初めて観戦する大学(阪神リーグ2部:東地区)

  • Mr.black
    2015年10月09日 10:54 visibility474

東京六大学の影響があるのか全国各地の大学リーグ戦は6校で行われていることが多いです。そして通常は一日2試合というのが主流です。

 

この場合は1回の観戦で6校中4校しか見ることが出来ません。

あくまでも私自身のことですが、不思議なもので1回目見られなかった残りの2校はその後同じリーグを観戦に行っても試合日に当たらずまたも見られないというケースが多いです。

 

今回の第三試合ではそんなふうに今まで見られなかった学校の試合にやっと当たった嬉しさがありました。

カードは「摂南大ー桃山学院大戦」でした。

 

 

1塁側:摂南大。(「せつなん」と読みます。)

リーグへの加盟は1977年とやや遅めでした。

濃紺と白のツートンユニ。胸には赤の筆記体で「Setsunan」。

 

 

3塁側:桃山学院大。リーグ加盟は1959年とかなり古いです。(リーグ創設は1954年)

ここでは以下「桃山」と表記しますが、関西では「ピン大」と呼ぶ人も多くいます。桃の花がピンクだからです。

黒と赤が基調という比較的珍しいカラーユニです。胸には筆記体で「Momoyama」。確信はありませんが、青文字に見えました。

 

 

背番号は白。これだけ濃淡がハッキリしていると白でも見やすいですね。

 

 

 

摂南大先発・渡邊投手。オーソドックスなオーバースロー。

 

 

一方の桃山先発・後藤投手はサイドスロー。

サイドですがかなりの速球派でした。

 

試合は3回表に桃山が1点先制。ただ、その後のチャンスで追加点を奪えませんでした。

すると3回裏に摂南が同点に追いつき、以降はこう着状態になります。

 

 

その後、桃山はチャンスをことごとく逃して嫌な流れになっていきました。

こういう展開では相手にワンチャンスで勝ち越し点を奪われるというのが多いですよね。正にその通りになって摂南が2-1とリードします。

 

 

結果的に7回裏に奪われた1点が重くのしかかり、桃山は逆転負け。追手門学院大と首位争いしていた同校にとっては痛い1敗になってしまいました。

最終的に桃山は2位、摂南は4位でした。

 

<参考資料>

阪神リーグの1部は勝ち点制。2勝した方が勝ち点を取得し、その勝ち点の多さで順位が決まります。

一方、2部は「ポイント制」。1勝につき3点のポイントが付き、ポイント数で順位が決まります。なので1勝1敗の場合、1部では第3戦が行われますが、2部はそこで対戦終了です。

 

今秋の東地区最終順位は1位・追手門、2位・桃山、3位・関西外大、4位・摂南、5位・電通大、6位・経法大、です。春優勝の電通大がまさかの5位転落でした。

 

 

 

結果的に敗戦投手になってしまいましたが、この桃山の後藤投手は目に留まりました。

サイドからの速球は伸びがあり、かなりの威力に感じました。変化球の球種を増やして緩急を磨けば上(社会人)でもいけそうに感じました。

でも大学で「競技としての野球人生」を終える選手も多いのでそこは何とも言えませんがね。

 

 

 

今回やっと見ることが出来た摂南大と桃山学院大。

これで阪神リーグの加盟校でまだ見たことが無い学校は2部西地区の「姫路獨協(どっきょう)大」だけとなりました。獨協の試合をいつか見たいものです。

 

前回と同じく両校の4回生はお疲れ様でした。ここで野球人生を一旦終える人、今後も続ける人など進路は様々でしょう。

これまでの体験が一生の宝物になり、今後良い人生を過ごせることを祈念しています。

 

最近NPBで選手による野球賭博が大問題になっています。現時点ではごく一部の選手の問題ですが、もしかしたら今後広がって行くかもしれません。かつての「黒い霧事件」を思い出します。あれは子供の頃リアルタイムで体験し、非常に嫌な思いでした。

 

なので未来ある若い選手たちには尚更「真面目に頑張って幸せに暮らして欲しい」と思います。

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