アイランドリーグの運営及び香川球団の運営の一端

  • Mr.black
    2015年08月19日 11:09 visibility422

創設から11年目のシーズンを迎えている四国アイランドリーグplus(プラス)。

今期は昨年までと運営を大きく変えています。既に書いたことがありますが再度紹介すると、今期は選抜チームを北米へ送り込み、現地の独立リーグ球団との他流試合を多数行いました。


これを実行する為に普段よりもシーズンの日程を詰め込み。

昨年までは4~6月に前期リーグ戦、7~9月に後期リーグ戦という日程でしたが、今年は4~5月で前期を終わらせ、6月に北米遠征。7月は他組織との交流戦やリーグ内の練習試合を実施。そして8~9月に後期というように変更しました。来期以降どうなるのかは不透明ですが、この変更には様々な理由があったそうです。それは先日の遠征で購入した選手名鑑に書いてありました。



それによると過去に実施していた金土日の3連戦、あるいは土日の2連戦という日程が他国の独立リーグと比べると緩いということ。他国ではもっと連戦が続くことがあり、自分たちの日程が生ぬるかったとリーグ運営陣は感じはじめているようです。

また、「NPBに選手を送り出す」という当初の目的は一定以上の成果を上げました。しかし一軍で活躍している選手はごく僅かです。多くは二軍のままで終わっています。

そこで今後は「NPB一軍で活躍する選手を輩出しなければ」というようにリーグ全体の意識を上げる方針です。上記の実現には難しい部分が多々あるでしょうがね。



この日の入場者数は1,032人。お盆さらに子供の夏休みということを考慮してもかなりの観客でした。

しかしリーグ側が懸念しているのは「四国全体としての人口の減少」。特に若い世代が四国から他地域に流出しているようで、このままではジリ貧になると考えているのでしょう。

海外への他流試合挙行は「地元密着が薄れる」というリスクも伴いますが、今まで通りの運営では先が無いとの考えだと思います。



一方選抜チームから漏れた選手が北米遠征の間どうしていたかというと、地元との密着は彼らが代行していたそうです。

練習・交流戦などの合間に地元の行事に参加したり、様々なお手伝いなども行っていたということ。

薄れがちになる地元との密着を担いつつ、「自分たちが次は選抜されるように」という意識を高める狙いもあるようです。競争心をあおる意味もあるのでしょうね。



これは北米遠征時に選手が被っていたのと同じデザインのレプリカキャップ。

アイランドリーグの今後を応援する意味も込めて購入しました。

リーグHPへのアクセスで通販でも買えますのでよろしければお求めください。



一方の香川オリーブガイナーズ自体の運営は。

これはJR丸亀駅ホームの横断幕。四国に行くとあちこちで地元球団を応援するノボリや横断幕などを見かけることがあります。



今年オープンしたばかりの丸亀球場。

この球場の設計コンセプトにリーグCEOも関わったとのこと。そして香川は今期から丸亀を高松に次ぐ2番目の拠点にする方針です。



香川のホームゲームではお馴染みのフードコート。色々なお店を出しているので「持ち込み禁止」がルールです。

もし行かれる方は持ち込み禁止にご協力ください。これも地域活性化の一環ですから。



こちらは駄菓子屋さんコーナー。子供たちが喜んでいました。



球場で買った「骨付き鶏」。700円なり。

知らなかったのですが、丸亀名物だそうです。香川らしくオリーブオイルでローストしてありました。身がしっかりしていて味付けも良かったです。



骨付き鶏を普及・浸透させるためのマスコットキャラ。「とり奉行 骨付じゅうじゅう」。

口癖は「食べまい、食べまい」だそうです。(笑)

市内のいたる所で目にしました。




先着プレゼントでもらったミニメガホン。いろいろ努力していますね。

写真はありませんが、香川は近年公式チア「ハニーオリーブ」を採用しました。僅か3人ですが場内を盛りあげる一助になっています。(この日は2人)

頑張れ!四国アイランド。


次回は球場レポートを。

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