下部リーグの面白さ(京滋リーグ2部の続き)
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Mr.black
2012年09月05日 13:03 visibility1083
先日観戦した京滋2部リーグ戦。
その第二試合は「京都府立大ー京都工芸繊維大」でした。
1塁側は京都府立大。(以下、府大。)
ブルー基調で星野監督時代の中日に似たユニフォーム。大学野球では中日に似たデザインを採用している学校が結構多いです。(あるいはLAドジャース似。)
胸マークは筆記体で「Furitsu」。
なお、国立の京都大学は関西学生連盟(通称:関西ビッグ6)に加盟しています。
一方3塁側は京都工芸繊維大。(以下、工芸大。)
こちらはエンジ基調のユニフォーム。
胸マークは左側に頭文字で「 K I T 」。(「キット」というのが学校の略称でもあるようです。)
↑ Kyoto Institute of Technology の略称。
試合は初回に府大が2死満塁のチャンスを迎えましたが工芸大が無失点でしのぎました。これが大きかったと思います。
3回に集中打で工芸大が3点先取。それ以降も着実に加点して7-1で勝利。
この試合で目立ったのは工芸大の好守。内野・外野とも再三の好プレーが飛び出してピンチをしのぎました。
そして一番面白かったのは工芸大の選手たちの言動。
言葉の一例では
「今日はどうした?上手いやないか!いつもとちゃうぞ!」
「どうしてん?覚醒したんか?」
「俺らもしかして強いんちゃうんか?」
などなど。
また、代打で出た選手が大阪桐蔭出身者の時には「こいつ、桐蔭出身やぞ~!秘密兵器やぞ~!」という声が。(笑)
聞いたら思わず笑いが出てくるひょうきんさ。非常に良かったです。
その他、ヒットで2塁ランナーを突っ込ませた3塁コーチャーが際どいタイミングながらホームがセーフになったらベンチに向かって腕をさすり、「どうだ!俺の腕前は!」と言わんばかりのジェスチャー。
本当に見ていて楽しい雰囲気でした。
大学野球の下部リーグではこんな光景によく出会います。勝敗だけでなく「野球そのものを楽しんでいる」雰囲気があふれ出ているのです。私が観客のまばらな大学野球を訪れるのはこの雰囲気が大好きだからなのです。
緊張感が漂う真剣勝負も好きなのですが、その反面「楽しい野球も観たい」という気持ちも大きいです。
「プレイボール」という掛け声で始まるスポーツ。楽しくなくちゃ、と考えています。
勝利の挨拶をする京都工芸繊維大。
後ろから天守閣が祝福しているようにも見えます。
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