焼します。
(1)運動などを行うことで活動エネルギーが不足した状態となる
↓
↓ まずは運動しよう!
↓
(2)成長ホルモンや アドレナリンなど、「脂肪動員ホルモン」が分泌される
↓ 定期的に運動してない方は
↓ 脂肪動員ホルモンの分泌が鈍っています。
↓ この分泌を高めてくれるもの
↓
↓ カプサイシン、カフェイン
↓ オルニチン、アルギニン、チロシン
(3)褐色脂肪細胞が活性化し、白色脂肪細胞に蓄積した脂肪を分解するリパーゼという酵素を生成
↓
↓ 太りやすい方は褐色脂肪細胞が活発に
↓ 働かない場合があります。
↓ 褐色脂肪細胞の活性化を促進するもの
↓
↓ 共役リノール酸、EPA、DHA
(4)リパーゼが血液によって運搬され、白色脂肪細胞に到達
↓
(5)脂肪が分解され、グリセロールと遊離脂肪酸となり血液中に放出される
↓
(6)グリセロールと遊離脂肪酸が全身の筋肉細胞に届く
↓
(7)遊離脂肪酸が細胞のミトコンドリアに取り込まれる
↓
↓ ミトコンドリアの活動が鈍っていると
↓ 運ばれてきた脂肪を筋肉などに取り込み
↓ エネルギーとして効率的に利用できません。
↓
↓ ミトコンドリアの活動を活発にするもの
↓ L-カルニチン、コエンザイムQ10、カテキン
↓
(8)脂肪酸がエネルギーとして燃焼される
と、このように脂肪燃焼するためのメカニズムの中で、燃焼を促すための物質が多々影響していることがわかります。十分な量を摂取していれば効率よく脂肪燃焼してくれるので、積極的に摂取しておきたいものではありますが・・・・・
そもそもは、(1)運動などを行うことで活動エネルギーが不足した状態にならなきゃいけないってことですわ!
運動せぇーっちゅうことなんですよね、はい。
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