タイブレークの熱闘(近畿リーグ1部の続き)
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Mr.black
2012年09月27日 09:47 visibility404
近畿リーグ(1部)の第二試合は「大阪工業大ー大阪大戦」でした。
以下、大阪工業大は「大工大」、大阪大は「阪大(はんだい)」と略。
1塁側:大工大。数年前に2部から昇格しました。
ユニフォームは中日のビジユニとそっくりですね。この学校を見たのは今回初めてですが、おそらく今年からデザイン変更したのでしょう。それにしても大学野球では中日のユニフォームに似せたデザインが多いです。
(現行デザインや過去のデザインを含め。)
胸マークは「DAIKODAI」。帽子は「DK」です。
3塁側:阪大。大阪屈指の名門大学です。凡人の私にとっては高嶺の花の大学。(苦笑)
伝統校らしくシンプルなデザイン。必ずということはありませんが、全国的に伝統校ほどシンプルデザインの傾向があります。写っていませんが、アンダーとストッキングはブルーです。
帽子は白ですが、ヘルメットは濃いめのブルー。
ヘルメットのマークは「 OSAKA 」と入っています。
数年前まで両校とも下部にいました。そこから這い上がって1部に昇格したのです。そしてこの両校は過去何度も昇格・降格の当落線上で戦ったいわばライバル関係です。
今季ここまでは1勝1敗のタイ。負けるわけにはいかない一戦です。
そういうこともあり、序盤から熱戦になりました。
先手を取ったのは大工大。写真の阪大先発投手を捉えて2点リード。そのうちの1点はHRによるもの。大いに盛り上がりました。
しかし中盤、阪大が反撃。2-2の同点に追いつきます。そのまま試合は9回へ。
9回裏、大工大はサヨナラのチャンスを迎えます。ここでリリーフした阪大・林(龍)投手がピンチをしのいで延長戦へ突入。
延長戦はリーグ規定により「タイブレーク方式」。お互いワンアウト満塁から攻撃を始めるというルールです。(小さいですが、上の写真を参照ください。満塁になっています。)
社会人野球で見て以来のタイブレークでした。
(↑ 阪大応援団。僅か3名ですが、ずっと熱い応援を繰り広げていました。女性もいますね。)
タイブレークは決着が早く着くのが普通ですが、この試合は異なりました。
10回に1-1。
11回は0-0。
そして12回表、阪大が2点取得。これで勝負あったと思ったのですが、その裏大工大が執念で2点もぎ取り、延長13回へ。両校の懸命の攻防が続き、凄い緊張感の中での熱戦になりました。
延長13回表、阪大が再び2点取得。これを9回からリリーフした林投手が守りぬき、ようやく決着。
その瞬間、右手で小さくガッツポーズを取る同投手。毎回迎えたサヨナラ負けのピンチをことごとく粘ってチームを勝利に導きました。
熱戦を物語るスコアボード。入れ替え戦以外では久しぶりに見る死闘でした。
2勝1敗で勝ち点をゲットした阪大。神戸大との2位争いは最終節にもつれます。
(その神戸大とは最終節で直接対決です。)
大学野球はやっぱりいいな~と思いました。
チャンスがあればもう1回くらいどこかに出没するつもりです。
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