軟式にも忍び寄るPL学園の衰退・及び軟式野球への個人的雑感
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Mr.black
2022年09月02日 11:01 visibility4294
少子化による部員不足が囁かれる高校野球ですが、甲子園大会の人気は相変わらずです。むしろ私の若かった頃よりも加熱していると感じます。
一方で軟式の方はどんどん衰退が進み、多くの県で大会参加校数が一桁になっています。
中には連合チームによって何とか大会をギリギリ維持出来ている県も。
近畿で見ると大会参加校数(正確には参加チーム数)が二桁なのは私の地元大阪と、お隣兵庫だけです。
大阪で26チーム、兵庫は12チーム。少ないですよね。
そんな大阪大会をチェックして驚いたのは、PL学園の軟式野球部が「連合チーム」で参加していることです。
PLは過去軟式の全国大会で優勝1回・準優勝1回するほどの強豪でした。そもそも全国大会が藤井寺球場で行われていた時期にはPL球場がサブ会場になっていたくらいですからね。
その学校が部員不足で4校連合チームになっているというのは衝撃的でした。硬式だけでなく軟式にも衰退の兆しが出てきたのですね。
↓ 下は10年前に大阪大会を観戦した時のPL学園軟式野球部。この時はもちろん単独チームでした。ユニは硬式と同じデザイン。
そして個人的に気になるのは中学の軟式野球部の行く末です。
こちらも硬式のクラブチームに所属する選手が徐々に増えてきて、全般的に軟式の部員が減少しつつあるようです。
「硬式をやる自信は無いが、野球は好きなので軟式へ」という学生も一定数いるでしょうから、その受け皿となる軟式野球部が衰退していくのは心配です。
生涯長く続けられるのは軟式の方ですからね。
今後どうなっていくのでしょう?
最後に今秋の大阪大会出場校を列挙。(順不同。校名は短縮)
敬愛・八尾・夕陽丘学園・浪速・大商学園・東百舌鳥(ひがしもず)・あべの翔学・大阪・堺・市岡・今宮工・城東工・大阪桐蔭・大手前・東海大仰星・関大一高・阪南大高・大産大付・河南(かなん)・都島工・初芝富田林・桃山学院・大商大高・興國・長尾谷・4校連合(PL・枚岡樟風・泉尾工・鶴見商)
以上26チーム29校です。
各校の健闘を祈ります。
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