最後までもつれた優勝の行方(東都3部:帝京平成大ー東京農大戦)

  • Mr.black
    2023年11月04日 08:28 visibility533

 

前回の続きです。

東都3部リーグ戦の第二試合は「帝京平成大ー東京農大戦」。この試合が3部リーグ戦の秋季最後の試合であり、優勝を決める大一番でもありました。勝った方が優勝です。

 

 

1塁側:帝京平成大(以下「帝平」)

 

過去に一度観戦歴があり。しかもそれはこの学校が「千葉県リーグ」に加盟していた時のことです。(当時は千葉の2部に所属)

大学野球界ではこのようにリーグを移籍する学校が時々あります。学校側の考えで移籍することもあれば、リーグ組織改編の際に移動するケースも。そして移籍や新規加盟の場合はそのリーグの最下部からスタートします。東都は4部制なので短い年数で3部の優勝争いをするところまで来ているわけですね。

 

(2022年の春季リーグから東都へ参戦。)

 

 

ユニは以前は縦じまでしたが、青と白のツートンユニに変わっていました。リーグ移籍を機に変更したのかもしれません。

胸マークは「T-Heisei」。その下に「SPORTS  UNITED」。更にその下に小さな文字で「TEIKYO HEISEI UNIVERSITY」。判読するのが結構大変でした。汗。

 

 

3塁側:東京農大(以下「農大」)

 

こちらは東都の入替戦で一度観戦歴があります。その時は2部でしたが今は3部。当然ながら2部復帰が目標ですね。

 

 

前回見た時とこちらもデザインが変わっていました。

以前はグレーユニでしたが、緑と白のツートンユニにモデルチェンジ。緑はスクールカラーですから強調したのですね。

胸マークは筆記体で「Nodai」。(以前は「NODAI」)

 

 

試合は1回裏、先制パンチで帝平が1点奪います。その後、3回終了時点で1-0のまま。優勝に向けての攻防が続きます。

せっかくの大一番なので出発前は最後まで見届けるつもりでしたが・・・ここで電池切れ。球場を去りました。汗。

 

 

体力の衰えを年々感じるようになってきました。寝不足やら仕事で溜まった疲れやら・・・。

それとこういう行動をしているので意外に思われるかもしれませんが、実は乗り物に弱いのですよね。ある程度帰路の体力を残しておかないと翌日の仕事に影響してしまいます。最近無理が利かなくなってきました。

 

 

↑ 農大の長谷川投手。将来のドラフト候補生らしいです。

 

さて、残念ながら観られなかった結末はと言うと。

5回表に農大が1点返して同点に。そのまま延長になり、10回タイブレークの結果2-1で農大の逆転勝ち。これで3部優勝を決めました。入替戦での健闘を祈っています。

帝平にとっては初回1点で終わったのが痛かったと思います。2~3点取れそうな展開でしたからね。取れる時に取っておかないと後でそれが響いてくるという「野球あるある」でした。

しかしながら帝平はスタンドに多くの控え部員が居たので、野球部強化にかなり力を入れていると思われます。千葉からあえてより厳しい「戦国東都」にチャレンジしているのですから後年どの位置まで行くかが気になっています。

 

(※)東都は10回よりタイブレーク適用。無死1・2塁でスタートします。

 

 

これで各部の優勝が決まり、入替戦のカードも決定しました。その日程とカードは以下の通りです。

 

日時:11月11日(土)~12日(日)。各日とも朝9時より3試合実施。

場所:神宮球場

 

カード(各日とも試合順は同じ)

第一試合:一橋大(3部6位)ー上智大(4部1位)

第二試合:大正大(2部6位)ー東京農大(3部1位)

第三試合:東洋大(1部6位)ー駒澤大(2部1位)

 

なお、「2勝決着方式」なので1勝1敗になった場合はそのカードのみ後日第3戦が行われます。日時はその時点での発表になるので現時点では不明です。

 

最後に少し余談を。

 

 

写真は第一試合の物ですが、2試合とも審判はたった2人でした。

下部リーグで、なおかつ平日デーゲームということもあったかもしれませんが、それを除外しても近年審判が少ない試合を見るケースが増えてきたと感じています。

 

今夏の高校野球で審判のジャッジを巡って批判が殺到したことがありましたが、ああいう事が過剰になると将来審判の成り手が少なくなってしまうかもしれないと懸念しています。

 

次回は東都の特殊な運営について。 

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