バットよ! あれが幕張の浜風だ!!
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フジ
2012年06月26日 23:49 visibility190
前回の試合で、無様なバッティングとピッチングを披露した筆者は、帰りのバスの中で悶々としていた
そのとき、ケータイに一通のメールが入った。
「24日の試合は千葉マリンスタジアムで行われることになりました」
これを読んで、それまでの悶々とした気持ちは吹っ飛んだ
よし、やるぞ
気合いがみなぎる。
早速その日から、ピッチングとバッティング練習に入る。
先日37歳になっってしまった筆者は、体力の衰えを感じるようになった。バットスウィングのキレも悪くなって来ている。
そこで、1100グラムのマスコットバットでの素振りを開始した。
ピッチングは、知り合いの方からフォームのアドバイスを受け、早速それを取り入れる。
そんな感じで練習を始めたのであるが、あいにく関東地方は梅雨に入り、練習がままならない。
たまに晴れたある夜、土手でピッチング練習をしていたら、ボールが草むらに入ってしまい、等等見つからなくなってしまった… 暗雲が立ちこめる。
二週間悪天候が続き、試合が中止となる日々が続く。
そんな中でも、バッティングセンターに通っていた筆者であるが、試合の2日前、神宮軟式や球場横にあるバッティングセンターで、時速130キロの球をあわやホームラン(と書かれたボードに当たりそうになる)の打球を打ち、ある確信を得ていた。
これは、イケる。イケるぞ
そして、とうとう千葉マリンスタジアムの試合を迎えた。
相手はキャピタルリーグの広島京葉カープさん。
何度も対戦しているため、相手ピッチャーのこともわかっている。
緩急をつけてくるピッチャーには、ねらい球を絞っていく。速球でおしてくるピッチャーには、ボールに手を出さず粘りのバッティングをする。
これを胸に刻んで打席に着いたのだったが…。
さて、打撃のことは後に譲って、千葉マリンスタジアムに入って筆者はおのぼりさんのように写真を撮りまくる。
やっぱり、プロが使う球場はひと味違うね
とゴキゲンなのであった。
さて、試合開始。
我が夢旗ジャイアンツは後攻。
初回、若き大学生投手が0点に抑えて上々のスタートを切る。
ジャイアンツの攻撃。トップバッターは筆者。
バッティングセンターで得た感触を確かめるべく打席に入る。
相手ピッチャーは速球でおしてくる方。
ボールをよく見て…と言い聞かせ、打席に入る。
何度も見てきた速球。外角に入ってきた球を強振
…、バットにかすりもしない。
気を取り直してもう一度。
空振り
そんなバカなともう一度。
三球三振
…、生きた球はこんなにも違うものか…。 茫然自失しながらベンチに戻る。
この回は両軍とも0点。
2回。相手打線が爆発する。ピッチャーは抑えているが、広い球場のため、いつもと守備位置がちがうためか、外野が目測を誤ったり、お見合いをしたりとエラーが続く。また、マリンスタジアム特有の浜風のためか、内野にあがったフライを落とすことも。
いろいろあって8点を取られる。
一方、夢旗ジャイアンツは貧打に泣き、無得点。
2回にエラーが出たものの、その後守備は落ち着きを取り戻し、ぐっとしまった試合になった。
なかでも、久しぶりに6-4-3のダブルプレーを完成させ、ナインの士気が高まった。…本当のことを言うと、ファーストのアウトは微妙。というかセーフであった。それはファーストを守っていた筆者が一番よくわかっています。だって、ベースを踏んだ音がした後、ミットにボールが入ったんだもん。
それはともかく、ここからジャイアンツの打棒が息を吹き返し、取ったら取り返すようになっていった。
最終回。相手に2点取られたが、この回もジャイアンツの攻撃もヒット、死球などでランナーに出る。相手のパスボールで点を取り、打順が進む。
気がつけば、筆者の打順になっていた。
サードコーチャーにいた筆者は、時間もおしていることもあり、あわてて急いで打席に入る。
ピッチャーは緩急をつけて投げる方に変わっていた。
息を弾ませて打席に立った筆者にあれこれ考えることはなかった。
とにかく、打てば良いんだ
そう思って、投げ込まれた初球。
思い切り日パ焚いた打球はライトに飛ぶ
いったか~~~
と思い走りながらボールの行方を追う。
……。ライトフライに終わった。
これでゲームセット。
筆者は結局4打席立ち、ノーヒット(三振2つ)
バットよ、俺はこれからどうすれば良いんだらう…
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