函館ラ・サール、聖地に立つ(長崎北陽台ー函館ラ・サール)
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Mr.black
2015年12月30日 11:50 visibility2191
今回の全国高校ラグビー大会出場校の中で私的に注目したのは2校。
1校目は京都の伏見工業。3大会ぶりの復活ということと、「伏見工業」の校名では最後の花園になるということが理由です。
これは多くの方々にとっても同様でしょう。それを証明したのがグッズ。伏見工業の校名が入った主だったグッズは早くも売り切れでした。
そして注目した残る1校は南北海道代表の函館ラ・サールでした。
函館ラ・サール。北海道有数の進学校ですね。大阪在住の私でも名前くらいは知っています。
その学校が初めて聖地花園にやって来る。俄然興味が湧いていたのですが、ちょうど都合の付く時間に試合があるということで嬉しかったです。
この日の第一グランドの第四試合は「長崎北陽台ー函館ラ・サール戦」でした。
高校ラグビーの場合、ジャージの校名は漢字や仮名ということが多いのですが、「LA SALLE」と表記されていました。珍しいと思います。
対戦相手の長崎北陽台。青一色で統一されたシンプルなジャージ姿。
左胸に漢字縦書きで「北陽台」と校名入り。これが通常多いパターンですね。
花園準優勝歴もある北陽台。この難敵相手にラ・サールがどこまで粘れるのか?これが注目点でした。
そしてラ・サールは私の予想外に良いチームでした。序盤は互角と言ってもいい戦いぶり。
観客席からも「ラ・サール、なかなかやるな~」と声が上がっていました。
ただ、惜しむらくは序盤のPKを外して先制の機会を逸したこと。先制していれば乗っていけ、反面北陽台に多少なりとも焦りを生じさせられたかもしれません。
PKを外した後、逆に北陽台に先制トライを許してしまったあたりから少しずつ劣勢になっていきました。そして徐々に北陽台がペースを掴む様子も見て取れました。
初出場校が強敵相手にこういう展開になってしまうと苦しいですね。
この試合も選手が怪我で交代というシーンがありました。大怪我になっていなければいいのですが。
後半北陽台の猛攻をしのげなかったラ・サール。42-12で敗れ、初めての花園では涙を呑みました。
新聞記事によると練習時間は通常は2時間で後は勉強の時間に当てるというラ・サール。
そんな学校が努力して掴んだ夢舞台は一試合で終わりました。
しかし部の歴史に大きな足跡を残したと思います。
はたしてこれからも花園にやって来られるのか?期待したいものです。
ラ・サールは次の一歩へ向けて新たなスタートを切ってください。
こちらは勝って挨拶する北陽台。
プレーぶりやその他の振る舞いが非常に好感の持てるチームでした。マイヤキューさんが応援するのも納得しました。
本日の2回戦では山梨の日川に勝ち、3回戦に進んだようです。
より上位に行けることを祈っています。
おまけ。
とあるメンバーさんから「花園で何を食べましたか?」と尋ねられたのでその回答を。
これはバックスタンド下のうどん店で食べた「牛すじ煮込みうどん」です。
牛すじがコリコリして歯ごたえありました。価格は650円です。
(個人的にはカープの肉うどんの方が好みですが。汗)
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