今期最後の大学野球観戦?(阪神リーグ1部)
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Mr.black
2012年10月16日 10:59 visibility491
昨日は大阪・万博球場にて大学野球の阪神リーグ1部を観戦しました。
リーグ戦は大詰め。優勝・順位争いが最終局面にきています。それだけに各チームとも普段以上に力の入る試合が続いています。
第一試合は「関西国際大ー大阪産業大戦」でした。
手前1塁側:関西国際大(以下、国際大)
奥3塁側:大阪産業大(以下、産大)
こちらは国際大。グレーユニで胸には筆記体で大きく「Kokusai」、その上に小さく「KANSAI」と入っています。帽子やアンダーなどは全てブルー。
例年は大阪体育大(以下、体大)と2強で優勝を争うのですが、今年は春4位と低迷。そしてこの秋季リーグも苦戦が続いています。優勝は体大でほぼ決まりそうですが、国際大としてはせめて3位を確保したいところ。
しかし前日の1回戦は産大に逆転負け。意地でも負けられない2回戦でした。
(なお、現時点で天理大が暫定2位。)
国際大先発・吉川投手。大阪の興國高校出身です。
トルネードのような捻りは無いものの、腕や足の上げ方が野茂投手に似ていました。
こちらは産大。春は3位。時々大物食いをやって上位校を悩ませる伏兵です。
(昨年の観戦時はそれまで無敗で首位を独走していた体大に連勝しました。)
産大は濃紺縦じまユニ。左胸に縦書きで「OSU」、右胸に横書きで「SANDAI」、そして背中に「OSAKA」と入れてあります。
OSUは「Osaka Sangyo University」というほぼマンマの略称。
先発は喜多投手。桜宮高校出身です。
試合は1回裏に国際大が満塁のチャンスを迎えますが、結局無得点。
3回裏にも拙攻でチャンスを潰し、0-0のままで9回まで進みます。
このあたりが今年の国際大の低迷の一因かもしれません。強い時は一気呵成に攻めたてて得点を奪っていましたから。今のチームは攻撃の詰めが甘い印象です。
9回表、産大は二死満塁のチャンスで押し出し四球。ついに1点を奪います。ベンチも大喜び。
序盤でチャンスを潰し続けた国際大にとっては非常に痛い失点でした。
しかし負けられない国際大の意地がその裏の反撃に繋がります。
無死ランナー1・3塁の逆転のチャンス。
ここで5番川西選手(高松商業出身)が右中間を破る長打を放ち、2者が一気に生還。逆転サヨナラ勝ちしました。歓喜のサヨナラのランナーと呆然とするキャッチャー&産大ベンチ。
これで1勝1敗のタイ。本日(16日)の3回戦で決着がつきます。
最後に笑うのはどちらになるでしょうか?
今年は大学野球でこういう劇的なゲームによく当たりました。
今後、雨天中止や1勝1敗で3回戦が繰り越しで行われるということでもない限りはこれで大学野球は見納めになるでしょう。毎年名残惜しい気分です。
この日の第二試合に出る為に待機中の甲南大。(試合相手は関西外大。)
昨年の春、入れ替え戦で帝塚山大を破って2部から昇格した学校です。
初めて試合日に当たったのでこの学校も見たかったのですが、午後から予定があったためやむなく帰りました。いずれまた。
甲南大のユニはグレー地。黒基調です。(あるいは黒に近い濃紺)
胸には「KONAN」、その下に小さく「UNIV.」と入っています。
下部から上がった学校が上位のリーグで勝つというのはなかなか大変です。昇格以降、6位になることが多く、その都度入れ替え戦をしのいでいる甲南大。
現在、関西外大・大阪産大と5・6位争いの真っ最中です。最下位のピンチをしのぐのはどこになるでしょうか?
なお、2部の東地区は帝塚山大が優勝。西地区は姫路獨協大が優勝しました。この2校がまず対戦し、勝った方だけが1部6位との入れ替え戦に進めます。
<追記>
本日の試合で4~6位が確定しました。
甲南大は関西外大に勝ち、昇格後初の4位になりました。敗れた外大は5位に。
そして国際大が産大に勝ちました。これにより産大が最下位に転落。入れ替え戦に回ることになります。産大が最下位は珍しいと思います。
勝った国際大は体大ー天理大戦の結果によっては2位浮上の芽が出てきました。
現時点での順位
1位 大阪体大
2位 天理大
3位 関西国際大
4位 甲南大(確定)
5位 関西外大(同)
6位 大阪産大(同)
上位3校の順位は最終節の「大阪体大ー天理大戦」の結果で決まります。文字通りこのカードが最終決戦です。
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- 事務局に通報しました。
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