勝敗は僅かな差 (追記あり)

  • Mr.black
    2014年09月17日 10:56 visibility545

既に述べた通り先日滋賀へプチ遠征し、高校野球秋季大会を観戦してきました。



訪れた場所は東近江市の湖東(ことう)スタジアム。

かなり辺鄙な場所にあり、自宅から3時間以上かかりました。(汗)


この日は3試合日だったのですが、上のような状況なので到着時点では既に第一試合が終了していました。比叡山が彦根総合をコールドで降したようです。

球場周辺に居る濃紺の着衣の人々は比叡山高校の応援者たちです(おそらく父母会の方々)。

ちなみに比叡山のユニは変更なく、胸マークは漢字でした。帽子マークは「山」。

学校の雰囲気としては漢字ユニの方が似合っているのでしょうが、個人的には以前の「HIEIZAN」、「HZ」マークの方が好きでした。



貸し切りバスの表示。駐車場に2台とまっていました。



お約束の入場料チェック。滋賀県は700円。

(雄さんいわく「あたしの地元では地区大会は無料です。県大会は有料ですがね」)



第二試合から観戦。カードは「大津ー八幡(はちまん)戦」。

写真は1塁側:大津高校。県立校。明治時代に設立された高等女学校が起源。

白ユニに濃紺縦じま。胸マークは「OHTSU」。全体的なデザインは東北高校に似ていました。






対戦相手。3塁側:八幡高校。こちらも県立校。設立は昭和30年4月とのこと。

白無地ユニに濃紺基調。胸には「HACHIMAN」。


ところでこの八幡高校ですが、戦後の学制改革・学校統合・再分離などの関係で「八幡商業」の全国大会出場歴を1回分だけ継承しているということらしいです。このあたりの詳細が分かりにくいので説明出来ませんが。


<追記>

その後調べ直したところ、戦後の学制改革で昭和23年4月から30年3月まで八幡商業が商業科と普通科を併設し、「八幡高校」と改称していた時期があります。(この間、二年だけ「中央高校」という名称の時期もあり)

この「八幡高校」時代の昭和26年にセンバツ出場があります。(第23回センバツ)

その後、昭和30年4月に普通科を切り離して「八幡商業」と「八幡高校」の2校に分離。

なので昭和26年のセンバツ出場1回分を「両校の歴史」としてそれぞれに組み込んでいるようです。





大津は1回戦で長浜北にコールド勝ち。

かつて甲子園に出場歴のある長浜北ですが、近年は戦力低下しているみたいで早期に敗退することが多い印象です。



一方の八幡はこちらも甲子園出場歴のある能登川(のとがわ)を降しての2回戦進出。

能登川は私の学生時代には強豪だったので昨今の低迷はちょっと寂しいものがあります。




両校は戦力的に似通っている印象。

どちらも投手がしっかり投げ、野手が好守で盛り立てるという典型的な高校野球のチーム。



両校とも再三スコアリングポジションにランナーを進めるもののホームが遠く、8回表まで0-0のまま。

応援者からは歓声とため息が交互に出るしびれる展開でした。



(写真は大津の応援席)


しかしついに均衡が破れます。8回裏、八幡にタイムリーが出てようやく1点先制。それまでの流れでいけば八幡が勝つ雰囲気が強かったです。



ところが9回表にまさかの展開。

大津1死1・2塁のチャンス。ここでレフトへのハーフライナーが。

この時、2塁ランナーが打球につられて大きく飛び出しており、レフトがキャッチして2塁へ転送すれば併殺でゲームセットの可能性がありました。

しかし逆に併殺を焦ったのか、なんとこの打球をレフトが弾いて落球。しかもこの打球が後方に逸れ、戻りかけた2塁ランナーが生還。あっという間に同点になりました。



勝利の女神は気まぐれ。そして高校野球の勝敗は紙一重で決まるのでしょう。

流れを掴んだ大津はこのあと一気呵成に攻めたて5点取って逆転。



結果はそのまま5-1で大津の勝利。これで3回戦進出(ベスト16入り)。

八幡としては悔やんでも悔やみきれない敗戦だったと思われます。逆転されるまでの間、レフトが守備位置でガックリしている姿が印象的でした。

しかしそれまでは攻守によく鍛えられたチームと見えました。来年一回り成長して上を目指して欲しいものです。



雄さんが到着したのは9回の逆転後。

この後、野球談議に雑談を交えて第三試合を観戦しました。

その試合は次回で。

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