女子硬式野球クラブ選手権
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Mr.black
2017年10月20日 10:29 visibility1198
前回の補足的なブログです。
女子野球ジャパンカップに出場できるクラブチームは2チーム。この出場権がどのように決まるのか?については以前から関心はありましたが、「秋に関東でクラブ選手権が行われる」程度しか把握しておらず、この際突っ込んで調べてみました。
この大会は2006年より実施されており、今年で12回目でした。
今大会は10月7日(土)~9日(祝)の3日間開催。おそらく毎年体育の日が絡む10月上旬の3連休中に行われると思われます。
会場は千葉県の2箇所。ゼットエー・ボールパークと袖ヶ浦市営球場。(ゼットエーがメイン会場)
<球場アクセス>
ゼットエー・ボールパーク:正式名は市原臨海球場。JR内房線・小湊鉄道「五井駅」からバス。徒歩だと30分程度?
袖ヶ浦市営球場:JR内房線「袖ヶ浦駅」から徒歩15~20分程度。
今大会の参加チームは16。
この内の優勝・準優勝の2チームがジャパンカップに出られます。つまり最低3つ、優勝の為には4つ勝たなければいけません。
今年は「ZENKO BEAMS」が初優勝したわけですが、過去強かったのはアサヒトラスト(東京)・新波(東京)・ハマンジ(埼玉)・侍(埼玉)・BLESS(大阪)の5チーム。
(※)「新波」は「しんば」と読みます。なお「ハマンジ」の意味は不明。
ZENKOは埼玉なのでBLESSを除けばやはり関東のチームが強いですね。女子プロ野球は関西で始まったわけですが、リーグが当初から関東進出を検討していたのはやはり「女子野球は関東の方が盛ん」だからでしょうね。
余談ですが、女子プロ野球の初期メンバーは上記のクラブチームのどこかに在籍していた選手が多かったです。高校や大学を卒業後に野球を続ける環境が当時はクラブチームしかなかったことがよく分かるエピソードです。
ところで女子野球を取り巻く環境はまだまだ厳しいな、ということがこの大会運営でよく分かります。
開催概要を読むと「雨天・荒天時の予備日程はなし。打ち切り」と書いてあるのです。
つまり「天候次第では決着がつかず、優勝チームが決まらないまま打ち切り」ということがあり得るのですね。
そこで疑問は出てきます。
「その場合ジャパンカップにはどのチームが出るんだ?」ということ。あくまでも推測ですが勝ち残ったチームで抽選を行うか、あるいは前年度から当該年度の各大会の実績で連盟が選出するか、のどちらかだと思っています。
ところで男子の高校硬式野球でタイブレーク実施の議論が上がった時、反対派の意見として「選手は一生懸命練習してきたのに中途半端な(変則的な)決着のつけ方をするのは可哀想だ」という物が多かったですね。
でも既述のように女子野球では「予備日程が無く(あるいは予備日程の余裕が少なく)、天候不良で大会打ち切り」なんていうのが割合あるんですよね。以前読んだ話ではとある女子高校野球の大会が天候不良で打ち切られ、抽選で準優勝になって「こんな形で私の高校野球は終わってしまうの?」と悲しむ選手の姿が描かれていました。
勿論その当時は女子プロは無かったですし、大学やクラブチームで野球を続ける環境も選手の居住地によっては容易なことではありませんでした。(相対的にチーム数は少ないですし、チームのある地域は偏っています。)
「タイブレークであっても一応野球の形で決着がつく。そして天候不良によって大会打ち切りなんて男子の高校野球では起こらないじゃないか。優勝が決まるまで大会は順延されるだろう?更に高校卒業後も野球を続ける環境は多岐にわたる。男子は十分過ぎるほど恵まれているんだよ」と私は思っています。
私が女子野球を応援するのはこの恵まれない環境でそれでも「野球が好き」と頑張る選手の情熱が観ていると伝わるからです。
連休があまり取れない私にとって千葉県への弾丸遠征は結構厳しいです。
でも大会の概要は掴んだので来年以降でもしチャンスがあれば観戦しようかと考えています。
ゼットエーと袖ヶ浦は同じ内房線で、移動は駅3つなので両方が使われている場合はハシゴ観戦が出来そうです。
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- 事務局に通報しました。
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