私大から公立大へ(京滋リーグ2部)

  • Mr.black
    2018年04月04日 10:59 visibility1088

先日、滋賀県野洲(やす)市へプチ遠征。目的は大学野球観戦でした。

 

 

会場は希望が丘球場。(看板地図の左下に位置します。)

観戦したのは「京滋(けいじ)リーグ」の2部です。名称の通り京都と滋賀の大学で構成されるリーグ。2部制で1部に6校、2部に7校加盟しています。

なお、入場料は無料です。

 

 

朝の通勤ラッシュは避けたかったので、自宅をゆっくりめに出発。到着時点では第1試合の終盤に差し掛かっていました。(この日は3試合日。)

カードは「滋賀県立大ー京都外大戦」。写真の守備側が京都外大、攻撃側が滋賀県立大です。

 

 

この試合、1回の表裏に4点ずつ取り合う激しい出だしだったようです。

しかし県大はその後無得点。逆に外大が着実に加点し、結局10-4で外大の勝ち。ところで得点の合計が間違っていますね。(笑)

まあ、人力で行うパネル式では時々こういうことはあります。昔は掲示ミスをよく見かけたものです。

 

 

勝って一礼する京都外大。「京都外大西高校」はここの系列校になります。

大学はグレーの縦じまユニ。

 

 

第2試合は「京都工芸繊維大ー福知山公立大戦」。これが今回のお目当てでした。

 

 

1塁側:京都工芸繊維大。「工芸繊維大」とはいかにも京都らしいですね。

略称は「京工大」、あるいは頭文字で「KIT」。

 

黒(あるいは濃紺)にエンジ基調。

胸には筆記体で「Kyokodai」。

 

 

3塁側:福知山公立大

この大学を今回特に見てみたかったのです。この学校、以前は「成美大」という校名の私大でした。「福知山成美高校」は当時ここの系列校でした。

しかし2011年頃、大学基準協会から「基準不適合」の判定を受け、紆余曲折の後2016年春から公立大に転換。校名が「福知山公立大」となったのです。

 

成美大時代に2部から1部へ昇格し、1部でもそこそこの成績だったので「もしかしたら将来もっと強化が進んで1部の王者に君臨するかも?」と思っていました。なので公立大に転換し、その後2部に降格するとは予想外でした。

 

青っぽいグレー、いわゆるブルーグレー地のユニに濃紺基調。この色のユニは光の当たり具合でグレーに見えたり、水色に見えたりしますね。写真でもそれぞれで色目が違って写っていました。

胸マークは「FUKUCHIYAMA」、その下に小さく「UNIV.」。

マーク以外は旧・成美大時代とそれほど大きなデザインの違いはありません。

 

 

 

試合は初回から動きます。1回表、福知山が併殺崩れで1点先制。

その後、2回から京工大の投手の制球が定まらなくなり、そこをついて追加点を奪い優位に立ちます。

 

 

 

 

しかし福知山の先発投手もやや不安定。1回裏に1点失い、4回に3-2と追い上げられると降板しました。

写真で見ると分かると思いますが、「立ち投げ」の投手でした。

まあ、本人にとってはこのスタイルの方が投げやすいのでしょうけれどもね。あまり下半身が使えていない投法です。

 

 

両校とも途中から継投に入ります。

しかし、京工大のリリーフは捉まってしまいます。

 

 

この日見た投手の中で一番いい球を投げていたのは福知山の二番手投手。

サイドから内外のいいところに決まって京工大打線に付け入る隙を与えませんでした。

 

 

6回表に2点追加して5-2とリードした福知山。

試合が決まったのは8回表。ここで集中打プラスHRまで飛び出して一気に6点奪って11-2になりました。

 

 

結局11-2で8回コールド。福知山の勝ちでした。

 

 

公立になったことで選手の強化は難しくなっていることでしょう。

福知山が再び1部昇格出来る日が来るのかどうか?

 

 

一方、大差で敗れた京都工芸繊維大。挽回を期待します。

 

 

この後、第3試合もあったのですが、体調がイマイチだった為やむなく帰りました。

上は試合に備えてアップする京都教育大。

 

 

こちらも準備中の京都府立大。

結果は9-0で教育大が勝ったそうです。

 

大学野球の春季リーグ戦、機会があればまた訪れたいものです。  

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