北陸新幹線さまさま そしてとある宿題の完結 (宮野球場)
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Mr.black
2015年04月24日 11:37 visibility825
3月に開業した北陸新幹線。(以下、「新幹線」と略)
これにより大阪から北陸に向かう特急サンダーバード号はそれまでの富山終点から金沢終点になりました。
「今までは富山まで一本で行けたのに金沢で乗り換えが必要。面倒になるな」と思っていました。しかしその代わりとして意外な利便性を生み出してくれました。
今回遠征した黒部市(宮野球場)への道中が格段に便利になったのです。
以前だとサンダーバードで富山へ。そこからJR在来線と富山地方鉄道を乗り継ぎ、「舌山駅」で下車。この駅は無人駅です。なのでタクシーが駅前で待っているわけもなく、呼び出しが必要。そうでなければ球場まで20分以上歩きとなります。この道は途中で歩道が狭くなり、横をトラックがかすめるという危険があるそうです。
これが新ルートでは金沢で一度乗り換えが必要なものの、新幹線に「黒部宇奈月温泉駅」という駅があり、これが富山地方鉄道「舌山駅」の隣くらいの位置になるのです。
新幹線の駅なのでタクシーは駅前にたくさん待っており、わざわざ呼ぶ必要も無くそれに乗れば1,000円程度で球場に着きます。
多少交通費は余分にかかりますが、所要時間と移動の体力消耗を考えると新ルートの方が楽で便利です。
これにより今まで「行くのは難しい」と思っていた宮野球場にたどり着くことが出来ました。
随分長い前説ですが、ここから本題の球場レポートです。(汗)
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144-129
球場は山の上の「運動公園」内にあります。敷地の関係で掘り下げ式。
階段を降りて行くことになります。
場外には露店が出ていました。場内に屋根は無いのですが、この周辺はスタンド下で雨除けが可能。雨合羽はここで着用しました。
トイレは場外にしかなく普段ならば不便なのですが、今回に限っては逆に便利でした。
内野クレー、外野天然芝。
両翼97.6m、センター122m、と表示では広いのですが、周囲の開放的な景観のせいか意外に狭く感じました。
照明は4基。小さめだったので照度は弱いかもしれません。
スタンドは内野が全て長イス。外野が芝生席。収容は7,000人。
バックネットを引っ張る支柱はこのようにスタンド後方にあるので視界は良好でした。こういうのがベストだと思います。
最前列の内野フェンスも低くて見やすかったです。ちなみにこれ、旧式の金網です。懐かしい。
スコアボードは右中間寄り。
チーム名・得点・ポジション番号部は電光式のようでしたが、確信はありません。
選手名はパネル式。この文字がきれいだったので非常に見やすかったです。
カウントはBSO。古さと新しさの混在するボードでした。
スタンド最上部から見た外の様子。
何かモニュメントみたいな物が建てられていました。
場外の方が敷地が高いので3塁側後方からは中が見えていました。
ところでこの球場には個人的な思い入れがありました。
私がラボーラの前身「野球SNS」に登録して間もない頃から交流してくださったとあるメンバーさんがいました。(のち、マイヤキューになっていただきました。)
その方もNPBだけでなく、こういった独立リーグに理解と関心を持っていました。
そして私の日記(リーグチャンピオンシップ実施の紹介文)に呼応する感じでこの宮野で観戦されたことがあったのです。その方は関東からの遠征でしたが、そちらからも当時は大変なルート。非常な困難を排してここにたどり着かれて観戦されたわけです。
↑ 富山地鉄「舌山駅」。マイヤキューさんはここから徒歩で球場へ向かったそうです。徒歩20分とありますが、坂道なので実際はもう少しかかるようです。
一方の私はその時は遠征出来ずじまい。チャンピオンシップが早期で決着がついてしまった為、行く予定の日には実施されなかったのです。(富山のストレート勝ちで僅か3試合で決着)
紹介しておきながら自身が実行出来なかったという申し訳ない気持ちと、「彼の熱意に応えないと。自分もいつかこの球場に行きたい」という気持ちをずっと抱えていました。
そのマイヤキューさんは現在ラボでの活動はされておらず、交流は途絶えてしまいました。
しかし個人の一方的な思いながら「宮野球場に行くのは自分の務め。何年かかっても必ず行く」と決めていました。6年以上も遅れてですが、ようやくの訪問。
彼が知らない状況での自己満足ですが、長年の宿題を終えた感じです。
今回はいつもと違う球場レポートになりました。(汗)
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- 事務局に通報しました。
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