【高校サッカー】高校総体福岡県予選福岡地区1部(2)

 引き続き5月1日福岡地区1部新宮高校会場の第2試合です。


 


 筑紫台-福岡第一の私学同士の対戦です。


筑紫台は昨年秋の選手権予選でベスト4進出するなど、福岡県内では知名度のある強豪私学の1校です。部員は全員坊主頭でよく練習で鍛えられており、豊富な運動量と体力で相手を凌駕するプレイスタイルです。今大会はここまで2勝2敗の勝ち点6です。


 一方の福岡第一も以前は野球部が夏の甲子園準優勝、バスケットボールは全国大会でも上位に進出する常連校です。サッカー部は昨秋より福岡地区1部に昇格、秋には2位の成績を残しました。サッカー部にもしっかりとした指導者がおり、近年実力をつけていますが、今大会はここまで1勝2敗の勝ち点3と少し苦戦しています。


 


 この両校の対戦、前半開始直後から筑紫台が両サイドをたびたび走らせて福岡第一陣内にどんどん攻め込み、自分たちのペースに試合を持ちこもうとします。しかし、筑紫台陣内奥深くに始めてボールが入った前半11分、フリーキックのボールを筑紫台のGKがはじいたこぼれ球を福岡第一の11番がゴールに押し込み先制します。


 福岡第一が先制した後、筑紫台はさらに激しく福岡第一陣内に攻め込みますが、福岡第一も人数をかけ、体をはって必死にディフェンスをします。予想外の先制点に慌てて焦りも見えた筑紫台は、ベンチからは落ち着くよう指示がとんでいましたが、なかなか修復できずに前半が終わります。



 後半に入ると、筑紫台はサイド攻撃より、シンプルに縦パスを入れる作戦に変更。トップの選手も次々と交代し、選手層の厚さも見せつけます。しかし、福岡第一もセンターバックの4番・5番の選手を中心に体を張って守ります。特に、後半10分すぎからは筑紫台が一方的に福岡第一陣内に攻め込む展開が続きます。



 そして、このまま逃げ切るかと思われた後半33分、福岡第一のDFが筑紫台7番の選手をペナルティーエリア内で痛恨のファウルをし、PKを献上。このPKを筑紫台が決めて同点に追い付きます。



 同点に追い付かれても、特に勝ち点で下回っている福岡第一の選手数人が「まだ終わってないぞ!」や「もう1点取るぞ!」と言っていたシーンが印象的でした。


 そして、両チームとも最後まで決勝点をとるべく、激しく攻め合いましたが、両チームよく守り、1-1のドローで終了しました。


 


 その結果、筑紫台は勝ち点7、福岡第一は勝ち点4となりました。両チームとも翌日も試合など、厳しい試合が続きますが、東福岡・東海大五・筑陽学園などの強豪私立の一角を崩すべく、今後も頑張ってほしいと思いました。


 


 


 




















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