ラッキーゾーンの復活
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Mr.black
2012年06月07日 11:11 visibility4963
前回書き漏れた内容です。
京都の西京極球場(わかさスタジアム)にはかつてラッキーゾーンがありました。この球場の両翼が100mと当時としては広かったからです。
これは私が昔訪れた時の古い写真。(1979年頃だったような?)
ちょっとわかりにくいですが、ライトにラッキーゾーンがあるのが見えます。これにより両翼は92mになっていたようです。
ちなみにスコアボードは手動式。審判の表示がダイヤモンドの形で表してあるのと、SBOランプが縦並びだったのが面白くて好きでした。(PCで拡大するとよくわかります。)
(こちらが今のスコアボード。古い手動式の方が味があると思っています。)
しかしその後1980年代に大改修され、この時にラッキーゾーンは撤去されます。
おりしも1980年代から90年代は野球が国際化されてきた頃で、国際標準が両翼100m前後だったのでラッキーゾーンは「前世の遺物」みたいな感じで全国各地で撤去されていきました。
例外は鳥取の倉吉球場です。以前マイヤキューの仲本さんが現地レポートされたことがありますが、ここには今でもラッキーゾーンが残っています。その理由は照明塔がラッキーゾーン内に建ててあるので、撤去するには照明塔の移設が伴うという大工事になってしまうからです。
話は少しそれましたが、本題に戻ると今年から西京極球場にラッキーゾーンが復活しました。
上の写真です。
あくまでも女子プロ野球限定の仮設ラッキーゾーンです。これで両翼は90mになります。
昨年までは女子プロも「男性と同じグランドでHRを打たせる」をコンセプトにしていましたが、さすがに100mもある西京極で女性に柵越えHRを打たせるのは無理と判断したのでしょう。
女子プロ初の柵越えはリーグ2年目の昨年に当時兵庫SS在籍の小西美加選手が放ちましたが、その時の球場は福知山で、両翼は90~92m程度だったと思います。
また、HRはやはり野球の華。HRの出る確率を少しでも高めたいということもあるのでしょう。プロ野球は興行面も考慮しないといけませんからね。
(そう言えば女子野球のW杯で使用する海外の球場はどんな広さなのでしょう?これは一度調べてみたいです。)
何はともあれ西京極球場に復活したラッキーゾーン。懐かしい光景でした。
懐かしいついでに昔の写真をもう2枚ほど。
内野の前面フェンスやスタンドの仕切りフェンス。今とはかなり違っています。
外野からの遠望。今はこれよりもスタンドが高く大きくなっています。そして今はバックネット裏には屋根がありますが、当時はありませんでした。ローカル色があった野球場でした。
(写真でスタンド中央やや3塁寄りにあるのは記憶間違いでなければ放送席だったと思います。ここだけ屋根あり。苦笑)
こちらが現在のスタンド。かなり大きくなっています。屋根も比較的大きく立派です。
おまけ。
今回食べた晩御飯。西京極駅のすぐ横にある「阪急そば」の期間限定メニュー「鴨せいろ」。500円です。
冷たいそばを鴨肉とネギの入った温かいダシ汁につけて食べるものですね。
「鴨がネギ背負って出てくる」の由来はここにあり? (残酷~。苦笑)
ところで「鴨せいろ」はどこが本場なのでしょう?
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