高校サッカー選手権福岡県1次予選


昔は「国立」の代名詞で有名だった冬の高校サッカー選手権。


早い地域では夏休み中から予選が始まっています。


今日はその中でも福岡県1次予選2回戦の様子です。


会場は行橋市の行橋高校。第1試合で地元の京都高校が出たせいか、第2試合中に到着した頃にはすでに会場内に車が入れないほどの大盛況。


夏休みとはいえ月曜日なんですけど…。


第2試合はホームの行橋高校と福岡市の城南高校の一戦。


城南高校は福岡市から多数の保護者がお越しになる。とはいえ、実は福岡市は前日の大雨で水害被害が出るなど、とても試合観戦できる状態ではない環境の方もいたはず。


城南の試合を見るのは3試合目だが、毎回保護者サポーターの多さにびっくり。チームの連帯感の強さを感じます。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



両チームとも県内では県大会に出場できたり出来なかったりのほぼ同じレベルに位置する一戦。試合は一進一退の膠着状態が続きます。


攻勢をかけていたのは城南。しかし、どうしても1点が取れず、チーム・サポーターからするとまさにもどかしい展開に。一方の行橋は4番・8番・9番の選手などが個人技で攻撃をしかけチャンスを得た際にはホームの大サポーターから歓声がわいていました。


試合はスコアレスのまま前後半終了。終了直後に行橋の選手が何人か座り込んでしまうほどの暑さ・疲労・そして集中力の中での試合。ただ、試合はPKではなく、延長戦に入ります。


 


延長に入り、城南は主力?の背番号10番が登場。いよいよ勝負に出たか?


 



延長も試合は変化せず、両チーム死力を尽くして戦います。しかし、延長後半ついに均衡が破れます。


後半に入り優位に進めていた行橋がサイドからあげたクロスの後の混戦状態から4番?がゴールを決めついに1点を奪います。



後がなくなった城南もその後必至の攻勢をかけます。しかし、行橋も城南の攻撃をことごとく跳ね返していきます。



そして、試合は無情のタイムアップ。試合終了直後に城南のキーパーが顔を覆って涙を流しはじめてしまうなど、多くの選手が敗戦を受け入れない様子。


チームとしてはまさかの2回戦敗退だったか。それとも、3年生=引退!の決まった瞬間だったのでしょう。


でも、死力を尽くして戦った両校の選手に拍手です。素晴らしい試合をありがとうという気分でした。


 


行橋高校はその後、1次予選代表決定戦では高稜に1−3で敗れました。


行橋・城南ともに現2年生が中心になる新チームでの活躍に期待します。


 


※ 学校紹介


県立行橋高校


農業系の農業技術科・環境緑地科、商業系のビジネス情報科、家庭系の生活デザイン科を持つ。農業系は男子、商業と生活系は女子生徒が多い。行橋および北九州周辺の広い範囲から通学し、資格取得に力を入れて、進学・就職両面に対応している。


県立城南高校


福岡市西部に位置する普通科・理数科を持つ進学校で、この地区では修猷館に次ぐ地域を代表する高校。現役で京都大合格を出すなど国公立大学への進学者多数。進路指導を中心とした総合的な学習の「ドリカムプラン」は全国からも注目されている。


















































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