ネーミングライツの企業 (野球場の変化・番外)
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Mr.black
2014年12月21日 17:03 visibility2175
さほど大した内容ではありませんが、これまでの私的まとめの一環として。
プロ野球場だけでなく、私が訪問したアマ野球場の中にはネーミングライツで企業名や商品名がつけられている場所が複数ありました。
訪問時すでに企業名だった場所と、訪問後に企業名が付いた場所があります。
以下、それらの分類とどういう企業なのか概略を。
<訪問時すでに企業名が付いていた球場>
ハードオフ・エコ・スタジアム (新潟県立球場) → 中古品リサイクル業
神奈川新聞スタジアム (保土ヶ谷球場) →地方新聞社
サーティーフォー球場 (相模原球場) → 住宅建設・不動産業
レクザム・スタジアム (香川県営球場) → エレクトロニクス関係及びスキーブーツ製造
アークバリア・ボールパーク (志度球場) → ガラス質コーティング(車のコーティングなど)
オロナミンC球場 (鳴門球場) → 製薬会社の販売する飲料名
アグリあなんスタジアム (阿南球場) → JA(農協)
↑ ハードオフ・エコ・スタジアム新潟。私の日記では省略していますが、通常はこのように企業名の前後どこかに「地名」を入れるケースが多いです。
↑ サーティフォー相模原球場。
球場正面口だけでなく、このように場内にも企業名を入れるケースがあります。
(ここではバッターボックスの後方)
↑ わかさスタジアムではベンチの上にも表示が。
これ以外ではスコアボードに表示されているケースがよくあります。
<訪問後に企業名が付いた球場>
わかさスタジアム (西京極球場) → サプリ製造販売
佐藤薬品スタジアム (橿原【かしはら】球場) → 医薬品研究開発
ベイコム・スタジアム (尼崎球場) → 地方ケーブルテレビ局
トーカロ球場 (明石第一球場) → 金属加工業
JAバンク徳島球場 (蔵本球場) → JAの金融機関
↑ 佐藤薬品スタジアム。
通常はネーミングライツの名称のみ表示されるのですが、ここはその下に「県立 橿原球場」と本来の名称も合わせて表記されています。こういうケースは珍しいと思います。
併記されているケースで他に記憶にあるのは尼崎球場と保土ヶ谷球場くらいでしょうか。
アマ球場のネーミングライツはプロ野球場とは異なり、その球場の所在する県に会社(本社あるいは支社や工場)がある中堅企業が多いです。
私はネーミングライツが苦手。何故ならば一定年数が経てば球場名が変わっていく可能性が高く、その都度覚え直すのが面倒だからです。そして個人のこだわりですが、「球場に企業色が感じられるのが嫌」、という気持ちがあるのも理由のひとつです。
上記の中では一箇所だけ過去に名称が変わった球場があります。
香川のレクザム・スタジアムがそうです。
元々は香川県営球場。それが愛称募集でまず「オリーブ・スタジアム」という名称になりました。その後ネーミングライツを導入し、地元の不動産業「穴吹工務店」が命名権を取得。
球場名は「サーパス・スタジアム」となります。余談ですが一時期オリックスの二軍が「サーパス」を名乗っていたのも同社の絡みです。
しかし同社の経営破たんで契約は更新されず。そして現在のレクザム・スタジアムになったわけです。私の訪問時は既に「レクザム」に変わった後でした。
かつては大阪ドームにも目立つ場所に同社の広告看板があったので「栄枯盛衰とはよく言うものの、切ないな」、と感じました。
これからも日本各地でネーミングライツによって企業名や商品名などを冠した球場が多数存在することになると思われます。
個人的には既述のようにネーミングライツは嫌なのですが、それが副収入として球場の維持管理費に充てられるのであれば毛嫌いするわけにもいきません。
本来は感謝すべきことであり、日記で球場名を書く時はネーミングライツの名称で書くべきなのでしょうね。
でも苦手なので最近は苦肉の策で元々の名前を書いた後ろに( )で書いています。
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