大阪のカラーユニフォーム

  • Mr.black
    2012年07月29日 11:54 visibility7571

高校野球大阪大会は本日決勝戦。

カードは「大阪桐蔭ー履正社」という順当なものになりました。今年は浪商がいいところまで来たのでちょっと期待しましたが準決勝で敗退。ベスト4止まりでした。


この準決勝からTV中継されたので仕事の合間にチラ見しておりました。驚いたのはもうひとつのベスト4、近大附属のユニフォームでした。大学と同じデザインに変わっていたのです。


ご存じでない方のために紹介しますと・・・・・。


◎高校(以前のデザイン)

ユニフォーム: アイボリー。マークは漢字で「近大附高」。(文字は濃紺。)

帽子: 濃紺。マークは「KH」の組み合わせ。(色は白。)

シャツ: 濃紺。

ストッキング: 濃紺とエンジのツートン。


一時期は帽子・シャツ・ストッキングの濃紺部分が濃いめのブルーだったり、胸マークがローマ字で「KINKI」だったこともありますが、基本的には上記のデザインが長い間踏襲されていました。

それがいつの間にか大学とほぼ同じデザインに変わっていました。


◎大学のデザインは

ユニフォーム: 水色。胸マークはローマ字で「KINKI」。(文字の色はエンジ。)

帽子: 濃紺。マークは「K」。(色はエンジで白の縁取り。)

シャツ: 濃紺。

ストッキング:濃紺とエンジのツートン。

です。

 


(↑ これは大学のユニフォーム。今回の近大附属はこれとほぼ同じデザインでした。)


大学に比べて高校のユニフォームが地味だったのはおそらくは大阪府高野連が「華美なデザインはダメ」と規制していたからなのでしょう。大阪の学校は長い間ほとんどが濃紺・黒・白・アイボリーが基調のデザインばかりでした。

ところが数年前に柏原高校が縦じまユニを着用しているのに気が付きました。

「縦じまが解禁になったのか!」、と驚きました。(それまではアイボリーの無地ユニ。)


そこでチェックしたのは東海大仰星のユニフォームです。ここは東海大系列校でありながら長年「白無地ユニ」を着用していました。

「甲子園に出て縦じまを着る」というのが同校野球部の合言葉だったそうです。

それが規制が緩和されたことによって大阪大会でも念願の縦じまを着用できるようになっていました。初めて袖を通した時にはきっと嬉しかったでしょうね。

 

ところで「縦じまは解禁になったが、カラーユニはどうなのだろう?」とずっと思っていましたが今回のTV中継で「カラーユニも解禁になったのだな」と知りました。


滋賀の膳所、高知の土佐、山口の下関商業、福岡の小倉、こういったシンプルユニが私も基本的には好きです。

でもそれとは別に「少々カラフルなユニがあってもいいじゃないか」と思っています。


今まで大阪大会を観るとどこもかしこも同じようなデザインばかりで「どちらがどちらか胸のマークを見ないと識別できない」というケースが多かったです。


ちなみに柔道のカラー道着は賛成派です。昔から柔道を観ていましたが、対戦者の風貌や体格が似ていたら選手の識別が難しいケースがありましたので。


ユニフォームが真っ赤とか濃いピンクとかレインボーカラーというような突拍子もないデザインだったら規制すべきでしょうが、紺や黒の縦じま、グレーユニや水色ユニ程度なら認めてもいいと考えています。

規制を緩めてもこだわりを持つ伝統校ならばデザインは地味なまま踏襲していくでしょうしね。


ブラバン応援禁止、チア禁止、連戦当たり前(最近は準決勝前に一日休んだりしますが)、派手ユニ禁止、など頭が旧態依然のガチガチだった大阪府高野連。

ユニの規制を緩めるなどちょっとは変化しているようです。


ブラバン解禁、連戦見直し、そして球場の環境改善にも手をつけてほしいものです。

球場の環境改善は高野連が直接どうこうは出来ないでしょうが、所有者・管理者に働きかけることは出来るはずです。高校や大学の学生野球連盟が大きなうねりを起こせばもう少しくらいマシな野球場が大阪にも出来ると思っています。


少なくとも有料試合が外から丸見えという状況だけでも早期に改善すべきだと思います。

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