四国アイランドとＮＰＢとの定期交流戦　（香川OG－ソフトバンク3軍戦）

お盆休みを利用して香川へ遠征。丸亀球場で行われた香川オリーブガイナーズとソフトバンク3軍との交流戦を観戦してきました。

独立リーグとＮＰＢとの交流戦には2種類あります。一つは練習試合的な交流戦。もう一つは独立リーグ側にとっては成績に加算される公式戦扱いの「定期交流戦」です。

今回観戦したのは後者の定期交流戦。この形式の試合観戦は初めてでした。

（過去は全て練習試合的な交流戦のみ観戦）

 

 

 

↑　1塁側：　香川オリーブガイナーズ。

本来のユニは緑がメインですが、これはサンデーユニで黄色がメインです。

 

 

3塁側：　ソフトバンク3軍。（以下、ホークスと表記）

 

 

入場料は当日券が1，000円。左がチケット。（前売りは800円です）

チケットに書いてある「総緑（そうりょく）結集」は香川の今期のキャッチフレーズです。チームカラーが緑なので「総力」を総緑にしてあります。

2年連続で王座から遠ざかったので今期は何としても奪還したいという意思表示ですね。

 

 

監督は元カープの西田真二氏。今期で9年目の指揮となります。日本の独立リーグ球団の中で一番長期政権の監督です。

 

 

香川の先発はエドワーズ投手。同僚だったネイラー投手が中日に入団し、一軍で勝利投手になっているので彼としては続きたいと思っていることでしょう。

速球は150ｋｍ前後出ており、制球も良く、更にテンポが早くて試合はサクサク進みました。

 

 

ホークスは笠原投手が先発。こちらもストライク先行でテンポがよく、非常にスピーディーな展開でした。ここのところグダグダ試合に当たることが多かったので締まった投手戦はありがたかったです。

 

 

 

試合は2回裏に香川が連続2塁打で1点先制。

エドワーズ投手が好投しており、そのまま香川が勝ちそうな雰囲気でした。

しかし7回表ホークスの幸山（こうやま）選手にソロＨＲを打たれて同点に。結局1－1で9回引き分けに終わりました。（規定で延長は無し）

香川は初回1死3塁でクリーンアップが2者連続三振したのが痛かったです。それ以外でもここぞと言うところでタイムリーが出なくてみすみす勝てる試合を逃した感じです。

試合時間は2時間半くらい。非常に楽な観戦でした。試合時間は2時間半～3時間以内がベストですね。

 

 

スタンドにはＮＰＢのスカウトらしき人が数名いました。はたしてアピール出来た選手は居たのでしょうか？個人的にはエドワーズ投手がかなり良かったと思いましたが、さて。

 

 

 

香川のキャラクター、「ガイナくん」。

リニューアルして少し姿（色合い）が変わっています。

下が以前の「ガイナくん」。

 

 

「ウィーッス」　←本当は喋りません。

 

ちなみにこのガイナくん、個人的には昔の海外アニメ「チキチキマシン猛レース」の1号車を操縦していた岩石兄弟をイメージしてしまいます。

（分かる人はどのくらい居るのでしょうね？苦笑）

 

 

ホークスで気になったのはこの選手。勧野（かんの）選手です。

ＰＬ学園であの清原選手以来の一年生4番打者としてかつて大きな注目を浴び、その後は楽天に入団したはずがいつの間にかこんなところに居たのですね。打席での風格はありましたが、いかに名門ＰＬの4番と言えどもそう簡単にＮＰＢでは通用しないということなのですね。しかし3軍に所属とは厳しい。

 

 

試合後の選手によるお見送り。

写真左はミャンマー人の「ゾーゾーウー」投手。（ウーが名字）

日本で野球を勉強して祖国ミャンマーで野球の普及・発展に貢献したいという志を持つ選手。まだ実績はあまり積めていませんが、こういう選手の存在は貴重だと思っています。頑張って欲しいものです。

 

続きは次回で。