コンクリートと木々のコラボ　（半田球場）

先日ハシゴ観戦した２球場のレポートを。まずは「半田球場」から。

この球場は名鉄河和（こうわ）線「知多半田駅」の北西徒歩１０分ほどの所にあります。

簡単に徒歩１０分と書きましたが、炎天下でおまけに行きは上り坂。結構きつかったです。

球場入り口には写真のように飲料の自販機が２台ありましたが、近隣に飲食物を確保出来そうなお店などは無し。なので行く際には事前に持参が必要です。

外観はこんな感じ。コンクリートの擁壁と塀でまるで小さな城塞風。

で、中に入ると内野スタンドは全てコンクリート階段席。久しぶりに過酷な観戦になりそうでした。バックネット裏～ベンチ上辺りまでは支柱が邪魔で視界が悪いです。

写真手前の辺りはネットが低く、視界良好ながら夏は厳しい場所。

助かったのはこの場所に木陰があったこと。ほとんどの観客はここから外野寄りの木陰に居ました。木の枝でフライが見えないのですが、暑さを考えるとここがベストポジション。

コンクリートジャングルの中にあるオアシス状態でした。（笑）

この辺りから外野までは全て芝生席。全体で収容４，０００人とのこと。

トイレは内野芝生席の中ほどにありました。

グランドは掘り下げ式。内野クレー、外野天然芝。

両翼９１．４０ｍ、センター１１８．８３ｍ。下記写真のようにかなり細かい表示でした。

↑　こんな細かい表示は初めて見ました。

スコアボードは右中間寄りにパネル手動式のものがあり。カウントは旧式のＳＢＯ。

そして「選手名表示が出せるの？」、と思うくらい小さいメンバー部分。（ポジション番号表示しか無理かもしれませんね。）

かつては高校野球の夏の大会が開催されていたということ。

しかし近年は春と秋の地区大会のみの使用になっています。

その理由は老朽化とグランドの狭さ、および設備の貧弱さです。（照明も無し）

建設されたのは１９６１年。もう５０年以上も経っています。

もしかしたら近い将来取り壊しということがあるかもしれません。

なので今回観戦出来たのは幸運でした。

この地区のアマ野球を支えるべく今は阿久比（あぐい）球場が頑張ってくれています。

次回はその阿久比をレポートします。