高校選手権岡山大会2回戦(3)


今度は岡山大安寺高校会場第3試合です。


2回戦邑久高校と倉敷南高校の対戦です。


邑久高校は前日の1回戦津山高専に勝ち、今日の2回戦に。


倉敷南は1回戦シードで今日が初戦です。


保護者の話によると、この両校は6月に県のプリンスリーグ2部で対戦。その時は3−1で倉敷南が勝っており、邑久高校としてはリベンジを果たしたい一戦です。


邑久高校は常に前線に10番・14番・15番・22番の選手などがつねに3トップ気味に前線に位置し、攻撃的な布陣で倉敷南ゴールを目指します。


 


 


 



倉敷南はトップの7番・10番が俊足で走り回り、邑久ゴールを目指します。


そして、前半20分にゴール前の混戦からその7番が押し込みゴール。先制します。


写真は続く25分にコーナーキックからのボールをクリアした後の混戦状態から写真左端の8番がヘディングで決めて2−0とリードします。



邑久高校は積極的に攻めるものの、中盤を厚めにした倉敷南のディフェンス陣を崩せません。パスが小さく、中央に寄りすぎて強行突破を試みすぎたかもしれません。また、後ろからのタックル等で相手にフリーキックを許したり、オフサイドっぽいゴールを奪われたり、思い通りの試合展開にならず少しフラストレーションのたまる試合展開になってしまいました。


前半は2−0で終了します。



後半に入ると、倉敷南は選手交代を次々に行います。


その代わった選手が豊富な運動量で動き回り、前半のメンバー以上の活躍を見せます。


写真は前半再三いい動きを見せていた10番の変わりに入った12番の選手。邑久高校陣内に何度となくドリブルで切れ込み、ゴールを脅かしました。その他、21番・23番の選手も自分の仕事をしっかり果たし、残り10分ではキーパーも交代。17番の選手が残り時間をつつがなく仕事しました。試合はそのまま2−0で終了しました。



この両チームの試合を見たのは初めてですが、実はアップの段階で邑久高校を見た時はものすごく強いチームなのではないか、と思いました。アップの時の声の大きさや体操の内容、ダッシュの様子、体格のよさ(特に下半身)を見ていて強豪校と内容が遜色ないと思ったからです。


そして、試合が終了したあと2年生の選手数名がグラウンドに座り込んで号泣していました。察するにかなりの練習を積んでいたにもかかわらず結果が出なくて悔しかったのでしょう。


でも、その「悔しい」という気持ちを持つことは大切です。3年生の引退時にそのことに気づいても手遅れです。その意味では、この時期に「悔しい」という気持ちに気づいたことはとても大事なんです。だからこそ、これからのサッカー生活、これまで以上にストイックに鍛えて鍛えて下さい。


でも、ピッチ上で必至に練習するのは当然で、意外とピッチ外で何をするかで、考えることができるようになるかで、高校生って急激に成長してしまったりすることもよくある話です。これが高校生のすごい所でもあります。


邑久高校イレブンなら来夏に向けて頑張りぬくことができると思います。そして、来年は嬉し涙で笑えるよう頑張って下さい。自分はなかなか試合を見ることはできませんが、遠くから応援しています。


 


※学校紹介(HPより抜粋)


邑久高校


瀬戸内市(県東部)にある単位制県立高校。前後期の2期制を採用。ヨット部・陸上部がインターハイ出場を果たすなど強豪。


倉敷南高校


1974年開校の県立高校。2007年単位制高校に移行。地元岡山大学への合格者が多い。


 


 


 


 


 





































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