リーグ戦の数の調整 及び明治神宮大会代表決定戦について

  • Mr.black
    2021年10月31日 11:05 visibility450

先日観戦した大学野球・東都について「春の入替戦で1部リーグの2校(東洋大・立正大)が一気に2部に降格した」と書きました。

コロナの影響で昨年秋の入替戦を中止し、2部優勝校(青山学院大)を自動昇格させたことで1部が7校という奇数になり、数の調整が必要になったからです。

 

他のリーグでも似たようなケースが起こっています。

それは私の地元関西にある阪神リーグ。

昨年秋の入替戦が中止され、2部優勝(※)の神戸国際大が1部に自動昇格し、今春から東都と同じく1部リーグが7校で運営されていました。

 

しかしながら奇数でのリーグ戦運営は日程組み立てが大変なので「どこかで数の調整をするだろう」と思っていました。春は関西でコロナ感染者数が大幅に増えた為に難しかったのでしょうが、やはり秋には「入替戦の実施」と「数の調整」を行いました。

 

この手法は東都とは異なっていました。

まず1部7位になった追手門学院大は「自動降格」(東都は自動降格は無し。直接対決による降格)。

そして1部6位の神戸国際大と2部優勝(※)の関西福祉大とで「入替戦を実施」。

勝った神戸国際大が「1部残留」。

これにより1部リーグは来春再び6校で運営されることになります。

 

(※)阪神リーグの2部は「東地区」と「西地区」があるので、地区リーグ戦の優勝校同士で「入替戦代表決定戦」が実施されます。これに勝った方だけが1部との入替戦に臨めるのです。上記の「2部優勝」とは「代表決定戦の勝利校」のことを指す私独自の表現です。

 

リーグ戦はやはり偶数にしないと運営が大変ですからね。

下部リーグでは加盟校の全体数によってやむなく奇数になるケースがありますが、少なくとも1部リーグは6校維持が必須ですね。

把握出来ていませんが、他地域でも同じように数の調整をしているリーグはあるかもしれません。

 

普段のリーグ戦も面白いのですが、個人的には「春秋の入替戦」「大学野球選手権」「明治神宮大会及びその代表決定戦」この3つが大学野球の醍醐味だと思っています。

 

ここから話は変わりますが、その神宮大会代表決定戦が各地で始まりつつあります。

秋のリーグ戦開始がコロナの影響で遅れた連盟が複数あったので一時はどうなるかと思いましたが、対戦方式の工夫などによって何とか間に合わせました。大変だったでしょうが、あと少しです。決定戦に臨む各地区のチームには頑張って欲しいものです。

 

私の地元関西では本日から大阪・南港中央球場にてこの決定戦が実施されます。

例年は春の5リーグ対抗オールスター戦の優勝リーグに「スーパーシード権」が与えられるのですが、今年は中止だった為、この制度はありません。

関西からは神宮大会に2校出場できます。下記5校の内、どこが勝ち進めるでしょうか?

(試合順に表示)

 

神戸大(近畿リーグ)

天理大(阪神リーグ)

佛教大(京滋リーグ)

関西大(関西学生リーグ)

龍谷大(関西六大学)

 

今期の観戦チャンスは本当に僅かになりました。残り少ないチャンスを大事にしたいものです。

 

<追記>

関西代表は佛教大と龍谷大になりました。

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