ピッチクロック・その3(社会人野球日本選手権:三菱重工Westー日本製鉄鹿島戦)
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Mr.black
2024年11月03日 16:41 visibility54
現在、大阪ドーム(京セラドーム大阪)では社会人野球の日本選手権が開催されており、その観戦に行ってきました。
この大会も49回目。来年は節目の50回になります。
これがチケット。前売りは1,200円で、当日は1,500円。
以前にも書きましたように現在は1試合ごとに完全入替制の為、窓口では観戦する試合の確認がいちいち行われ、複数試合観戦する人達は一度に何枚も購入します。更に近年は指定席になっているので、「バックネット裏」「1塁側」「3塁側」の選択をしないといけません。(←ただし座席の位置指定は出来ません。)
他にもJABA会員割引やNPBファンクラブ会員割引(NPBは一部の球団のみこの特典あり)の確認&手続きも都度行われます。この為、売り場に並んでいる人数が少なくても買うまでに意外と時間がかかります。コロナ以降何かと面倒になりました。
さて、本題に。
この日の第一試合は「三菱重工Westー日本製鉄鹿島戦」。これはまだ1回戦です。
1塁側:三菱重工West
旧「三菱重工神戸・高砂」です。三菱重工は数年前まで4チームあったのを統合して2チームにしています。
「West」は神戸・高砂と広島の統合チームで、活動拠点は神戸です。両チームともに過去何度も観戦歴はありますが「West」になってからは初めてです。
参考までに「East」は横浜と名古屋の統合チームで、活動拠点は横浜。(「East」は観戦歴あり)
白ユニに黒基調(←あるいは濃紺基調?)
縦じまの色は遠くてわかりませんでした(黒・濃紺・グレーのどれか?・・・汗)
胸の中央に大きな三菱マーク
その下に二段で「MITSUBISHI」「HEAVY INDUSTRIES」
チーム統合後、全てのマークが左胸から中央に移動されています。野球のユニでこういうデザインはかなり珍しいですね。
↑ 参考写真。上が「三菱重工East」のユニ。こちらは赤基調。
(ただし、写真は2022年5月の物なので、デザインが変わっている可能性はあります。)
3塁側:日本製鉄鹿島。
住友金属時代(随分前です。苦笑)に観たことがありますが、この体制になってからは初めて。
3塁側なのでカラーユニ着用。
上ユニは青地に白の縦じま
胸マークは二段で「NIPPON STEEL」「KASHIMA」
試合は1回裏、いきなり連打で鹿島が1点先制。以降は両チーム無得点で進みます。
三菱はランナーを再三出すものの、ここぞというところでタイムリーが出ず。
その間に鹿島が追加点を奪って2-0とリードを広げます。
三菱はようやく8回表に1点返し、更に1死満塁まで攻め込みましたが後が続かず。結局2-1で鹿島の勝利。日本選手権は大阪での開催ですが、関西勢はここまで振るわず。初戦を突破したのは大阪のミキハウスだけで、他はクラブチームのマツゲン箕島(和歌山)を含め、4チームが初戦敗退となりました。
地元勢が勝ち上がらないと大会後半の盛り上がりに影響がありますからね。少々残念。
最後になりましたが、タイトル絡みの話題を。
社会人野球ではまず都市対抗から始まり、その後は日本選手権でもピッチクロックが導入されています。小さくて見えないかもしれませんが、バックスクリーンの左右にカウンターが設置されています。(黄色で囲んだ部分)
ズームした画像。これなら見えますかね?
走者なしでは12秒以内、走者ありでは20秒以内に投球しないといけません。際どいシーンはあったものの、観戦試合ではタイムオーバーにはなりませんでした。
なお、内野側にも1・3塁側それぞれ1箇所ずつ設置されているようですが、座った位置の関係で確認できませんでした。(ダッグアウトの横辺りにあるようです。)
スコアボードのタイムを見ると所要時間は「2:33」になっています。
社会人は以前から試合時間が短いとは言うものの、状況次第ではやはり3時間くらいになることもありました。あまり長いと正直ダレてしまうので、短い方が助かります。
「MLBがピッチクロックに踏み切ったのは、野球の試合時間が長いことが観客離れになりつつあるから」とも言われています。
はたして日本の野球界が今後この手法をどうするのか? 見届けたいものです。
- 事務局に通報しました。
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