大洋ホエールズの故郷 (下関球場)
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Mr.black
2014年05月14日 09:55 visibility2814
今回大学野球を観戦した下関球場は新下関駅の北西にあります。徒歩だと40分くらいかかるので通常はバスかタクシー利用になります。
日帰り弾丸遠征で時間に余裕がなかった私はタクシーを利用。小型タクシーで片道1,000円ちょいです。利用していないので不明確ですがバス便は数が少なそうでした。
球場はこの下関北運動公園内にあります。
ここには他に第二野球場(おそらく軟式専用)や体育館などがあり、郊外の一大スポーツ公園になっています。
第二野球場。スタンドがちゃんとあり、かなり立派でした。
体育館。この日は色々な大会が行われていたようです。
これがメインの第一野球場。高校・大学・社会人・NPBなど様々に利用されています。
グランドは両翼100m、センター122mと広いです。
照明は大きめのものが6基。珍しい縦型です。照度は良さそう。
バッターボックスの後方に陸上のタータントラックのような敷物があり、そこに「SHIMONOSEKI」と名称が入っているスタイルはかつてのナゴヤ球場を思い出させます。
スコアボードは以前は右中間寄りにパネル式の物が建てられていましたが、今はバックスクリーン上に磁気反転式のボードが設置されています。
このボード、調べたところ日中は磁気反転式、夜間はLED式という二段構えになっているとのこと。省エネ対策ですが、非常に珍しい方式ですね。
ただし今回はデーゲームのみの観戦だったので確認出来ませんでした。
カウントはBSOでその下にはスピードガン表示があります。
海が比較的近く、この日は風が強かったこともあり、旗が低い位置に掲げられています。
(半旗とかそういうことではありません。)
スタンドは25,000人収容。
バックネット裏のグリーン部分は背もたれつきの個別席。小さいながら屋根があります。
1・3塁側のオレンジ部分は背もたれ無しの個別席。青と黄色の座席は全て長イス。
外野は芝生席。
以前はNPB一軍が時々利用していたので座席の色分けが細かいのかもしれません。
現在は二軍の利用に留まっています。一軍はオープン戦程度でしょうか?
全般的に視界良好でしたが、赤で囲んだ鉄柵は邪魔でした。
高校野球の夏の大会などではオープンするであろう売店。
この日は閉まっていました。
通路は広めでしたが収容数の割にはトイレが少なかったような気がします。
球場正面口にはNPB数球団のユニフォームが展示されています。
なお、左端はWBCのジャパンユニ。
私が物心ついてプロ野球を見始めた頃、大洋ホエールズは既に川崎球場が本拠地でした。なので後年球団の歴史を調べるまでは「ホエールズは関東のチーム」と思っていました。
しかし球団が誕生したのはこの下関の地。
その前身である林兼(はやしかね)商店野球部もここ下関で産声を上げました。そもそも親会社の林兼商店(のちの大洋漁業)が所在していたわけですから当然ですね。
現在は横浜に拠点を置くベイスターズにとってこの地は「第二の故郷」と言えるでしょう。
そういうこともあり横浜ベイスターズが優勝した時には下関でもパレードが行われたとのこと。関東のチームということが定着しているベイスターズですが、この地と完全に縁が切れたわけではないようです。
ところで現在の下関球場は二代目。初代球場は別な場所にありました。
なので実質「大洋ホエールズの故郷」と呼べる場所はここではありません。
次回はその地をレポートします。
sell球場レポート
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