俺から見たバジャドリード対バルセロナ

リーガ・エスパニョーラ第34節、バジャドリード対バルセロナです。

 

バルサは大幅なターンオーバーを敢行。ペドリ、ジェラール・マルティン以外はベンチスタート。一方、テア・シュテーゲンが長期離脱から復帰しました。また、カンテラからレフティの右WG、ダニ・ロドリゲスがデビューです。

 

前半

バジャドリードは5-4-1の守備ブロックを形成します。

 

5分、バジャドリードはコーナーからの3次攻撃。右サイドでボールを拾ったイバン・サンチェスがドリブルで仕掛けてシュート。アラウホの足に当たったボールがテア・シュテーゲンの頭上を越えてファーサイドネットに吸い込まれます。

 

バジャドリードがラッキーな形で先制します。

 

9分、ペドリが右のダニ・ロドリゲスにパス。ダニ・ロドリゲスは縦に突破し右足クロス。キュマルトがヘッドで触り中央に浮いたボールをパウ・ビクトルがオーバーヘッド。アンドレ・フェレイラが正面でキャッチ。

 

10分、バジャドリードのショートカウンター。中盤左サイドでボールを奪いDFラインの裏へフィード。ラウル・モロが抜け出し左45度くらいでテア・シュテーゲンと1対1になりシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

バルサはポゼッションを高めますが、バジャドリードの守備ブロックの外側で回すことが多くなかなか崩せません。バジャドリードはカウンター狙いもこちらも上手くはいきません。

 

14分、右サイドからフェルミン・ロペスがアーリークロス。中央に走り込んだパウ・ビクトルがヘッドもアンドレ・フェレイラが上にはじき出します。

 

18分、左サイドでファティが受けて左ハーフスペースのペドリに戻してポケットへ。ペドリはリターンパス。ファティはサイドをえぐってクロスもDFがブロック。

 

直後のコーナーキック。ニアでガビがヘッドも枠の上。

 

徐々にバルサが中央を攻略し始めます。

 

26分、右サイドペナルティエリアの角でボールを受けたダニ・ロドリゲスが中に持ち出しシュート。枠の左に外れます。

 

29分、バルサの速攻。自陣右サイドからの巣路インを中央のペドリにつなぎます。ペドリはドリブルで持ち上がり、左ハーフスペースのファティにパス。ファティはカットインからファーサイドへシュート。アンドレ・フェレイラがファインセーブ。

 

38分、ダニ・ロドリゲスが肩を痛めて交代。ヤマルが投入されます。

 

46分、右サイドでボールを受けたヤマルがファーサイドへクロス。カンデラがファティの前で何とかヘッドでクリア。

 

直後のコーナーキック。中央でジェラール・マルティンがヘッドも枠の上。

 

前半はバジャドリードが1-0とリードして折り返します。

 

後半

バルサはペドリ、ファティに代えてデ・ヨングとラフィーニャを投入します。ペドリは元々半分だけ出場の予定だったようです。2人の投入でバルサの攻撃が活性化します。

 

51分、ペナルティエリアの右横からラフィーニャのフリーキック。ゴールに向かうボールにジェラール・マルティンがニアに飛び込みますが届かず、アンドレ・フェレイラがはじき出します。

 

53分、セットプレーからの二次攻撃。ヤマルが右からアーリークロス。残っていたアラウホが飛び込みますがアンドレ・フェレイラがはじき出します。中央にこぼれたボールをラフィーニャが拾い中にも戸田市右足シュート。ゴール左隅に決まります。

 

バルサが同点に追いつきます。

 

59分、バルサはバジャドリードを押し込み、左、右とパスを回し、中央のガビが再び左のジェラール・マルティンへパス。中央ではパウ・ビクトルがDFとGKの間に走り、DFラインが下がります。ジェラール・マルティンはダイレクトで2列目へ横パス。フリーのフェルミン・ロペスが左足でダイレクトシュート。ゴール右へ流し込みます。

 

バルサが逆転に成功します。

 

66分、バジャドリードが右からフリーキック。左サイドに流れたボールをラウル・モロが拾ってクロス。ファーサイドでラタサがヘッドもテア・シュテーゲンがキャッチ。

 

68分、バルサはバジャドリードを押し込み、左サイドからジェラール・マルティンがクロス。DFがヘッドで触り、ファーサイドに抜けたボールをヤマルが拾って戻りながらのカットインと見せてヒールパス。走り込んだフォルトが狭いところでキープしながらシュート。左ポストに嫌われ、はね返りをアンドレ・フェレイラがキャッチ。

 

73分、バルサのDFラインが押し上げているところへバジャドリードが左ハーフスペースバルサDFラインの裏へループパス。アラウホの悪い癖が出てオフサイドアピールしながらプレーを止めます。中央2列目から左ハーフスペースへダイアゴナル走り込んできたチュキが抜け出してDFとGKの間にクロス。ファーサイドに走り込んだラタサがシュートもテア・シュテーゲンが右手一本でファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。オズカジャルがフォルトと競りながらヘッドも枠の左。

 

その後スコアは動かず、2-1でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#1テア・シュテーゲン

最初の失点は不運としか言いようがない。その後のパフォーマンスは良かった。徐々にコンディションを上げていきたい。

 

#18パウ・ビクトル

得点はなかったもののシュートチャンスに顔を出しシュートを放つ。これを続けられることがFWに求められることなので出場機会を得たらやり続けてほしい。

 

#10ファティ

この前に比べるとインパクトは薄い。

 

#8ペドリ

この試合は配給役に徹する。省エネモードだった。

 

#11ラフィーニャ

途中出場でも結果を残す。

 

#35ジェラール・マルティン

良い感じに攻撃に絡めるようになってきている。インテル戦もスタメンで起用されるのではないかと思う。

 

#4アラウホ

途中で足の違和感を訴えたがフル出場。勝手にプレーを止めるのは致命傷になるのでその悪癖は何とかしてほしい。

 

#45ダニ・ロドリゲス

ドリブルは良いものを持っているが体を当てられるとバランスを崩してやられてしまう。怪我も心配だがこれから経験を積めばいい。

 

#32フォルト

言い訳できない右SBだったが、攻撃での貢献は少ない。インテル戦はエリック・ガルシアが起用されそう。

 

#6ガビ

後半途中で交代。怪我したみたいなので軽傷であることを祈りたい。

 

バジャドリード

特になし

 

総括

バルセロナ

大幅なターンオーバーで主力を休ませることができ、なおかつ勝利できたことは大きい。今日のスタメンではパウ・ビクトルが可能性を感じさせる動きを見せた。あとはインテル戦に向けてしっかり準備をしてほしい。

 

バジャドリード

先制はしたものの、ポゼッション率は19%でほぼバルサにボールを支配されてしまった。降格が決まっているが、来シーズンにつながるようなサッカーの質にこだわって試合をしたい。

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