国宝のお城が見守る野球場 (彦根球場)

  • Mr.black
    2013年07月25日 10:22 visibility3265

今回高校野球滋賀大会を観戦したのは彦根球場。

皇子山(おうじやま)球場とともに県の主だった試合が開催されるメイン級の球場です。

 

 

外観は結構立派。写っていませんが写真右側にチケット売り場があり、その横から階段を上がって場内に入ります。

 

 

グランドは内野クレー、外野天然芝。

両翼99m、センター122m、と広いです。

照明は横楕円形のわりと大きなものが6基。

 

 

 

バックネット裏には大きな屋根があり、炎天下や雨天時の観戦では助かります。

私も今回はこの屋根の下で観戦。非常に楽でした。

座席はオレンジ部分が背もたれ付きの一人掛け。それ以外の内野は長イス。

外野は芝生席。全体で1万人収容。

バックネットに支柱は無く、また内野フェンスはあまり高くないので一部の座席を除き全般的に視界が良好でした。

 

 

スコアボードは右中間寄り。磁気反転式で表示は見やすかったです。

カウントランプは旧式のSBO。

 

 

ブルペンはベンチのすぐ横。スタンドを切り込んで作ってあります。

そして防球フェンスもあり。

個人的にはこれがブルペンの理想だと思います。

 

 

滋賀県の野球場としての立ち位置は1番皇子山、2番彦根です。

ただし皇子山が老朽化していた頃は「実質県No.1は彦根だ」とも言われていました。

改修前の皇子山はグランドも狭く、設備が彦根よりも劣っていたからです。

「大阪や京都から近いという立地条件で皇子山の方が優位だっただけ」、とも揶揄されていました。しかし近年の大改修で皇子山が名実ともに県No.1になったというわけです。

(皇子山では大学野球のリーグ戦や社会人野球のブロック大会も開催されています。これらはやはり交通の利便性が彦根よりも勝っているからです。)

 

しかし彦根球場の価値が落ちたというわけではありません。

「大阪にこんな球場が欲しい」と思うくらいでした。

 

欠点としては場内や近隣に売店が無かったこと。

飲料の自販機しか無かったので飲食物は途中で確保してから行った方がいいです。

(道中にコンビニあり。飲食店も途中にはあります。)

 

 

 

 

特筆すべきは球場から国宝・彦根城がよく見えるということ。

 

 

それもそのはず。球場は彦根城のお堀の横にあるのです。

堀越しに球場の照明塔が見えるこの光景は良かったです。

JR彦根駅から北に徒歩15~20分と夏は少々きつい距離ですが、お城や堀を眺めながら進み、こうやって照明塔が見えるとワクワクしました。

 

 

有名なゆるキャラ、ひこにゃん。

最近は彦根城内に毎日3回程度姿を見せるそうです。(1回30分程度。登場スケジュールは調べることが出来ます。)

ちょっと立ち寄りたかったのですが、炎天下で彦根城内まで歩く自信が無かったので今回は断念。気候のいい時に寄ってみようか?とも思います。

 

 

実は彦根球場は今回が初見参。

過去何故かここに行く予定を立てると雨やその他で流れることが続いたのです。

極めつけは2009年。春の近畿大会が彦根で開催される予定で、その時遠征するつもりでした。(普段近畿大会は皇子山なのですが、この時は彦根開催。)

しかし直前に鳥インフルエンザ患者が関西で見つかり、大きなイベントや興行が相次いで中止。近畿大会も中止になってしまったのです。

 

ようやく実現した彦根遠征。

井伊家の殿様(初代藩主・井伊直政公)が「良かったのぅ~」と言ってくださっているような気がしました。(笑)

 

 

恒例のチケット写真。

滋賀大会は600円。近畿大会では700円だったと記憶しています。

 

 

 

ネタ。

鳥人間コンテスト。そう言えば毎年夏に琵琶湖で開催でしたね。

一度くらいは生で見てみたいのですが・・・・・暑いだろうな、とつい敬遠。

今年は7月27日(土)~28日(日)の2日間、彦根の松原水泳場周辺で開催だそうです。

ご興味のある方はどうぞ。

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