藤崎台球場と熊本城
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Mr.black
2019年05月29日 11:11 visibility1507
今回試合観戦した藤崎台球場は熊本城の西側に位置しています。
ここにはかつて熊本城の鎮守社である藤崎八幡宮が存在していたのですが、西南戦争で焼失。その跡地に紆余曲折の後、現在の野球場が建設されたそうです。それは1960年とのこと。(後年改築)
私がこの球場の存在を知ったのは多少記憶が曖昧ですが、1970年代中頃だったと思います。
当時巨人がオープン戦や公式戦を藤崎台で若干数開催しており、その実況でアナウンサーが「両翼99mの広いグランド」と語っていたのに驚いて心に残ったのです。
何しろこの頃はプロ野球本拠地球場でさえ両翼は概ね90m前後。しかもこれはあくまでも球場側の自己申告であり、実際には各球場とも公称よりは狭かったと噂されていました。
なので「地方に大リーグ(←当時の呼称)並みの広さのアマ球場がある」というのは衝撃だったのです。おまけに球場の近くに熊本城があると知ったので大いに関心が湧きました。
野球場バカであり、ぬるいながらお城好きの私が「大人になったらここに行きたい」と思ったのは当然のこと。しかし、いざ大人になると休みと試合開催との兼ね合いなどもあってなかなか実現しませんでした。
そして「今年(2016年)の夏は少々無理してでも高校野球熊本大会に行くぞ!」と思っていた矢先にあの大地震が起こり、あっけなく頓挫。
それから3年後、仕切り直しで先日の熊本遠征を行ったわけです。試合は高校野球ではなく社会人野球でしたがね。私にとってはそんなの関係ありません。そう言えば2016年のJABA九州大会はこの地震の影響で5月から8月に延期され、その観戦で真夏の炎天下「ヒィヒィ」言いながら球場まで歩いたキツイ思い出が。
(その時は福岡開催だったので、北九州市民球場と大谷球場をハシゴしました。)
前回のブログで書きましたように当初この遠征記は非公開にするつもりでした。
でも藤崎台球場で観戦後に訪れた熊本城の現状を見た時、その姿を紹介した方がいいと思えたので急遽公開に変更しました。
これは二の丸広場から見た現在の様子。天守閣復旧工事中のクレーンと足場があります。
ここだけ見れば「かなり復旧したな」という印象ですが・・・。
手前の石垣はこんなありさま。ほとんど手付かずのままです。
これは別な櫓。赤で囲んだところの石垣も崩れたままです。
ズームにするとこんな様子。
また、崩れてはいないもののワイヤーや金属の網で補強してある石垣もあちこちで見かけました。
これらを見て「完全な復旧はまだ相当先のことだな」と痛感しました。
熊本の大地震後も全国各地では様々な災害が起こりました。私の地元大阪も昨年は地震と台風のダブルパンチで未だに復旧出来ていない場所が多々あります。
それらによって多少風化しつつある熊本の現状。時間の関係でごく僅かな部分しか見分出来ませんでしたが、それでもこういった爪痕は紹介すべきではないかと思って公開にしました。
以前にも書きましたが、昨年の大阪の地震ではほんの数日のタイミングであの世行きになっていたかもしれない我が身。それを思うと災害は決して他人事とは思えません。
折々にこうやって身を引き締めることは大事だと考えています。
お城の近くに「城彩苑」という観光土産施設がありました。
そこで見つけた「スイカサイダー」。スイカの果汁をサイダーで割った感じのまんまの味でした(微笑)。
何しろ小者なので大きなことは出来ませんが、チマチマとでも訪問先で散財したり情報を紹介して地味~に貢献するしかありません。
せっかくなので熊本ラーメンも体験。
「天外天」という有名なお店の支店が熊本駅の施設内にあったので食べました。
博多と比べるとマイルドなトンコツスープにアクセントとしてニンニクチップが散りばめられたラーメン。美味しかったです。なお、煮卵はトッピングです。
そう簡単には再訪出来ないと思いますが、機会があればいつかまた。
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