ピッチクロック・その2
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Mr.black
2024年07月24日 14:13 visibility464
現在東京ドームで行われている社会人野球の都市対抗。この大会ではピッチクロックが採用されています。
走者なしでは12秒、走者ありでは20秒以内に投球しないと「ワンボール」が加算されます。
ところで先月観戦した独立リーグの九州アジアリーグでもピッチクロックが採用されていたのですが、その試合ではタイムオーバーになるシーンが無かったので、「オーバーした時どういう運用(動き)になるのか?」は分からず仕舞いでした。
そのシーンを今回の都市対抗TV視聴時に初めて見ることが出来ました。
九州ALでのカウンターは観客席側にしか表示がなかったのですが、都市対抗ではグランド側(※)に向いて表示があり、「0」になった瞬間、2塁塁審が両手を広げてアピール。それを受けて主審がワンボールをカウントしていました。主審にとってカウンターは背後にあるのですから納得の手法ですね。
(※)TVに映っていたカウンターはバックネット裏やや1塁寄りの1箇所。3塁側に同じ物があるのかどうかは不明です。この他の位置にカウンターがあるかどうかも不明。
今後おそらく社会人野球では日本選手権、更に各地区大会へと導入範囲が広がっていくでしょう。
独立リーグでは現時点で九州ALと日本海リーグの2団体でのみ実施されていますが、段々導入が進んでいくと思われます。
大学は未実施ですが、いざとなれば対応が早いのでは?と予測しています。
一方、NPBと高校は対応が遅れるのではないでしょうか?以前からこういう時の行動が遅いですからね。
特に高校野球は試合時間がさほど長くないので「取り立てて時短ルールを採用しなくても・・・」という意見が占めてなかなか導入しないと予想しています。
ただ、過去に何度か書きましたが「国際大会でピッチクロックが標準的なルールになる前に導入しておくべき」と個人的に考えています。
「このルールは投手の故障の原因になる」とも言われていますが、国際的な常識になってから慌てて一気に導入したらそれこそ故障者が続出するかもしれません。
今の内から肉体的にも精神的にも対応できるようにしておいた方がいいと思っているのです。故障は肉体的な要因だけでなく、精神的な要因で起こることも多いですからね。
(むしろメンタル面の方が大きいかもしれません。)
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