県から市へ (相模原球場)

  • Mr.black
    2013年10月22日 12:45 visibility3235

神奈川県の相模原球場。元々は県が建設し管理していたのですが2008~2009年にかけて市へ移管されました。

 

 

そういうこともあってかなり立派な野球場です。

そしてネーミングライツにより現在は「サーティーフォー相模原球場」という名称になっています。「サーティーフォー」は調べたら地元の不動産会社でした。2016年の3月末までネーミングライツの契約をしているようです。

 

 

グランドは内野クレー、外野天然芝。

両翼95m、センター120m、と広さはまずまずです。

印象的なのは下記2点。

トーチかチューリップを連想させる独特な形の照明塔。(6基あり)

そしてバッターボックス後方のタータントラックのような敷物です。この敷物はかつてのナゴヤ球場を思い起こさせます。

 

ここには「34 サーティフォー相模原球場」と書かれていますが、近くに寄ると「SAGAMIHARA」という以前の文字の跡がうっすらと見えます。

 

 

スタンドの収容は約16,000人。

バックネット裏は背もたれ付きの個別席。それ以外の内野は長イス。外野は芝生席です。

大きな屋根があり、炎天下や雨天時は助かります。

 

またバックネットはワイヤー吊りで支柱が無く見やすいです。内野のフェンスはやや高めですが、スタンドが大きいので少し後方に座れば問題ありません。全般的には見やすい構造です。

 

 

スコアボードは県から市へ移管される時にLED式に改修されたようです。

オレンジ表示ですが、打席に立つバッターだけは赤で表示されます。

夕日がスコアボード後方に来る時間帯は表示が見づらいですが、それ以外はOKです。

カウントはBSO。

 

 

場内には売店スペースがありました。しかし試合によって開く時と開かない時があると思われます。コンビニは少し遠いようなので念の為最低限の食べ物は持参した方がいいでしょう。

 

 

そして珍しかったのはこれ。スタンド下の通路にあった絵です。

材質は石かタイルか分かりませんが、色を焼き付けてあるようでした。(陶磁器?)

時々野球場の通路や外壁に絵や彫刻がありますが、通常は野球をモチーフにしてあります。こういう風に野球と全然関係の無い絵が掲げられている球場は記憶にありません。

何だか粋に感じました。

 

ところでこの絵は男子トイレの外壁にありました。

もうひとつ違う絵があったのですが、それは女子トイレの外壁にあったので写真撮影はやめておきました。盗撮魔と間違えられたら困りますので。(汗)

 

結構趣があったのでもし現地に行かれたらじっくりご覧ください。

私は別に高尚な人間ではありませんが、こういうのは好きです。

 

 

唯一の欠点は交通アクセス。最寄駅JR「淵野辺駅」からはかなり距離があります。

駅前南口からバス便があるようですが、案内が不十分でわかりにくかったです。どうやら1時間に2本程度の便はあったようですが、土地勘が無い人間には分かりにくかったのでやむなくタクシーを利用しました。片道1,000~1、300円くらいでした。ちょっと痛かったです。

 

これほどの野球場なのですからバス会社には停留所に「球場へ行くには〇番乗り場の△△行きに乗車」と明示して欲しいものです。そして出来れば降りる停留所名も書いておいて欲しいですね。

バスはその路線を普段利用していない者にとってはものすごく分かりにくい乗り物ですから。

 

最後に。

かつては日本ハムの二軍が本拠地にしていたようです。(鎌ヶ谷建設以前)

そして現在は横浜DeNAの二軍が時々試合開催しているとのこと。設備を見れば納得です。

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