非常に珍しい人工芝グランド (瑞穂球場)

  • Mr.black
    2013年09月12日 11:27 visibility5560

愛知大学野球の1部リーグ戦が行われる「瑞穂(みずほ)公園野球場」。

愛知の大学野球のメッカ的な存在です。

建設されたのは戦前の1940年代。その後何度か改築・改修工事が行われたようで現在は写真のようなコンクリート打ちっ放しのドドーンとした外観を誇ります。

おそらく建設当初と今とでは球場の姿が全然違うと思われます。

 

 

 

これはチケット売り場と入場口の様子。

この日は名城大(めいじょうだい)が当番だったのでしょう。エンジのシャツを着た選手が交代でモギリ兼入口番をしていました。

 

 

グランドは全面人工芝ですが、ご覧のように非常に珍しい色合いです。

マウンドやベース周辺を除く部分は通常全面グリーンか又は走路部分だけが茶色(赤レンガ色)なのですが、ここは内野部分が全て赤レンガ色でした。こういうパターンは初めて見ました。全国で同じデザインのグランドははたしてどのくらいあるのでしょうか?

 

 

↑ ちなみにこれは前回訪れた時の瑞穂球場。(2010年3月訪問)

人工芝は旧式の固そうな物で、全面グリーンでした。どうやらこの翌年あたりに張り替えが行われたようです。

 

 

両翼は99.1m、センター122m、と広いグランド。ホームベース後方には「MIZUHO」と球場名が書かれています。

照明は6基あり。結構大きく照度は良さそうでした。

 

 

スタンドも大きく、収容数は18,600人(公称)。

座席はバックネット裏が背もたれ有りの個別席。それ以外の内野は長イス。外野は芝生席。

バックネット裏には大きな屋根があり。この日は暑かったので助かりました。

この屋根からネットが吊り下げられており、支柱などが無いので視界は良好でした。

また内野フェンスは若干高めでしたが、スタンドも高いので少し上に座れば視界を遮るものが無く、全般的に観戦しやすい設計です。

 

 

ブルペンはポール際に区切られた状態でした。これは安全面でもいいですね。

 

 

スコアボードは磁気反転式。グリーンの表示がやや見づらかったです。

メンバー表示はDHに対応していませんでした。しかし裏技を使っていました。攻撃中は「D」表示で指名打者の名前を、守備中はその部分を「1」表示で投手名を出していました。

上の写真をクリックして拡大するとよくわかります。

中京大の4番が守備中は「投手清水」になっています。攻撃中はDHの選手名表示。

この場合、愛知大が攻撃中なので1番が「DH竹中」になっていますね。

 

 

気になったのはこれ。バックネット裏のカウントランプですが、旧式のSBO表示。

スコアボードがちゃんとBSOになっているのに場所によって表示が違うのは選手がカウントを誤認する可能性があります。これは早急に改善が必要でしょう。

 

 

瑞穂公園には陸上競技場その他たくさんのスポーツ施設があります。

写真のレフト後方は陸上競技場。Jリーグ名古屋グランパスエイトの公式戦が行われる立派なスタジアムです。

 

交通アクセスは地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」から徒歩7~8分程度と便利です。

また地下鉄名城線(めいじょうせん)「瑞穂運動場東駅」からも徒歩圏ですが「西駅」からの方が近く、道順も分かりやすいです。

 

 

 

公園内には緑も結構ありました。中心部から少し離れているものの名古屋市内の交通至便な場所にこんな立派な運動公園があるのはいいですね。

(名古屋駅から地下鉄で20分程度の乗車。)

現在高校野球は岡崎球場がメイン会場ですが、同球場は交通の便がやや悪いです。

瑞穂球場をもっと活用してもいいと思いますが。

 

最後に大学リーグ戦では球場に露店などは出ませんでした。(高校野球ではどうか不明)

場内には飲料の自販機しかなかったので飲食物は持参した方がいいかもしれません。

でも公園の南西には飲食店が若干ですがあります。↓

 

 

普段はコンビニでおにぎりを買って食べるのですが、今回は久しぶりにお店で食べました。

上述の公園そばにあるお店「ふじひろ」。日替わり定食730円でした。お店の存在を知っている人たちなのでしょう。試合と試合の合間にたくさんお客さんが入っていました。(球場から来た人が多そうでした。)

定食はおかずの品数が多く味も良かったのでお時間に余裕があればこちらへどうぞ。

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