愛知の公立の雄 大府高校

  • Mr.black
    2014年08月19日 15:08 visibility5080

本題に入る前に少しだけ。

前回の日記について予想以上に賛同(あるいは納得)の反応をいただき感謝しております。世間一般ではタイブレーク反対派の方が多いので書いた時点では「袋叩き」も覚悟していましたが。

その反面、おそらく多くの方々に不快な思いもさせたことでしょう。不愉快な思いをさせてしまった方々にはお詫びいたします。

ただ、私は「高校野球は今のままでいいのか?従来通りのやり方では選手を壊してしまわないか?」と常に考えています。

そして「おかしいと思うことには批判覚悟で声をあげないと」、とも考えています。自分の意見が正しいかどうかは二の次として、「自分が信じることは主張したい」という意思だけは曲げたくありません。


というわけで本題に。


昨日は愛知県に日帰りで出かけてきました。

目的は「高校野球秋季大会」観戦です。大阪は9月に開始なのですが、愛知は早いのですね。お盆の最中に秋季大会が始まります。(今年は8月12日から開始)



↑ 試合会場の半田球場。


愛知県の運営方法としてはまず地区ごとに細かくブロック分けして1次予選(ブロックごとにリーグ戦)を行い、各ブロックの上位2チームが2次予選(トーナメント)へ進出。そこで勝ち上がると県大会(トーナメント)に進むという方式のようです。

大阪がいきなり一発勝負のトーナメント府大会で始まるのと随分運営の違いがあります。と言うかむしろ大阪の方が特殊なんですかね?


この日は「知多ブロック」のリーグ戦最終日でした。(知多地区 Dブロック)

この地区を選んだのはタイトルの通り。愛知県の公立の雄、大府高校が登場する日だったからです。

(日福大附属ー大府戦)



3塁側: 大府高校

私学が圧倒的優勢の愛知県にあって春3回、夏4回甲子園に出ている公立の名門校です。

巨人・槙原投手、阪神・赤星選手などを輩出していることで有名ですね。



白無地ユニに濃紺基調。胸に「OBU」。(昔は「OBUKO」でした。)

1980年代から90年代が黄金期でしたが、その後は私学の壁をなかなか破れず。しかし2008年夏、久しぶりに甲子園に出てきて「古豪状態」から脱出しました。

近年の状況を調べると県大会のベスト8あたりまでは勝ち上がることが多いようです。そこから先が大変なのですね。




対戦相手。

1塁側: 日本福祉大附属高校。

この学校についてはあいにく情報を持ち合わせていません。

こちらはグレーユニに「Fukushi」、その上に赤で小さく「NIHON」とマークが入っています。



ここまで1勝1敗の大府(暫定2位)、2敗の日福大附属(暫定4位)。

大府にとっては2次予選進出がかかった大事な一戦でした。

(この時点での暫定1位は半田高校)



試合は初回から動きました。この変則気味の左腕投手を大府打線が捉えて5点先制。

幸先いいスタートとなりました。



ただ日福大附属も反撃。3回に2点返します。


余談ですがこの1次予選の審判は主審以外は高校生がやっていました。(後方の黒ズボンが1塁塁審。)

2次予選や県大会ではどうなのでしょうね?




最後は大府が地力を発揮。日福大附属の投手二人を攻略して12-2の5回コールド勝ちでした。日福大附属は守備が悪く無駄な失点が多かったのがコールド負けの一因です。

まあ新チームになったばかりの秋季大会では時に強豪校でも世代交代に失敗して脆くも負けることがあるので、一冬越えて来年夏にどこまでレベルアップできるかが大事ですね。




久しぶりに生で見た大府のユニフォーム。この公立の雄が再び甲子園に帰ってくるでしょうか?

甲子園で選手権大会が開催されているにも関わらずそれに背を向けてこちらに訪れる酔狂人。でも私にとっては貴重な試合なのです。



ところで個人的に以前から気になっているのは大府のこの帽子マーク。

何か図案っぽいマークなのですが何なのでしょうね?

ご存じの方がもしいらっしゃれば是非教えてください。


最後にこのDブロックの最終順位を。

1位・半田、2位・大府、3位・半田東、4位・日福大附属、でした。

半田高校と大府高校は2次予選に進出です。2次予選は既述のようにトーナメント方式で勝ち上がった3校が県大会に進むようです。

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